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第13話:天使との法則対決と、神話級の仲間加入。最強都市、世界を監視する

天界の執行者:天使との最初の対話

神罰執行騎士団を瞬時に無力化した最強都市『アルティマ』の上空。


純粋な黄金の光を纏い、六枚の翼を持つ天使セラフが、アレスを見下ろしていた。その威圧感は、竜王アズールや精霊王イリスのレベル9の魔力を遥かに凌駕する、**『天界の法則』**そのものだ。


「人間よ。私は、天界の執行者ウリエル。貴様の**『無限創造』は、創造神の権能の模倣であり、世界の調和を乱す悪しき概念**だ。直ちにその力を放棄し、神の裁きを受け入れよ」


ウリエルの声は、聞く者の魂に直接響き、服従の概念を強制しようとする。これは、レベル9の**「法則強制」**スキルだ。


アレスの七体の仲間たちは、ウリエルの放つ**『神聖な法則』の重圧に、初めて危機感**を抱いた。


「面白い。お前は、レベル9の執行者か。しかし、その**『法則強制』は、俺のレベル10の創造の概念の前では、『従属への導線』**でしかない」


アレスは静かに笑い、ウリエルの法則強制を、**【無限創造】**で書き換える。


一つ、「ウリエルの**『法則強制』を、『無害な光の粒子』に変換する法則」を創造。

二つ、「ウリエルの『神聖な力』が、俺の『調和の法則』**の下に組み込まれる概念」を創造。


ウリエルの攻撃的な光の粒子は、アレスに届く前に、美しい銀色の粒子へと変わった。


「馬鹿な……私の法則が、効かない? いや、無効化されているのではない。まるで、**『お前の法則は、私の法則の一部だ』**と、世界そのものが宣言しているかのようだ!」


法則の衝突:純粋な力の概念戦

ウリエルは、力による威圧が通じないと見るや、レベル9の最強の奥義を発動させた。


――『概念武装:神剣アザゼル』!


ウリエルの手に、純粋な光の剣が具現化する。その剣は、『世界の邪悪な概念を断罪する』という法則を持つ、概念武装だ。アレスの**【無限創造】で創られた『邪悪な概念』**を、直接切り裂くことを目的としている。


「人間よ! 貴様のチートな力は、この神の裁きによって、その概念ごと消滅する!」


ウリエルは、神速でアレスに斬りかかった。


「最強の剣か。だが、**『邪悪』**の定義は、創造主が定める」


アレスは動かない。七体の最強の仲間たちが、アレスの指示を待っていた。


「フェンリル! 剛力の盾を!」「アズール! 破壊の力を収束させろ!」


フェンリル(No.3)とアズール(No.6)の二体のレベル9相当の力が連携する。


フェンリル: 『防御の概念』を発動し、ウリエルの剣の物理的な衝撃と法則的な切断力を相殺する。


アズール: 『空間崩壊のブレス』の力を、剣の概念武装が纏う光の法則に逆位相でぶつける。


――ギィィィィィィン!!


ウリエルの神剣は、七体の最強の仲間の連携防御によって、一寸の狂いもなく阻止された。


そして、アレスは法則の上書きを行う。


「『ウリエルの神剣の法則』を、『無害な玩具』に書き換えろ!」


【無限創造】によって、ウリエルの手にあった光の剣は、子供が持つような虹色のプラスチックの剣へと変貌した。


「そ、そんな……私の神剣が……法則が書き換えられた!?」


ウリエルは、そのレベル9の知性をもってしても、この絶対的な力の格差を理解できなかった。


戦闘以外の最強:概念の調教

ウリエルは、武器を失っても諦めなかった。彼は、純粋な光の体をレベル9の魔力で凝縮し、最後の切り札を発動させる。


「ならば、私の**『存在の法則』をもって、貴様を浄化する!私は光の概念**そのものだ!」


「面白い。では、俺がその**『光の概念』を支配**してやろう」


アレスは、**【無限創造】で、ウリエルの存在そのものに干渉する『概念』**を創造した。


一つ、「ウリエルの**『光の概念』を、都市アルティマの『永久的な監視システム』として機能させる法則」を創造。

二つ、「ウリエルの『神聖なる知恵』を、俺の『世界観測』に絶対的に忠誠**を誓わせる概念」を創造。


アレスが**『創造の法則』を発動させた瞬間、ウリエルの光の体は、アレスの意思に強く引き寄せられた。ウリエルは、自身の存在意義が、『アレスに仕えること』**へと書き換えられる感覚に襲われた。


「ああ……我が創造主……貴方の『法則』こそが、この世界を完璧な調和へと導く……私の力は、貴方の監視の目として使われるべきだ……」


ウリエルは、神話級のプライドを捨て、アレスに絶対的な忠誠を誓った。


<<No.8天使ウリエルを仲間に加えました。進化可能:神界の管理者→???>>


名前ウリエル

種族天使(熾天使)

レベル9

スキル【法則強制】【神聖治癒】【世界観測】...

進化可能神界の管理者ディヴァイン・アドミニストレーター → ???


レベル9の天使ウリエルが、俺の八番目の最強の仲間となった。


万能チート:世界観測システムの完成

ウリエルの加入は、**最強都市『アルティマ』**の機能に、決定的な進化をもたらした。


俺は、ウリエルに**「世界中の全ての魔力、法則、存在を、漏れなく監視し、俺に報告する概念」**を付与した。


ウリエル(世界監視): ウリエルの**『神聖なる知恵』と『法則強制』**スキルが、**シャドウ(影の情報網)と結合。地上と天空に加え、『世界中の権力者の私室』や『教会の秘蔵する古代文書』**に至るまで、全ての情報をリアルタイムで収集・解析できる、世界監視システムが完成した。


神聖な力: ウリエルの**『神聖治癒』の力を、ルナの究極ポーションの生成プロセスに組み込み、「病気の概念そのものを消滅させるポーション」**の量産体制を確立。


法則の統合: 精霊王イリス(自然)と天使ウリエル(天界)が統合され、『地上と天界の法則の調和』がアルティマの支配下に置かれた。


俺の最強都市は、これで情報、生命、防御、そして法則の全てにおいて、世界の常識を遥かに凌駕する、神話級の要塞となった。


次の目標:最強の敵の登場

ウリエルの世界観測システムが稼働した瞬間、俺の頭の中に、新たな強大な敵の情報が流れ込んできた。


<<緊急報告。世界法則を書き換え中の存在を確認。>>


「ウリエル。この情報は?」


ウリエルは、絶対的な忠誠をもって報告した。


「アレス様。世界で最も危険な魔境の一つ、『終焉の荒野』。そこに、貴方様の**『創造の法則』**に対抗し得る、**別の『法則』**を操る存在がいます。その魔力は、レベル9を超え、レベル10の領域に片足を突っ込んでいる」


それは、魔界の王。この世界を**『終焉の法則』**で支配しようと画策する、悪魔だ。


<<No.9悪魔デモンの存在を確認。テイム難易度:極限>>


「ほう。レベル10の領域か。そして、『終焉の法則』。これは、単なる仲間加入イベントではない。世界をかけた法則の対決になる」


俺は笑った。レベル10の万能チート生活の次なる目標は、神話級の悪魔だ。天使と悪魔を仲間に加えた時、俺の最強パーティーは、神話の領域へと完全に足を踏み入れる。


「よし。ウリエル。お前はこの都市の法則管理者を頼む。俺は、悪魔を迎えに行くぞ」


俺は、八体の最強の仲間たちと神話級の都市を背に、次の戦場、**『終焉の荒野』**へと向かう準備を始めた。

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