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第10話:森の調和者、守護竜との契約。最強都市、外界との接触へ

新たな目標:生命の法則を司る者

蒼穹の竜王アズールを仲間に加え、俺の最強パーティーは六体となった。天空の魔境はアズールによって空中防衛システムとなり、都市『アルティマ』は地上と空の支配を確立した。


しかし、俺の万能チート生活には、まだ**「完璧な調和」**が欠けている。それは、生命の根源を司る存在だ。


「シャドウ、新たな目標の正確な場所を特定しろ」


俺の指示に、シャドウは即座に応じる。


『嘆きの森』の最深部、以前フェンリルを仲間にした場所よりもさらに奥深く。そこには、この世界の生命力を循環させる巨大な魔力炉が存在するという。その炉を守るのが、**「森の守護竜」**だ。


「レベルは8。純粋な破壊力ではフェンリルやアズールに劣るが、その力は**『生命の法則』に特化している。イリスの『調和の法則』**と対を成す、非常に重要な存在だ」


俺は今回の**「調教」戦略を立てる。力による威圧ではなく、「俺の法則こそが、お前の法則を永遠に完成させる」というレベル10の知恵**で屈服させる。


「ルナ、シャドウ、フェンリル。今回は戦闘ではなくデモンストレーションだ。お前たちの**『法則の優位性』**を、守護竜に見せつけてやれ」


俺は六体の仲間に、それぞれの**役割を最大化する『概念』**を付与した。


生命の源への道程:調和のデモンストレーション

俺たちは、アズールの**『天空支配』とシャドウの『影の道』を組み合わせ、嘆きの森の上空と地下を同時に移動した。その道中、俺は既に生命の法則**に干渉し始めていた。


「イリス、お前の**『絶対調和』の力で、この森の生命力の流れ**を、最大効率の状態に固定しろ」


精霊王イリスは、そのレベル9の力で、森の枯れかけた木々を一瞬で若返らせた。その変化は、レベル7の神官が奇跡を起こすよりも遥かに強力で、森の法則そのものが永遠の春を迎えたかのようだ。


森の奥。ついに、巨大な滝壺の奥にある魔力炉の前に辿り着いた。


滝壺の中央に、翡翠色の美しい鱗を持つ竜が、静かに眠っていた。その身体からは、レベル8の純粋な生命の魔力が、波のように周囲に流れ出している。


――守護竜、覚醒。


守護竜は、その巨大な瞳を開き、俺たちを捉えた。しかし、その瞳に敵意はない。あるのは、俺たちが森にもたらした**『完璧すぎる調和』**に対する、深い疑問だった。


「貴様たち……森の法則を書き換えし者たちよ。この森の生命の循環を、なぜ不自然な領域に固定した?」


守護竜の声は、大地の振動のように穏やかだが、その裏には法則を侵された怒りが隠されている。


調和の衝突:アレス vs 守護竜

「不自然だと? 守護竜よ。お前が何万年もかけて維持してきた**『生命の法則』は、衰退と再生の繰り返しだ。俺の創造した『法則』**は、永遠の再生と永遠の調和だ」


俺は、守護竜の前に進み出た。


守護竜は、俺を試すように、レベル8の魔力を凝縮した**『生命力の奪取』スキルを発動させた。これは、対象の生命力そのものを吸い取り、自身に還元する調和の法則の究極**だ。


――ブゥゥン……


俺の肉体から、生命力が吸い取られる感覚はない。


「無駄だ、守護竜。俺の肉体には、**『無限再生の概念』がインストールされている。お前の『奪取』の法則は、俺の『無限』の法則の前では、『無限の供給』**にしかならない」


守護竜は、吸い取ったはずの俺の生命力が、逆に無限の純粋な生命力として自分自身に流れ込んできたことに、激しい衝撃を受けた。


「な……私の法則が、貴様の概念によって上書きされた!?まるで、私の力が貴様のために働いているかのようだ!」


生命の支配者:究極のデモンストレーション

俺は、守護竜が最も畏敬の念を抱く奇跡を見せつける。


「イリス、ルナ。生命の法則の完成を見せろ」


精霊王イリスは、守護竜の魔力炉と生命力の循環を掌握。


ルナは、【錬金術師レベル10の概念】で、魔力炉の周囲に『世界の全ての生命の種』を無から創造した。


俺は**【無限創造】**を発動させる。


一つ、「全ての生命を一瞬で究極の進化へと導く法則」を創造。

二つ、「全ての生命力が、都市アルティマの繁栄と調和のために機能する法則」を創造。

三つ、「守護竜の生命の法則を、俺の創造の法則に永久に組み込む概念」を創造。


<<無限創造インフィニット・クリエイト>>


守護竜の周囲の枯れかけた大地が、一瞬で神話の森へと変貌した。創造された全ての生命の種が、一瞬で満開の花を咲かせ、究極の進化を遂げる。その光景は、世界の創生に等しい。


守護竜の瞳から、畏敬の念が溢れた。


「これは……私が何万年かけても到達できなかった、生命の最終形態。貴方は、生命の法則の王だ!」


守護竜は、巨大な身体を屈し、俺に絶対的な忠誠を誓った。


<<No.7守護竜ガイアを仲間に加えました。進化可能:生命の始祖→???>>


名前ガイア

種族森の守護竜

レベル8

スキル【生命力の無限供給】【大地の支配】【治癒の法則】...

進化可能生命の始祖オリジン・ライフ → ???


レベル8の守護竜ガイアが、俺の七番目の最強の仲間となった。


万能チート:都市アルティマ、永遠の生命体へ

守護竜ガイアの加入により、都市『アルティマ』は究極の生命維持システムを手に入れた。


ガイア(生命維持): 都市全体に**『生命力の無限供給の法則』を展開。居住する者は病気も老化もなく**、永遠の健康を維持する。都市全体が一つの巨大な生命体として機能する。


ゴーレムとの連携: ゴーレムの**『エネルギー炉』とガイアの『生命力の源』が結合。生命エネルギーと魔力が永久に枯渇しない**究極のシステムが完成した。


フェンリルの強化: フェンリルに**『生命力の無限回復の概念』を付与。フェンリルは不滅の盾**として、さらに強力になった。


俺の最強都市は、これで防御、資源、天空、生命の全てにおいてレベル10の完成形となった。


外界との接触:外交の布石

都市が完成したことで、俺は次の段階へと進む。それは、外界との接触だ。


シャドウの情報網が、**レベル7(人間最強)の英雄団が、「嘆きの森の異常な活性化」**を感知し、調査団を派遣しているという情報を伝えてきた。


「いよいよ、この世界の支配者層との接触か。だが、戦闘は最終手段だ」


俺が望むのは平穏なチート生活であり、無駄な破壊ではない。


俺はまず、**【無限創造】で、『絶対的な信頼感を与える究極の外交官の概念』**を創造した。


「グレン。お前には、第二の任務を与えよう」


元盗賊団のリーダー、グレンは、俺の**『絶対忠誠の概念』**の下、静かに待機していた。


俺はグレンに**『究極の外交官の概念』をインストールし、さらに「都市の存在と、外界への平和的な交流の意図」を伝える『概念的な使命』**を付与した。


「お前は、都市『アルティマ』の全権大使として、外界の権力者たちと接触しろ。この都市の**『万能な力』を誇示しつつ、『敵対する意思がない』**ことを理解させるのだ」


グレンの瞳には、レベル10の知恵とカリスマが宿っていた。


「アレス様。このグレン、**最強都市『アルティマ』の『平和的支配』**を、外交で実現してご覧に入れます」


無能と罵られた男が、七体の最強の仲間と究極の都市を手に入れ、今、裏社会から表舞台へと支配を広げようとしていた。

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