第9話 マイルール②
10:00
彡(゜)(゜)カキカキカキ
(´・ω・`)カキカキカキ
彡(゜)(゜)「ヒロカツくん、カット299は?」
(´・ω・`)「今、桜井さんが取り掛かってます」
彡(゜)(゜)カキカキカキ
(´・ω・`)カキカキカキ
2:00
彡(゜)(゜)「今日はここまでやな」
(´・ω・`)「あ!ボクも出ます」
(´・ω・`)「よし、帰ろう」
ボクは自転車にまたがって、家に向かう
(´・ω・`)「ふぅ……今日も疲れたな」キコキコ
(´・ω・`)「ん?」
ブーーーン
(´・ω・`) .。oO(車が追い越しもせず、ノロノロとついて来てる)
こんな真夜中に?それに道は通れるじゃないか?
(´•ω•)チラリ
(。゜ω゜)!!
振り返るとそこには、いつもの見慣れたシトロエン2CVがいた
宮崎駿の愛車だ
そのシトロエンがボクの横に近づいてくる
ウィーン
サイドウィンドウが降ろされた
(。゜ω゜)「もしかして朝の独り言を聞かれていた?」
まずい!!そういえば、帰る時に「お疲れ様」を言い忘れていた
このままだと宮崎さんに先に「お疲れ」と言われてしまう
宮崎駿はそういう人間だ
(;`・ω・´)「クッソオオオ!言わせてなるものか!!」シャー
ペダルをおもいっきり踏み込む
ブーーーーーん
(;`・ω・´)「くっ!追いかけてくる」
普通ならどんなに自転車が頑張っても車に勝てるわけがない
でも、この道は交差点や一時停止が多い
そうそう速度は上げられない
その隙に全速力で自転車を漕ぐ
シャーーーー
ブーーーーん
(;´^ω^`)「アハッアハハハハ」
デットヒートを繰り返している内に楽しくなってきた
まるで逃げるルパンと追いかける銭形だ
シャーーーー
ブーーーーん
( ;´-ω-` )「ゼェゼェゼェ」
でも、ついに精も根も尽き果てて自転車を止めた
ウィーン
彡(^)(^)「お疲れさん、ほな、また後で」ブーーーン
( ;´-ω-` )「やっぱり……そ、それだけのことで……追っかけてきたんですね……」
宮崎さんは自分に対しても他人に対しても、仕事に関しては厳しい人だが
基本的にユーモラスな人だとボクは思う




