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第30話 苦悩

(´・ω・`)「ついに完成した”天空の城ラピュタ”」

その上映時間は2時間4分4秒22コマ

2時間を少しだけはみ出してしまった

そしてこの少しが最後の最後に問題となった


(´・ω・`)「この頃はレーザーディスクという……」

新しい映像記録ソフトウェアが登場し、売り上げを伸ばしていた

もちろん、天空の城ラピュタも映画収益だけでなくディスク販売収益も

売り上げとして期待されていた


(´・ω・`)「でも困ったことに……」

レーザーディスクの容量は1枚につき2時間

この上限を超えるとディスクを2枚組にしないといけない

そうなれば当然、販売価格は高くなるし

映画を見ている途中でディスクを入れ替えないといけない


(´・ω・`)「テンポよく見ている途中で中断なんて興ざめもいいとこだ」

だから宮崎さんは不要なところを削除して時間を短縮できないか苦心していた


彡;(-)(-)「うーん……このシーンなら……」


(´・ω・`) .。oO(宮崎さんは悩みに悩みぬいて1シーンをカットした)

だが、カットできたのはその1シーンだけ

時間にしてわずか2.5秒の短縮だった


彡;(゜)(゜)「ヒロカツくん、切れ切れと言うがな……」

彡;(゜)(゜)「これ以上はムリなんや」


彡;(゜)(゜)「この1シーン以外を切ってしまったら……」

彡;(゜)(゜)「作品が分からなくなってしまう」


(´・ω・`)……

言葉が出なかった

タイムリミットが迫る極限状態の中でも宮崎さんは

時間短縮のために様々な局面でラフを描き続けていた

その苦しみ、悩みぬいていた姿を見てきたボクは何と言っていいか分からなかった


(´・ω・`)「その後も宮崎さんは周りからの要請に頑強に抵抗し続けた」

その結果、天空の城ラピュタは2時間をわずかにオーバーした形で完成となった


彡(゜)(゜)「……ふぅ」


(´・ω・`) .。oO(宮崎さんの髪が真っ白になってる)

製作当初の宮崎さんの髪は黒々としてた

それが制作が進むにつれて、頭頂部から白くなっていった


(´・ω・`) .。oO(まるでマンガのよう……でも事実)

きっとそれだけ途方にないほど大変だったんだ


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