第27話 二木さん
1986年3月ついに絵コンテが完成した
目の前に迫った8月2日
待ったなしの公開日が、およそ4か月後に迫っていた
(;´0`)カキカキ
(;´0`)「出来ました」
彡(゜)(゜)「この部分がアカン、やり直せ」
(;´0`)「はい!」
絵コンテ作業から離れた宮崎さんは、原画チェックに専念していた
(*´0`)「できました」
彡(゜)(゜)「……うん」
(´・ω・`) .。oO
(*´0`)←二木真希子さん
彼女はとても優秀なアニメーターで
自然に対する類まれなる観察力と描写力を持っていた
(´・ω・`) .。oO(二木さんのなにがすごいって……)
あの宮崎駿から手直しが入らないことだ
当然、宮崎さんは原画チェックでもとても厳しい
重要でもないモブシーンにも直しを入れるほどだ
彡(゜)(゜)「ヒロカツくん」
(´・ω・`)「はい」
彡(゜)(゜)つ「これを見てみ」
(´・ω・`) .。oO(さっき二木さんが提出した原画だ)
彡(゜)(゜)「こういうのは出しちゃダメなんや」
(´・ω・`) .。oO(だったら出さなきゃいいのに……)
(´・ω・`) .。oO(でも出しちゃダメってこれは二木さんが描いたものだよな)
いったいなにがダメなんだろう?
(´・ω・`)「ふむふむ」
(。゜ω゜)「え!?」
描かれていたのはラピュタ島に不時着した
パズーとシータが大の字に寝転がっているシーン
空飛ぶ島の自然な環境を表している
でも、そこには宮崎駿の前作“風の谷のナウシカ”に出てきた
トリウマのヒナに王蟲の子供、さらにキツネリスまで描かれていた
(;´・ω・` )「あの……ラピュタとナウシカの世界観は繋がってませんよね?」
(;´・ω・` )「ここに出していいんですか?」
彡;(^)(^)……
宮崎さんも「そうなんだよねぇ」と言わんばかりの苦笑い
しばらくして
(´・ω・`) .。oO(あ……あの時に二木さんが提出した原画が直されている)
トリウマは小鳥の巣の卵に、王蟲はミノノハシに変わっていた
※ミノノハシは17世紀に絶滅した4つの赤い目を持った哺乳類らしい
(´・ω・`) .。oO(でも、ここは残したんだ)
園庭ロボットの肩の上にはキツネリスが描かれていた




