第19話 馬之助
(⌐●_●)「なあなあ、今週の科学戦隊ダイナマン見た?」
(´^ω^`)「見た見た、すっごい面白かったよね」
(⌐●_●)←彼は飯田つとむ、あだ名は馬之助
小林まこと先生のマンガ“1、2の三四郎”に登場するキャラクターの
馬之助にそっくりだからそう呼ばれるようになった
この馬之助は大変な特撮オタクで、同じく特撮大好きなボクと気が合い
よく暇さえあれば特撮談義を交わす仲だった
宮崎さん不在のある日
(⌐●_●)「ヒロカツくん!すごいものを持って来たけど……見る?」
(´^ω^`)「え、なに!すぐ見たい」
(⌐●_●)「じゃあ、ちょっと待ってろよ」
ドアの向こう側に消えた馬之助は怪人の姿になって戻ってきた
(`・ω・´)「すげぇっ!ワープロアルマジロの着ぐるみじゃん!!」
ワープロアルマジロとは東映の「スーパー戦隊シリーズ」第七弾“科学戦隊ダイナマン”
の40話に出てくる怪人だ
名前の通りワープロとアルマジロを合体させた怪人で……
って危ない、ついオタク特有の知識披露をしてしまうところだった
( ゜∋゜)´0`)´0`)「すげええええええええええええ!!」
(⌐■_■)⌐■_■)「うひょおおおおおおおおお!!」
(⚭-⚭( ⚭-⚭ )⚭-⚭)「かっこいい……」
(`・ω・´)「馬之助!代わって!ボクも入りたい!!」
宮崎駿がいないことをいいことに
その日のスタジオでは大きな子供たちが大騒ぎしながら遊び回った
べつの日
(⌐●_●)「よし、完成」
(´・ω・`)「今度はなにを作ったんだい?」
特撮好きであると同時に、馬之助は造形家としても大変に優秀だった
ラピュタの製作が始まったばかりで、まだ少し余裕があった時などは
彼は様々な素材をスタジオに持ち込んで、フィギュアなどを作っていた
彡(゜)(゜)「飯田くんはホンマにしゃーないな」
(´・ω・`) .。oO(宮崎さんは自分も好きだったので……)
立体造形には驚くほど寛容で、馬之助の趣味を許容していた
(⌐●_●)「ほら、実物大の飛行石だ」
(´・ω・`)「うわぁ……本物なんて見たことないけど本物みたいだ」
(´・ω・`)「宮崎さん、ほらほらスゴイですよ」
彡(゜)(゜)「まったく……こんなバカな物を作って、ホンマに……」
と宮崎さんは呆れていたが
出来上がった飛行石は宮崎さんの机の横に置かれることになった




