第11話 絵コンテ②
(´・ω・`)「ラピュタの絵コンテは大きく4パートに分けられる」
Aパート
シータが落下する事件の発端から飛行石で縦穴に降りていくまで
Bパート
坑道内の二人からシータ奪還まで
Cパート
タイガーモス号内のどんちゃん騒ぎから竜の巣突入まで
Dパート
竜の巣突破からラストまで
彡(゜)(゜)カキカキカキ
彡(゜)(゜)「よし、A・Bパート出来上がりや」
彡(゜)(゜)「ほんなら打ち合わせに入るで」
( ゜∋゜)´0`)´0`)「はーい」
(;´・ω・` )「マジかよ……」
普通、概ね絵コンテを最後まで描き終わってから作画に入るものだ
しかし、宮崎駿は前半が出来上がったところで
見切り発車のように打ち合わせに入った
(;´・ω・` )「打ち合わせを始めるメリットはある」
早く始める分、作品のクオリティを上げられることだ
(;´・ω・` )「でも、それ以上に恐ろしいデメリットがある……」
それは、製作途中でのカットの追加、変更、削除が出てくる可能性だ
後半の絵コンテがまったく描かれていないのだから
ストーリーの全体像はまだハッキリと見えていない
だから、C・Dパートが出来上がったときに整合性を取るため
A・Bパートに手を加える可能性は極めて高い
(;´・ω・` )「でも、そんなことをしていたら」
本当にスケジュール内でまとまるのか?
映画の上映時間内に収まるのか?
予定作画枚数を大幅にオーバーすることはないのか?
(;´・ω・` )「と、ボクなら不安になる」
「失敗できない」と言うプレッシャーの中での作品なら尚のことだ
彡(゜)(゜)「ここはこうで……」
( ゜∋゜)´0`)´0`)「ふむふむ」
(;´・ω・` )「よほど自分の絵コンテに自信があるんだろう」
・・・
(´・ω・`)「ところが出来上がってビックリ!」
最終的にすべての絵コンテが完成した後
調整で追加したのは僅か2カットだった
(´・ω・`)「奇跡だ……」
きっと宮崎駿の脳内では、基本的なストーリーの全体像がピンボケながら出来ていて
過去の仕事の経験から、見切り発車をしても
絵コンテを描いていく作業の中でちゃんとストーリーをまとめることができると
自信があったんだろう




