グッバイ、エリー。永遠に...
評価点10点以外受け付けないマンこと和太鼓です。
嘘です。ありがとうございます。
パソコンを壊した翌朝、なんだか身体の節々が痛くて目がさめる。成長痛かな?
(いいえ、昨日と比べてマスターの身長は1mmも伸びてません)
じゃあ、マジでなんなんだろう。取り敢えず
痛み止めが欲しいな。
そう思ってダンジョンコアに手を伸ばそうとするも、腕が痛すぎて伸ばせない。そしてちょっと頑張ったせいで背中がめっちゃ痛い。
今日は寝とくしかないのか。
なあエリー、この症状って何か知ってる?
(こんな症状は見たことも聞いたこともありません)
マジで何なんだよ。しかも時間が経つ毎に痛みが増していき今ではジッとしてても痛い。
ピカーーーン
俺の身体が一際大きく光った。
(心身と魂保全のため強制進化が行われます)
「痛えええええええええええええ!
あああああああああぁああぁあぁあああああぁぁあああぁあ!!」
さっきまでは身体の外側がはち切れそうな痛みだったのに対して、今回は身体の内部がズタズタに引き裂かれるような痛みに襲われる。それに伴い周囲の魔素が凄まじい勢いで俺の中に入っていく。
そんな中俺は、痛みに襲われながらも身体の中から黒い塊、つまり神の魔力を押し出すことに成功した。
そして俺は気絶した。
いつの間にか痛みが止まって元の調子に戻っている。というかいつもよりパワフルである。あと身体から光が出てないことから、構築した無限Lvアップシステムが機能してないことがわかる。
それに、こんな時いつもならエリーが「大丈夫ですか?」とか声を掛けて……来ないな。なんだろう、「早く起きてください」とかかな?まあそんな感じで声を掛けて来る筈なんだが、起きてから一回も声を掛けられてない。
いつの間にかエリーが良妻賢母ポジションに居るのがムズムズするが、まあエリーのことは一先ず置いておく。
まずは俺の身に何が起こったのか把握することが先決だ。
魔素を操ることは……出来るな。
壁を思いっきりブン殴ると……いつもより深く凹んだな。ゲームとかならレベルMAXから進化したらステータスとか減少するんだけどな。素直に喜んでおこう。
そして一番大事なことを確認する。
「ダンジョンコアちゃん、ご飯食べさせて」
いつも通りにダンジョンコアが起動する。
良かった。コレでご飯の問題は解決である。
さて、お次は
「ステータス」
……案の定開かないか。エリーが、神が付与した、と言ってたから付与魔法的な何かだと思ってたが、本当に付与魔法だったとは。
あんなに細かくステータスを付与出来るとは、神の魔法技術は相当なもののようだ。
よし、次はスキルの検証だ。
「『即死』」
おや?何も起こらない。ということはスキルを使用するにも神の魔力が必要なわけか。
まあ、スキル無くても魔素を動かせば同じことが出来るからいいかな。
…………あっ、エリー。
よしおくんはいじめられっ子だったので痛みには耐性があるんだぜ
それと神に対しても上から目線のよしおくんの神経の図太さにはビックリだよ!