変身仮面騎士の世界の主人公:岩澄潤の物語 開幕
東宝「映倫、映倫、助けて映倫!」
申し訳ございません。落とせない単位がそこにはあるんです。テスト勉強しなくちゃ。
―――1週間後
心力とバステントロニウムについて調べてきた。それで分かったことといえば、まず心力とは、魔素を介した状態で理性を犠牲にすることで得られる力のことであり、そして効果は、心身の自然回復能力促進であるということぐらいである。
やっぱりかというかなんというか。まあ拳聖って言われてた奴が使ってた力だから、そんなもんかなとは思っていたが。
だってそうだろ?拳聖という異名が付くぐらい闘い続けるなんて普通の神経じゃ無理だし。そんなら野生化してたとしか考えられないわけだ。それに闘い続けるには心身共に疲れ切った状態では不可能だから、心力には自然回復能力促進効果があると考えられるわけだ。
あとは心力を一気に大量に使いすぎると完全に理性を失い野性の化物と化するとも考えられる。だが、これはあくまでも一気に使用するときだけの話である。ちょっとずつならどれだけ使っても心力の効果で精神回復がなされるので問題はないと考えられる。
次にバステントロニウムについてだが、これは反物質性のある元素だそうだ。どうも双奔のとある会社が、ブラックホールから偶然得た物質を解析して発見したそうだ(双奔の科学力は日本の数倍以上ある)。そしてバステントロニウムガス塗装の効果は、コーティングした部分のバステントロニウムに多大な圧力が掛かる代わりにその中身には傷一つ付かせない、というものだ。やばいな。
話は変わるが、もうそろそろ岩谷のことだから敵の本拠地を見つけたに違いない。
―――岩澄潤
俺の記憶には欠陥がある。具体的に言うならば二ヶ月より前からの記憶に欠陥がある。何も思い出せないのだ。
…まあ今はそんなことはいい。怪人たちのアジトを発見した。まあアジトというには些かサイエンティフィックではあるが。というかぶっちゃけ研究室である。
…それにしてもやっと見つけた割には何故だか既視感を感じさせる場所だ。…何だろうこの感覚。
まあいいか。取り敢えず俺は、このアジトの中に侵入することに決めた。
慎重に慎重にと歩を進める。そしてアジトの中に侵入した途端、俺は肌がざわつくのを感じた。まるで入るのを身体が拒否しているかの様な不思議な感覚を覚える。それでも入るんだけどな。
研究所な見た目だけあって廊下は明るく、そこかしこに部屋があるのが分かる。まずは手始めに一番入り口から近い部屋を探索することにする。
なんだかよくは分からないが、研究資料のようなものが多数散乱しているのが見て取れる。その内の1ページを拾い上げて読んでみることにする。
……何語だ?資料にはミミズがのたうち回ったかのような文字が書かれており何が書かれているかは不明だ。だが色々と写真や絵が載せられているところを見ると、何かの実験のレポートなのだとは推測出来た。
今まで怪人を多数処理させられた腹いせに、この資料群は後で燃やしておこう。
資料部屋から出た。この調子でどんどんアジトの内部を見ていこう。真向いの部屋に入る。
今度の部屋には試験管やらビーカーやらといった実験道具が机の上に並べられている。つまりさっきの部屋は、ここで行われた実験のレポートが纏めて置かれていたのだろう。ここには物珍しそうなものはない。次に行こう。
実験室から出た。
それからも俺は様々な部屋を見て回ったが分かったことはと言えば、ここのアジトには割と多数の人間が在住しているということだ。これは部屋の半分以上は個室だったことから推測した結果だ。
まあ何人いようと全て片付けるつもりだが。さて、次が恐らく地上最後の部屋だ。この建物は平屋のような感じだが、まさか本当に平屋ではないだろう。恐らく次に地下への階段があるはずだ。
俺は最後の部屋のドアをそっと開けた。そこには…。
もしかしたら続きは来週になるかもしれません。
申し訳ございません。




