なろう系の小説の主人公って大概お金持ちの令嬢しか助けないよね。これってあれだよね?報奨金か後ろ盾かその令嬢自身を貰おうとしているんだよね?ゲッスいわ
お久しぶりです。関東1の占い師ことHukiです。嘘です。
―――1ヶ月後
ワイルドカードを岩澄に渡してからというもの、さらに怪人出現頻度が増加した。大方予想通りだ。
そして、もうワイルドカードを作る必要はなくなったので別の研究に移ることにした。ずばり、どうやって怪人になるのか?ということだ。普通に考えて野性が暴れだしたら怪人化、とか意味分からんし。
―――スクランブリング交差点
今日はここで1日突っ立ってることにした。この交差点は双奔で1番人通りが多い交差点らしいので一人ぐらい怪人化するだろう。しなかったらしなかったでまた明日だな。
―――翌日 (スクランブリング交差点)
…ああ、うん。昨日は、ね?お察しの通りだよ。誰も怪人にならなかったよ!帰り道に怪人に出くわしたけどな!腹立ったから岩澄呼び出してやったよ!どうやってだと?叫んだに決まってるだろ?こう、「きゃあああああああああ怪人よおおおおおおお!!誰か助けてええええええええ!!」ってな。こんなんで仮面ライダーが来る訳ないと思ってたけど、岩澄が息を切らしながらやって来た時には笑いかけた。ライダーならバイク乗ってこいよ、と思ったけどな。
まあそんなことはいい。早速、今日も張っておこう。流石に今日は現れるだろ。
―――翌日 (スクランブリング交差点)
…………………
―――翌日 (スクランブリング交差点)
…………………
―――翌日 (スクランブリング交差点)
…………………
―――翌日 (スクランブリング交差点)
…………………
―――翌日 (スクランブリング交差点)
…………………
―――翌日 (スクランブリング交差点)
…………………
―――翌日 (スクランブリング交差点)
…………………
―――翌日 (ホテル)
…うむ。もうやめよう。日に日に目が死んでいくのが自分でも分かる。来ないいいいいいい!!ってホテルに帰って叫ぶのももうやめだ。逆に怪人が出て来ないのをひっそり楽しむのもやめだ。
今日からはスクランブリング交差点には行きません!
―――スクランブリング交差点
他にどこに行けばいいか分からん。どうせ今日も来ないだろうけど待ってみるか。
―――30分後
ドガァン
ふぁっ?何事?
ドゴォン
もしかして怪人か?
きゃーーーーーーー
怪人だな。やっと来たなぁ。遅いよぅ。しかも俺、怪人化したところ見てねえじゃん。ちっ、役に立たねえ怪人だなぁ。
たすけてえええええええ
…どうしよう?岩澄来ないじゃん。ほっとこう。
いやあああああああああ
俺の目の前で誰か怪人化しないかな?…いや、待てよ。皆逃げてるということは誰も怪人化することはないのか…
帰ろ。
ドゴォオオン ガラガラガラ
ワイの帰り道がビルで崩壊したんだが…いや、まあ飛び越せるんだけどね?
きゃあああああああああ
じゃあの!すくらんぶりんぐこう…
たすけてぇぇぇぇぇええ
ちっ、俺のキメ台詞を邪魔しやがって!まあ初めて使うキメ台詞なんだが。
―――5分後
助けました。黒髪の20歳ぐらいの高身長美女がいました。それだけ。
「あ、あの!助けてくださり、ありがとうございます!誰も助けてくれなくて死んじゃうかと…うぇえええん」
お、おう。汚いから抱き着かないでほしいんだが…
「そうですか。それはそれは…もう大丈夫ですからね」
「う゛ぇええええええん…」
―――10分後
長ない?ずっと泣き続けてるんだぜ、この人。びっくりするだろ?
「ううぅぅううう。ぐすっ…」
というかいつまで抱き着いてるつもりだよ、こいつ。早く離れろよ、汚いなぁ。
「ずびばぜん…もうだいじょうぶでず…ぐずっ」
「落ち着いてよかったです。もう大丈夫ですか?」
「ばい…もうだいじょうぶでず…んん…ぐすん」
「とりあえずこれで顔を拭いてください」
そういって俺はハンカチ(1万2千円)を差し出す。ほんとだったらこんな高級ハンカチなんか渡さずに、「自分の袖で拭けっ!」って言ってやりたいところだが、こいつの場合だと、自分(女性)を自分(俺)と勘違いしそうだからやめた。既にお前の服はぐじゅぐじゅになってるからこれ以上ないだろう?って言われるかもしれないが、嫌なものは嫌なのである。この服ってば物質化魔素じゃないから自動洗浄機能ないんだよ。最悪だよ。
「…………ありがとうございます。あっ、ハンカチもありがとうございます」
………嘘だろ?ハンカチぐじゅぐじゅのまま帰って来たんだけど…ドン引きである。
「いえ、綺麗な女性が怖い思いをされたのですから男が慰めるのは当たり前ですよ。ふふふ、もっといい男の方がよかったですよね?」
まあ、俺以上にいい男は居ないと思うがな!
「い、いえ、貴方で良かったです!!(ポッ///)」
おっ?何だコイツ?分かってんじゃねえか?ほーん…まあ?いいんじゃね?
「いえいえ、私なんて…」
ここで謙遜するのが日本人の良い所なんだよ。俺もその流れに乗らせてもらうぜ!!
「そんなことないです!私、貴方みたいな人見たことありません!!」
これは告白される流れか?初告られ来るか?(^ω^≡^ω^)おっおっおっ?
「…ぁ、ありがとうございます。嘘でも嬉しいです//」
ふっ。魔素なんて得体のしれないもの扱ってる俺にかかれば表情を操ることなんてお茶の子さいさいである。
「あのっ…!名前を教えていただけませんか!?」
「私のですか?別にいいですけど…私は吉田 逢魔と申します。良ければ貴女の名前もお聞かせ願えますか?」
「逢魔、逢魔、逢魔………へへへ」
こっわ。何だコイツ?
「あのぅ…大丈夫ですか?」
「ふぇ!?だ、大丈夫です!あ、私の名前でしたね!私は吉田 茜と申します。これからもよろしくお願いします!」
なんか怪しいんだが…
取り敢えず『視認』しとくか。
――――――――――――――――――――
名前: 山口 茜
種族: 人種
Lv: 1
職業: 山口財閥令嬢
HP: 15/15
MP: 0/0
攻撃力: 25
防御力: 20
知力: 68
精神力: 45
幸運: 100
スキル:「礼儀作法 Lv.4」「帝王学 Lv.3」
称号:《勘違い女》
――――――――――――――――――――
山口なんだけど…吉田要素0なんですが…
もしかしてアレか?俺の名字を名乗っちゃった系か?…気色悪いな…しかも財閥令嬢って…だから俺の高級ハンカチを何とも思わずに使えたのか。
「よろしくお願いしますね、吉田さん」
「こちらこそよろしくお願いしますね。…ところで二人とも名字が吉田なんでお互い名前で呼び合ったりしませんか?」
おめえは吉田じゃねえだろ!俺もだけど。
「まあ、いいですけど」
「ふふっ、逢魔さん。逢魔さんさえよければ、何処かでお礼をしたいのですが…」
「お礼なんて必要ないですよ。困ってる人がいたら助けるのは当たり前のことです」
「そうおっしゃらずに。何処か行きたいところとかありませんか?」
早くホテルに帰りたい。
「残念ながら、今は思いつきませんね」
「…そうですか。では、何か食べたいものとかありますか?」
ホテルの夕食が食べたい。ビュッフェスタイルだから食べまくりたい。
「そちらも思いつきませんね」
「…そうですか」
「取り敢えず貴女は一回家に帰って休むべきです。一人で帰れますか?」
「…!?すみません…まだ怖くて…一人じゃ帰れないかもしれません…」
「そうですか。どうしましょう…?」
「あの…!もし迷惑でなければ送っていただいてもよろしいですか!?」
迷惑である。
「そうですね。送っていきます」
「………!ありがとうございます!!」
「では、一回このスクランブリング交差点から出ましょうか。それからバスでもタクシーでも乗っていきましょう」
「はい!」
やばいな。もしかしたら俺って呪われてるのかもしれない…さっきから思ったことと行動が一致してないんだが…
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