モテない男日本代表 狭山義雄
時間がないのでこれぐらいで勘弁してください
キャーーーーー!
…とはならなかった。いやまあ、絵里香は死んでるし?叫び声なんて上げるわけないし?お、俺も別にビビってねえし?マジ卍だし?
…ふぅ。1回落ち着こう。こういう時は魔素回路を組むのがいい。
…ああ、魔素が足りない。回路を組む魔素がちょっと足りない。俺の身体で空間内の魔素がほとんど尽きたのだろう。
それにしても虚無空間って完全に独立した空間なのか...魔素の補給とかどうしよう?
…身体を破壊していくか?なんか怖いから嫌だ。でも最終手段としてはこれも考えなければならない。
あー、やだなぁ。自分の身体壊すとかあり得ないんだけど。はあ。ダンジョンコアと心臓を錬成して作ったコア臓も壊しちゃったからなぁ。あーあ、なんか壊しても大丈夫なやつないかなぁ?
そう思って辺りを見回すが、絵里香の身体以外何も無いように思えた。
……ていうか、絵里香の身体邪魔だな。ちょっと退けようか。
俺は立ち上がって、仰向けになっている絵里香の身体を持ち上げるためにお姫様抱っこをする。…せーのっ、
あふんっ
おっも。何こいつ?俺が言えたことじゃねえけど、デブじゃん!筋肉デブじゃん!こんなん持ち上げられへんって。
俺はお姫様抱っこを諦めて、抱き締めるようにして持ち上げることにする。なんか嫌な予感するけど、せーのっ、
あひんっ
こ、腰が…俺の腰が……!?
すぐさま腰を非物質化魔素にする。んで戻す。
おぉう、痛くない……!?でもなんかダルいな。もしかして筋肉を非物質化魔素にしたら鍛えた分が0になるとかか?…それだったら嫌だな。
取り敢えず俺は絵里香を背負うことにする。なんだかんだ言って背負うのが一番楽だろう。…せーのっ、
ふんんんんんんんんんぐぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎっっっっっっしょおおおおおおおおおおお!!
行けた…ぞ…!!
でも膝がプルプルしてる。仕方ないから筋トレだと思って我慢しよう。早く運ぼう。なるべく遠くに!
結局、俺は3歩目で挫折した。
女の子にデブって言ったらアカンねんで!ってよく言うけど、男子にハゲって言うのも中々に失礼だと思う今日この頃。
因みに、それとなくデブって伝えたい時には、お前めっちゃエロい身体してるな!って言えば解決です。




