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進化・進化・進化!!   作者: Huki
ザコとは違うのだよ、ザコとは! (ザコ=ただの引きこもり)
23/76

別人目線ってむっずい

うぇえん、ベンキョウむずかしいお〜

ボク、もう、おうちかえる〜

 ―――護衛騎士団長:マルク


 あの男は一体何者なのだろう?

 その疑問が私の頭を支配した。

 顔は見えなかったが、声は、少年というには低く、壮年というには若々しすぎる。

 背丈は凡そ180cmで細身の筋肉質の様に見えた。

 そして山賊達を一瞬で黙らせたのは魔法を使ったのだろう。おそらく、上級風属性魔法「静寂領域(サイレントエリア)」だろう。

 ……にしてはヤケに此方も苦しかったが、まあ関係ないよな?

 まあ、あの魔法の腕という事はエルフだったのだろ。

 あの「人族嫌い」で有名なエルフが何故助けてくれたのかは不明だが、運が良かったのか、はたまたあのエルフの心根が優しかったのか………


 一つ言えることは、今度会ったら謝罪して良き関係を築くべきだ、ということだ。



 ―――お嬢様:キャサリン


 (わたくし)は小さい頃から英雄譚を何度も読んできました。だから、と言っては少し変かもしれませんけど、何か事件に巻き込まれたら物語の中からヒーローが助けに来てくれる、と信じていました。そう、あのお姫様みたいに助けられる、と。

 しかし、現実とはそう上手くいくものではありません。

 今日、私達は山賊に襲われました。


「女、金、酒を置いていけ!」


 この時、私は


(私の護衛の皆さんは強いから大丈夫ですわ!)


 と考えていました。

 しかし、「数は力なり」といいますか何といいますか、私の護衛騎士がどんどん倒れていく光景が目に映りました。思わず叫び出してしまいました。

 私は神に祈りました。どうか私達を助けて下さい、と。

 しかしその願いは叶わない。また一人、また一人と倒れていく私の護衛。

 もう助からない、そう思いました。

 私は神を呪いました。なぜ助けてくれないのか?あんなにも毎日、神を崇めていたのは無駄だったのか?

 そして英雄とは、結局は物語の中の存在であって、現実には存在しない空想の人物なのだと思いました。


 ……森の中から男女の言い争う声が聞こえてきました。

 正直、場違い過ぎて腹が立ってしまいました。

 しかし同時に、コレはチャンスだと思いました。もしかしたら私達を助けてくれるかもしれないですし、無理でも私達が逃げ出すチャンスを作ってくれるかもしれない、と考えたからです。

 そう考えて私は助けを求めました。

 しかし返ってきたのは「戦力にならないけどいいか?」という言葉でした。

 今度は本当に終わった、そう思いました。


 しかし、それは違ったのです!

 私は馬車の中にいた為気づきませんでしたが、助っ人の方が山賊に対して魔法的な何かをしたのです。

 そしてそれを受けた山賊全員が倒れて気絶したのです。

 もうホントビックリでした!!

 そして同時に、此れは英雄の所業だ!と思い、英雄譚は物語じゃなかったんだ!とも思いました。

 私は()()に感謝を述べようと思い馬車を出ましたが、もう既に英雄は居られませんでした。ちょっと、残念でした。


 私の元に、護衛騎士団長のマルクがやってきました。

 そして、マルクが言うには、さっきの英雄はエルフだそうです。





 ………家に帰ったら、お父様にこの英雄のエルフを探してもらおうと思います。

今までよしおくんの進化後のイメージなかったでしょう?

そらそうじゃ。ブサイクなんて鏡見るのは健康診断の時ぐらいですしおすし

あと、お嬢様の腹黒はしゃーないものとして捉えてください(死にそうな時なんて他人を囮にしてナンボっすもん)



そういえばマルクは男です

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