俺とコアちゃんはズッ友だよ!(フラグ)
この小説はギャグのため、前回や前々回の様な意味不明かつ難しい説明はもうしません。
「いや、もう何が正解なのか分かんねえわ。
さっきのだってだいぶこじ付けた感あったし。」
そう呟いて俺は魔力の結界を解いた。
その瞬間、今までのレベルアップ分の魔素が一気に身体に流れ込んできた。
今までに無い程力が湧き上がり、それに比例する様に頭も良く回る。この調子なら無限レベルアップ・超の構想も出来上がるかもしれない。因みに、超は改の100倍も効率よくレベルアップ出来るようにするつもりだ。
―――10分後
無理だった。改の10倍が限界だった。悔しす。こうなったら不貞寝してやる!
おはようございます。なんかもう、どんぐらい寝たか分かんないって位寝た。
取り敢えず目が覚めた事だし、ご飯でも食べるか。
そう考えて俺はダンジョンコアに手を伸ばし……
ハックション!、オーラィ...
黒魔力が俺の顔の前辺りに飛んで来た。
鬱陶しいので黒魔力を右手で払い除けると、目の前には随分と小さくなったダンジョンコア(赤色)と黒魔力が二つ並んで鎮座していた。
取り敢えず黒魔力の方は俺の身体から出て行った分と一纏めにしておく。
さて問題はコッチのダンジョンコアの方なんだけど……
この時俺は何というかこう、えも言われぬ喪失感を覚えていた。例えるなら、離婚した元妻が目の前を男と一緒に歩いてる感じだろうか。まあ、結婚したことも、彼女が出来たこともないんだけど。あ、分かった。俺を甘やかしてくれる金持ちの女(要は金ヅル)が、ある日突然カウンセリングの先生に「このままでは彼はダメになりますよ!」と言われて急に俺に厳しく接し始めるようになった時のあの感覚だ!
先生ェ……俺が彼女に愛情を抱いてなかったから良かったものの…余計なことすんなし。
「ダンジョンコアちゃん、ご飯くださいな」
…反応しない。もうかれこれ10分以上待ってるのに、うんともすんとも言わない。取り敢えず魔力を流し込んで見る。
魔力全部吸われたんだけど。それでもまだまだコアには余裕がありそうなのは何故なのか。やめて!私のMPはもう0よ!!
初めて経験する魔力枯渇に意識が遠のき…ませんねえ。アレだね、レベルアップによるMP全回復だね。ラッキーだぜ!
そんなこんなでコアに魔力を注ぎ続けること数日、遂に魔力がパンパンな状態になった。
連日の不眠不休による作業のせいか滅茶苦茶眠い。でも、ご飯食べるまでは休むわけにはいかない!!
って事で、
「早よメシ出さんかい我え!!」
残念、コアは反応しないようだ!
「うぎゃあああああああああああああああああああ」
バタン、キュー。
全てはメシのために