はいはい、賢い賢い
俺の至ったヤバい結論とは………『俺たちは人間を作っているのではないか?』ということである。勿論人間というのは比喩である。
おやっ、信じてないようナノーネ、ユーギボーイ。
兎に角俺の考えを説明することにする。
まず、俺たちにダンジョンコアとダンジョンが与えられた。つまり心臓と骨格が与えられたわけだ。ここで、骨というのには身体の形を決める他に重要な役割がある。それはズバリ、血液を作ることである。次に、心臓というのは、知っての通り血液を司る器官である。ここで俺たちにダンジョンマスターという職業を与えることによってダンジョンコアを操る能力を与えた。つまり、心臓を動かす脳としての役割が与えられたのだ。
次に、ダンジョンコアの機能に関して。
・ダンジョン拡張機能…心臓以外の臓器や血管を作ったりする機能
・配下創造機能…白血球(創造配下)とガン細胞(侵入者)の関係を構築する機能
・配下召喚機能…栄養(召喚配下)をカラダ(ダンジョン)に取り込む為の機能
・アイテム創造機能…脳にとって魔素は必要なものだと思わせる為の機能(初日は1食につき4品しか食べられなかったのに、日を重ねるごとに食べれる品数が増えていった)
・スキル習得機能…スキルを多く習得させることで、神の魔力を多く混入させる為の機能(神の魔力によって思考誘導されてた恐れがある
Ex.ダンジョンなどの説明を理解してしまう
レベルアップすることに何の疑念も抱かなかった etc...)
レベルアップとは、脳の処理能力を上げるのを目的としたものだろう。
そして《導きの妖精》の存在について1つの仮説をたてた。それは、神に魔力による間接的な思考誘導に気づかせない為に生み出された、言葉を弄して直接的な思考誘導をする存在だということだ。例えばエリーに関してだが、ヤツはレベルアップすることに関しては何も言ってこなかったし、食べ過ぎても「抑制しましょう」ではなく「運動しましょう」と言っていたのだ。つまり暗に「沢山食べろ」と言ってたのだ!…多分。
また、ダンジョンの壁は壊れても直ることから、「骨は折れても治る」と言ったことを暗示しているのだろう。
ふっふっふ、謎は全て解き明かしたり!!
まさか俺は胎児ではないだろうな?
いや、勿論比喩だが。まさかな。
………でもしっくり来るぞ。
前回よしおくんが少し考えると言ったじゃん?こんな感じ
・突然見知らぬ場所に転移させられる➡︎判断能力を奪う
・謎の声が聞こえる。そしてどうやらその声は俺の味方らしい➡︎不信感を与えてから、吊り橋効果?ストックホルム症候群?まあ何でもいいけど普段ではあり得ない程親しみを感じさせる(判断能力奪われてる所為もあるけど)
・ステータスの取得をさせる➡︎神の魔力を俺の魔力に混入させる&明確な指標を与える
・矢鱈と説明しだす➡︎冷静になって考える猶予を奪う
・俺自身が謎の声の説明を理解してしまう➡︎神の魔力による思考誘導が発生した?
・DPを用意する➡︎ダンジョンマスターに脳の役割を与える
・ダンジョンコアは心臓➡︎わざわざ人間の器官に例えた?何故かは不明
・レベルを上げさせられる➡︎脳としての処理能力を上げさせる
・スキルを取得する為のポイントが2種類➡︎神の魔力をダンジョンマスターに何としても混入させたかった。そして思考誘導を思いの儘にしたかった
まだまだあるけど大体こんなもんです。