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プロローグ



ハロー、母さん。いかがお過ごしでしょうか?

僕は元気です。

こちらはここ数日暖かくなり、桜の開花も近いとされてます。

パリはまだ寒いそうですが、もう少しで春ですね。

4月から僕も大学生です。

父さんが亡くなってから、一時はどうなるかと思いましたが、叔父さんのおかげで、大学の近くに部屋を借りることが出来ました。『水がめ』というシェアハウスです。

入居しているほとんどが大学の先輩たちで皆優しい人で安心しました。

今日も早速僕を含めた新入居者に歓迎会を開いてくださって、とても嬉しかった。

水がめの管理人さん、丹波さんという方が手作りの料理を振る舞ってくださり、どの料理も美味しかったです。

それと、仕送りありがとうございました。しばらくはやって行けそうです。

今はまだですが、こちらでバイトしながら暮らすつもりなので母さんもあまり無理しないで。

あと、いくら僕の大好物だからといって、B型Rh-の血液パックを業務用サイズで送らないでください。

流石に個人用の冷蔵庫などは無いので、すぐに悪くなってしまいます。

それに他の人に見られたらどうするんですか。責任取ってくれますか?

…まあ、もう手遅れですが。



前置きが長くなりました。



僕が吸血鬼だってこと、同室の先輩にバレました。








「なああああああにやってんだあのバカ息子がーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!」

とあるパリのアパルトマンの一室から怒号が響いた。






中二病?

いえいえ、大学生です。

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