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第六話 開拓のお手伝い



 雷に打たれてから五ヶ月近く経つ。暦は十月となった。この世界ではそろそろ春である。

 冬には三度、雪が降った。王国は前世の世界では北アフリカに位置する。前世の世界のアフリカには雪は降らないと記憶しているので、この世界は前世の世界よりも寒いようだ。

 

 今日は月の初めの食事会である。月に一度、パパンの部下等のゲラアリウス領の中心メンバーを招いて夕食を共にするのである。

 僕はこの食事会が大好きだ。この世界の食事は、とてもおいしいのだが、肉が少なめなのだ。肉は大変高価で、食事での贅沢を好まないゲラアリウス家は、それほど肉を食べない。

 食事会は部下の慰労も兼ねているので、贅沢な肉料理中心なのだ。僕は前世でも今世でも肉が好きなのだ。

 

「お~!! 今宵は竜のステーキですか! 何とも上手そうですな!」

 

 ゲラアリウス辺境連隊のブレッド連隊長が大声で喜んでいる。僕もこの五ヶ月でパパンの主な部下と城の召使い達の顔と名前を覚えた。

 ブレッド連隊長は獣族の血が濃く、闘犬の鼻を潰したような恐ろしい顔で、美しい毛並みの偉丈夫である。


「ブレッド連隊長も竜のステーキは好きなの? 僕も大好きなんだな」


 パパンの部下達には丁寧な言葉で接すると身構えられてしまうので、子供のような言葉で接している。安心してもらえるようだ。某画伯の真似じゃないよ。

 

 僕の肩ぐらいまでも身長がある大きなブレッド連隊長とは、いつも隣の席だ。二人とも沢山おかわりするので給仕しやすい位置に座らされているみたいだ。

 

 パパンの部下は奥さん同伴で呼ばれているが女性陣と男性陣で分かれて座っている。ブレッド連隊長の奥さんは人族の血が濃い綺麗な人だ。

 

「竜の肉は好物ですぞ。竜の肉を食べる事より嬉しいのは、この所チート様とお話できる事ですぞ。以前は他の事は上の空で一心不乱に食べておいででしたのでな。ワッハッハッ!!」


「うん、僕も楽しいよ。色んな人から、色んな話を聞けるしね」


 僕の言葉を受けて、ブレッド連隊長はお得意の『千竜の戦い』の話を始めた。

 四十年前に千頭を超える竜達がゲラアリウス領に押し寄せた時の武勇伝である。

 僕はこの話を素直に楽しめない。複雑な気持ちになるのだ。

 竜達との戦いでパパンの父母、つまり僕の祖父と祖母が亡くなっている。それにブレッド連隊長の前の連隊長、つまりブレッド連隊長の父上も亡くなっている。

 ゲラアリウス領の人口の四分の一が亡くなった、とんでもない総力戦だったのだ。


「……その時、お館様が申されたのだ。『悲しむな!! ここは人間の世界だ!! 今、神に召された我らの家族が住んでいた人間の世界だ!! 竜共を止めよ!! 我ら人間の世界から竜共を追い出すのだ!!』 ほとんどの兵は近しいものを亡くしていた。お館様も御父母様を亡くされていた。我らはお館様の一喝で魂から雄たけびを上げたのだ。我らはゲラアリウス領を死守すると。ここは人間の世界だと。竜達はまだ五百頭以上残っていた。我らは死に物狂いで戦った。マナと、竜のマナが拮抗して相殺されたのだろう、付近のマナが無くなって来た。大きい竜は、竜のマナが無くなると動けなくなってきおった。やっと我々は優勢になってきたのだ。それからマナも、竜のマナも無くなった中で我らは死闘したのだ。それから最後の竜を狩るまでに一昼夜を要した……」


 僕は涙を流している。この話を聞くたびに泣いてしまう。

 お祖父様は大きな竜の牙にかかって、お祖母様は医術が出来たので前線での治療中に素早い竜に襲われて、共に亡くなった。

 ブレッド連隊長の父上は、お祖父様を助けようとして大きな竜に踏み潰された。

 犠牲になった人々は竜達の腹の中、さすがに竜達は食料にされずにそのまま火葬にされたそうだ。

 

 泣きながら僕は竜のステーキのお代わりをする。

 泣いていても食欲は別だ。

 ブレッド連隊長もあれだけ話しているのにお代わりしている。いつ食べているのだろう?

 


−−−−



「……そこで若きゼットブ殿は敵中に四肢剣を回転させながら突っ込んでいったのだ……」


 今度は二十年ほど前の『王国帝国戦争』での英雄ゼットブ様の話だ。

 すでにブレッド連隊長は、辺境連隊の連隊長になっていてパパンの名代でゲラアリウス領軍を率いて戦争に従軍していたのだ。

 他の人からはブレッド連隊長の手柄話を聞くのだが、自分ではパパンやゼットブ様の手柄話を話すのだ。そんなブレッド連隊長の人柄が僕は好きだ。

 

 大勝利で終わった『王国帝国戦争』の話を聞いたブレッド連隊長の周りの席の僕らは、笑顔で食事を続ける。僕が雷で打たれてから毎回同じである。きっと以前から毎回同じなのだろうと思う。

 毎回同じでも周りの人々は笑顔で食事を続けている。ここにいるパパンの部下達は『千竜の戦い』や『王国帝国戦争』などの大きな戦いには、何度も何度も繰り返し伝えなければならない何かがあると、良く解かっているのだ。

 

 最後まで食べていた僕とブレッド連隊長も漸く食べ終わり、皆はお酒などを嗜んだり、タバコや葉巻のような物を燻らしたりしている。

 

 大勢の人がタバコや葉巻の煙を出しているのに、まったく臭いがしない。魔法を使っているのだろうが凄い換気の技術だ。

 

 教会の聖職者もお酒を嗜み葉巻を燻らしている。

 王国での宗教は全てアリムト教であり他の宗教は無いと言っていい。

 教会と言えば王都に総本部のあるアリムト教会の事である。

 この教会は僕の前世の知識から考えると、かなり緩い宗教だと思う。酒もタバコも禁じていないし、どんな食物を食べても良いし、聖職者も結婚できる。

 ひとつだけ厳しいのは食べる為だけに動物を飼う事を禁止している事だ、これは大変な禁忌である。

 食用の動物を飼えないと、肉はほぼ全て狩りで得なければならない。つまり肉の値段はかなり高くなってしまうのだ。狩りの為にはマナの少ない大森林に入らなければならないし、特別高価な竜を得るのなら、竜の世界か、その付近まで近づかなければならないのだ。


「チート様。今年も開拓団の開墾を手伝いに行きますぞ。『神の子』をお降りになったチート様ですが、神の恩寵は御体に残っておられますからな。ご活躍を期待しておりますぞ」


 ゲラアリウス領で一番偉い教会関係者である、タルタリムト導師が僕に話しかけた。

 そうだ毎年のように開拓の手伝いをしている。僕はなんだかとても嬉しくなってきた。開拓の作業は大好きだ。

 僕は走る事と共に力を出す事が大好きで、開拓の作業では力を沢山使うのだ。そして開拓の作業の後に出る食事は肉料理が多い。僕は今食べたばかりで満腹のはずなのだが涎が出てきてしまった。

 

「うん。開拓団のお手伝いは好きなんだな。僕頑張るよ」


 タルタリムト導師には僕が『神の子』から降りる時にお世話になっている。

 現在の最高導師は僕の去勢を強く主張していた。

 タルタリムト導師は僕とダレナの婚礼に祝福を与えて、教会本部を説得してくれたそうだ。僕ら家族はタルタリムト導師に大変感謝している。

 

「おう! (それがし)の連隊も参加しますぞ。今年の開拓団は千人を超えてるそうで、かなり大きな土地を開墾せねばならぬそうでしてな。連隊の半分の千名ほど参加します。某も参りますぞ」


 ブレッド連隊長も来るのか。アレックも毎年居たな……。

 僕は今世の記憶を思い出してみた。……アレックに指図されて作業してる僕の姿……。アレックは象使いの様な役目で参加していたのか……。僕が象なんだが……。

 

 そうだ今年はダレナも連れて行こう。開拓団の手伝いは一月以上掛かるはず。この頃新婚気分の僕達が、離れ離れになるのはさびしい。

 


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



「チートちゃ~ん! 見て見て! きっとあそこが開拓地よ! 開拓団のテントがいっぱいあるわ!」


 ママンが付いて来た……。

 

 もうすぐ到着だ。僕は走る速度を落とした。

 僕は超特大の馬車を一人で引いている。馬車の中にはママンと姉ちゃ、アレックとダレナ、そして護衛と従者が二十人乗っている。開墾の為に使う道具も沢山積んでいる大層頑丈な馬車なのだ。

 

 当初馬車に乗るのを遠慮した護衛や従者達だが、馬に乗っても僕が引く馬車の速度に追い付けないので、仕方なく馬車に一緒に乗っている。

 

 馬車の天井が開くようになっていて皆は景色を眺めながら風を受けている。馬車は僕が引きやすいようにアレックが改良してくれた。

 

 安全に走る訓練を続けたお陰で、馬車を引いても上手く走れている。まあ僕にとってはゆっくり走っているんだけどね。

 それでも僕の引く馬車は普通の馬車よりも、ずっとずっと速かったので到着は一番乗りだ。

 

 僕達が開拓地に到着すると、その様子を伺っていた開拓団の人々の中から、獣族の血が濃い女性が歩み出てきた。羊顔で毛艶がすばらしい、雰囲気は落ち着いていて年齢を感じさせるのだが、とても美しい女性だ。馬車から降りたママン達に話かけた。

 

「サリア様、ようこそお越し下さいました。我ら開拓団をご視察いただけるとは光栄の極みに存じます。アリア様もチート様も、ようこそいらっしゃいました。私はフラーノ開拓団団長のメイデンでございます。長旅お疲れ様でございます。こちらでお飲み物でも召し上がりください。御付の方々もどうぞこちらへ」


 僕が馬車を引いていたので少し驚いていた様子のメイデンさんだが、その事はおくびにも出さずに優雅にお茶に誘う。

 この開拓団は王国の東の地方からやってきたと聞いている。ママンや姉ちゃを見知っているということは多分貴族なんだと思う。僕の事は体の大きさで解かるのだろう。

 

「始めまして。メイデンさん。我がゲラアリウス領を開拓していただく事、有難く思うわ。これから暫くの間、私達(わたくしたち)をよろしくね」


 ママンから順に僕らは挨拶した。

 

 開拓団の人々も集まってきた。

 獣族の血が濃い人が多いようだ。

 

 一般的に獣族は力が強くて魔法が下手、兵士や農民に向いているとされている。ゲラアリウス領は農業が主力産業であり、辺境でもあるので兵士も多い。したがって獣族の血が濃い者が多い。

 

 ゲラアリウス領の人口比は半分が獣族、次にエルフ族、人族、魔族と続く。

 王国全体で見れば、魔族の血が濃い者が六割以上、人族、獣族、エルフ族が同じくらいである。また混血すると見た目はどちらかの種族に近くなる事が多いようだ。

 

 メイデンさんも絶世の美女と言っていい程美しい人なのだが、この世界は男女とも美しい人が多い気がする。

 今世の僕には美醜の判断は出来なかった。前世の僕は一般的な日本人の感覚だった思う。その一般的な日本人の感覚で美しい人が多いと思うのだ。

 獣族の血が濃くて顔が毛に覆われていても美しいものは美しい。魔族の血が濃くて鰐のような肌でも美しいものは美しいのだ。

 美しい人が多いこの世界でも、絶世の美男美女というのは僕が会った中ではメイデンさん、ジュリア様と僕の家族ぐらいだ。

 僕の家族はアレックやダレナも含めて皆美しい。残念ながら僕だけは美しいというよりも赤ちゃんのように愛らしい……自分で言うのも何だけど……。

 

 

−−−−



「フラーノ領では羊の飼育が盛んで、羊毛や羊乳のチーズを主な産業としているのです。ところが三年前、伝染病が広がって半分の羊達が亡くなってしまいました。三年間、王国からの支援でなんとか餓死者は出していませんが、伝染病の影響なのか羊が増えにくいのです。この開拓団は、ほとんどの羊を失ってしまった者や、仕事の無い若者達が中心です。こちらのゲラアリウス領では年に一度、二百人規模の開拓団を受け入れておられるとの事。弟のフラーノ男爵と共に王都に陳情に向かい、千人を超える開拓団を無理にお許し願いました。ジョウ様には本当にお世話になりました。この度の開拓団に大量の食料や物資も援助下さり有難うございます。我ら、ゲラアリウス家の温情は決して忘れません。必ずやこの開拓を成功させて、御家のお役に立ちたいと存じます」


 フラーノ男爵の姉と言うことはメイデンさんはやっぱり貴族だったんだ。

 それにしても医療の発達したこの世界で、飼っていた羊が半分も死んでしまうなんて……。

 王国の東部は耕作にはあまり適さず、乳製品が主力産業だとアレックから習ったな……。

 食肉の為にだけの動物の飼育を禁じている王国では、飼っている動物を家族のように可愛がる。この開拓団の人々は大変辛い思いを経て、この地にたどりついたと思う。

 王国の東から南のゲラアリウス領まで何ヶ月も掛けて歩いて来たのだろう。明るく振舞っている開拓団の人々を見ていると、僕は涙が流れてしまう。僕はすぐ泣くな……。


 

「メイデンさん。私達も視察だけしに来た訳じゃないのよ。開拓のお手伝いをするつもりよ。ダレナは食事を作るのがうまいし、私とアリアも簡単な怪我の治療くらいなら出来るわよ。それに何といっても一番のお手伝い出来ることがあるわ」


「はっ。サリア様、それは何でございましょう?」


「もちろん、チートちゃんの応援よ!」


「…………」


 メイデンさんが黙ってしまった。僕はアレックに何とか言ってくれるように目配せした。

 

「サリア様、それは素晴らしい事です。チートも一層、力が入る事でしょう」


 アレックが涼しい顔でママンを炊きつけている。

 う~ん……。

 

 

−−−−



「がんばれ~!! チートちゃん!! それいけ~!! チートちゃん!! かわいいチートちゃん~!! がんばれ~!!」


「チート~!! がんばれ~!!」


「わ~!! チート~!! それ~!! チート~!!」


……「「「「「お~!! それ!! それ!! それいけ!! チート様~!!」」」」」……


 ママンが応援している。ママンが開拓団の邪魔をしないようにと付いて来たはずの姉ちゃまで応援している。ダレナも応援に借り出されている。護衛や従者達も応援している。

 

 開墾する土地は大森林の一端なのだが、すでに開拓団が小さめの木は切って取り除いている。

 残っているのは巨木だけだ。これを倒すのが僕の役目だ。危ないので僕一人での作業だ。去年まではアレックが付いて来て木を倒す方向を指図していたのだが……。

 

「チート!! その木は二十刻の方向に倒せ!!」


 ズド~ン!!!


 アレックは拡声器のような物を使って僕に指示をしている。僕が方向を認識できるようになったので効率がいいのだ。

 僕はアレック特性の大きな鉄製の鉤爪を持っている。これで巨木の根元から引っ掛け引っこ抜いて倒すのだ。鉄製の鉤爪の重さは一鐘(一トン)はある。

 

「八十刻方向の木に移動!! その木を十五刻方向に倒せ!!」


 ズド~ン!!

 

「きゃ~!! チートちゃん!! 力持ちよ~!! すごいわよ~!! 方向が解かるなんて天才よ~!!」


 パチパチパチパチ!!

 

 んっ。応援の声はママンだけになってきたぞ。姉ちゃもダレナも疲れたのか……。護衛達も拍手だけだな……。

 

 アレックの指示に従い次々と巨木を倒していく。

 

 ズド~ン!!! ズド~ン!!! ズド~ン!!! ……。

 

「がんばれ~!! すごいぞ~!! チート様~!!」


……「「「「「チート様~!! 力持ち~!!」」」」」……


 おっ。新たな応援が加わった。開拓団の人々が僕を応援してくれている。ママンに応援されると聞いた時は恥ずかしかったが、応援ってのはすごくいいな。力が沸いて来る。僕は上機嫌になって巨木を倒していく。

 

 ズド~ン!!! ズド~ン!!! ズド~ン!!! 

 ズド~ン!!! ズド~ン!!! ズド~ン!!!  

 ズド~ン!!! ズド~ン!!! ズド~ン!!! 


 

−−−−



 二百本以上あった巨木を十刻(二時間二十四分)たらずで倒してしまった。さすがアレックだ、巨木は全て同じ方向を向いて倒れている。

 朝早くから馬車を引いて開拓地まで来て、少しお茶をして、そのまま巨木を倒した。まだ昼前だ。

 

……「「「「「わ~! チート様~!」」」」」……


 なんか子供達がやって来た。僕をペタペタ叩いている。この子供達はフラーノ領の子供だから僕を見るのは初めてのはずなんだが……。

 

……「「「「「お~! チート様~! 強え~!」」」」」……


 今度は少し大きい子達が来たぞ。またペタペタ叩いている。


……「「「「「わ~! アレック様~! すてき~!」」」」」……


 指示していたアレックにも女の子が群がっているぞ。

 

……「「「「「お~! アリア様~! お綺麗です~!」」」」」……


 姉ちゃには大きな男の子が群がっているぞ。

 

……「「「「「お~! チート様~! すごい~!」」」」」……


 大人達まで来たぞ。なぜ皆ペタペタ叩くんだ?

 

「チート様を胴上げだ~!!」


……「「「「「わっしょい!! わっしょい!! わっしょい!!」」」」」……


 う~ん。胴上げって言っても、僕が重くて全然上がらない。僕が仰向けになって寝ているのを皆で持ち上げようとしているだけなんだが……。

 

 僕は困ってしまってママン達を伺った。ママンと姉ちゃとダレナが抱き合って泣いている。

 僕が皆の役に立って喜ばれている所を初めて見たのだ。感激して三人で嬉し泣きしている。


 

−−−−


  

 漸く開拓団の感動も収まってきたようだ。昼食の支度に取り掛かっている。

 

「ねえアレック、皆喜びすぎなんじゃないの?」


 僕はアレックに聞いてみた。

 

「そりゃ喜ぶさ。今チートが倒した木を開拓団だけで、切り倒して根を掘り起こすまですると三ヶ月は掛かるぞ。それがあっという間に終わったんだ。喜ぶなと言うのは無理さ」


「僕そんなに凄かったの?」


「ああ。去年より数十倍速いよ。去年は鉄の鉤爪も使えなかったし、倒す方向も俺が修正させながらだったからね。しかし辺境連隊が到着するまでに終わらせれば良いと思っていたんだが、まだ到着まで三日は掛かるな……」


 僕速え~!! 力強え~!!

 



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