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第二十三話 悪党と戦う

残酷な描写があります。

お気を付け下さい。


 新年となり一週間が過ぎ、徐々にお祭り気分は抜けてきた。

 

 僕とダレナは剣術の稽古をしている。

 ジュリアの推薦で大学入学が決まっている僕ら夫婦なのだが、知識の面はともかく、剣術は学んでいない。入学までに少しでも基本を学んでおこうと思ったのだ。

 

 いつものようにアレックに教えてもらおうとしたのだが、アレックの剣は独自の物で、他の人には教える事が出来ないと言う。

 アレックの剣は全てが思考能力による物で、型の練習などは一切行なわず、相手の動き、剣の軌道、自分が振る剣、位置、強さ……全てを瞬時に論理的に思考して最善の動きを導き出すそうだ。

 確かに、そんなアレックの剣は教わるのは無理そうだ。

 

 僕とダレナは、姉ちゃに剣術を教えてもらっている。

 

 剣術の稽古場には、辺境連隊の猛者達が熱心に稽古に励んでいる。

  

「うん、ダレナちゃんは上手いわね。踊りも上手だから剣術もすぐ上手くなるわよ。チートはちょっと力に頼り過ぎね。腰のひねりを上手く使って、腕から剣先までが一本の棒だと思って振ってごらんなさい」


 僕らは基本型の稽古をずっとやっている。

 前世の世界で剣道を少し齧った事があるが、まったくの別物だ。

 僕らは夫婦で黙々と稽古している。

 


−−−−



 何か城が(あわただ)しい。

 ブレッド連隊長の大声が聞こえる。

 なんだろう。

 

 城の広間に誰かが倒れこんでいる。

 近寄るとキャメロンさんだった。

 

「どうしたの? キャメロンさん、大丈夫なの?」


「キャメロンが、シイテル村に送った中隊が襲われたとの報を持って参りました」


 ブレッド連隊長が答える。


「まあ、何て事なの。村人は無事なの?」

 

 姉ちゃが心配する。

 

「わ……解かりません……」


 キャメロンさんは息も絶え絶えだ。限界近くまで走って来たのだろう。

 

「どうしたのだ! 何事だ!」


 パパンと兄ちゃとアレックが騒ぎを聞きつけて、やって来た。

 

「……敵の数……総勢二百から三百。中隊は半数が討ち死に……。残りの者は村人と共に食料庫に立てこもっております。援軍を……早く援軍を……」


 皆アレックを見る。

 

「チート、俺と兄さんとキャメロンさんを乗せてシイテル村に向かおう。辺境連隊は早く援軍を組んで俺達を追ってください。姉さんは城をたのみます」


「よしっ! 承知した!」 

「わかったわ!」


 ブレッド連隊長は、直に飛び出して行った。辺境連隊の兵達もそれに続く。

 

「お館様。王都に知らせを。敵が大森林を西から越えて来た帝国領の者どもで有ることは間違いありません。軍隊なのか無頼の輩なのかは、まだ解かりませんが、俺達とぶつかって戦が始まる事もあり得ます。ブレッド連隊長に現場での全権を与えて下さい」


「わかった。それなら、戦にそなえるように、領民に知らせを出すぞ」


「それでは参ります。キャメロンさんに携帯食と水を! チート行くぞ!」


 ダレナがアレックに、携帯食と水筒を渡す。

 僕は兄ちゃを肩車して、アレックとキャメロンさんを肩に乗せて走り出した。

 

 街道に出ると、思いっきり加速する。

 ルールーが付いて来る。只事で無い事態を感じ取って、僕の事が心配なのだ。

 城に残るように気持ちを通わせて伝えるが、ルールーは無視して僕を懸命に追いかける。

 

 暫く走っていると、キャメロンさんが幾分元気を取り戻した。

 

「キャメロンよ、詳しいいきさつを話せ」


 兄ちゃが命じる。

 

「はっ。我らの中隊がシイテル村に到着したのは二日前でした……」


 中隊が到着した時には、シイテル村の行方不明者は五人に達していたそうだ。

 村の者達は怯えて、外出も出来ずに、村で一番頑丈で大きな建物である食料庫で固まって生活していた。

 

 中隊は直ぐに、西に広がる大森林の捜索を始める。この時点では、行方不明者が出る原因が人間を食う害獣なのか、人間を攫っている何者かなのかは、解かっていない。

 半日くらい捜索した時に、数人の不審者を見つけた。

 その数人の不審者を追いかけた中隊は罠に掛かってしまった。木の枝に登っていた敵から網を投げられたのだ。

 そこに隠れていた敵が四方から現れた。あっという間に網にかかった数十人が討ち取られてしまった。

 

 全滅する前に退却して、中隊は村人と一緒に食料庫に立てこもった。

 周りは敵に囲まれてしまう。敵の数は二百人はいる。三百人かもしれない。

 

 キャメロンさんは夜明け前に一人、敵の間を突っ切って城まで一昼夜走って来たそうだ。馬よりも速いキャメロンさんだから出来る芸当だ。

 

「網を使ったのか……帝国には網を使って奴隷を狩る奴らがいる。帝国では人族やエルフ族の血が濃い者だけが人間として認められ、他の種族は奴隷だ。しかし人族やエルフ族の奴隷が欲しい者達がいるそうだ。自国の者を奴隷には出来ずに、他国へ奴隷狩りに来たんだろう」


「じゃあ、シイテル村がエルフ族の血が濃い者が多い事を調べて、攫いに来たって事?」


 僕は走りながらアレックに聞く。

 

「そうだ。帝国も奴隷商人を抑えて、王国には手を出させなかったはずだったのだ。帝国の力が弱まっているのか、それとも奴隷商人に協力している帝国の評議員でもいるのか」


 僕は、ほぼ全速力で走っている。ゲラアリウス領の西は人口が少なく、街道の人通りは見当たらないほどだ。

 ルールーも遠くに離れているが付いて来ている。僕とルールーとの繋がりは、距離が離れていても互いの位置が解かるほど強くなっているようだ。これならルールーが道に迷う事はない。

 


−−−−



 僕らは十数刻でシイテル村に到着した。

 

 村は静まり返っている。

 

 奴隷商人の気配もない。

 

 キャメロンさんが食料庫へ案内する。

 

 死んでいる。

 辺境連隊の兵士達が沢山死んでいる。

 

 食料庫の中に入る。入り口の鉄の扉は、ひしゃげていた。

 

 村人達が死んでいる。男達が多い。

 

 腹を捌かれ死んでいる妊婦をアレックがしゃがんで見ている。

 妊婦の見開かれた目を手で閉じてやっている。

 

 赤ん坊が死んでいる。斬られている。

 

 年寄りも死んでいる。

 

 子供と若い女性だけがいない。

 

 アレックの顔を見る。

 兄ちゃの顔を見る。

 僕と同じ顔だ。

 完全な無表情。

 怒りが極限まで来ている顔だ。

 

「あー!! どうして!! 俺のせいだ!! 俺がもっと速く走れたら!! チート様のように速く走れたら!! みんな褒めてくれたのに!! 俺の足が速いと褒めてくれたのに!!」


 キャメロンさんが地面を叩いて泣いている。

 

 僕はキャメロンさんの背中に手を置く。


 キャメロンさんにアレックが声を掛ける。

 

「キャメロンさん。状況を確認するんだ。中隊の中でいなくなっている者はいないか」


 はっとしてキャメロンさんは、兵達の遺体を確認して回る。キャメロンさんも兵士なのだ。

 

「アレック様。女性兵士で見つからない者が何人かおります。……そうです、人族かエルフ族の血が濃い者達ばかりです。それから、みんなの財布がありません」


「村人のご遺体にも財布は無かった。食料庫にも、お金はなかった」


 兄ちゃが言う。

 

「よし、(きん)を探知すれば奴らの居場所が解かる」


「ҐՓҡʞҭ ҤɕՂҴҚɦҪҸʒԻՎՓɦҭՖʝҭɯҥɰ」


 アレックが魔法を唱えた。

 

 アレックは目の少し上、何も無い空間を見ている。

 

「いた。まだ三十刻杖ほどしか離れていない。帝国領に入る前に追いつけるぞ」


 そこへルールーが到着した。

 

 ルールーを見たアレックが不意に言う。

 

「食料庫の入り口の扉は魔法で破られていた。敵には魔法の達人がいる。作戦が必要だ。まずルールーが……」


 僕らはアレックの作戦を聞いた。

 

 

−−−−



「ワオォ~~ン!!」

 

 突然現れたルールーに、奴隷商人どもはびっくりしたようだ。

 

「何だ、このでっかい金色狼は!!」


「矢を射れ! 防御の魔法を!」


 矢を番える者。

 そして前に出て魔法を唱える者。よしあいつだ。あいつが魔法の達人だ。

 

 ドゴン!

 

 ルールーが全力で突っ込んだ。

 魔法の防御壁に躱されることなくぶつかる。

 

 ドゴン!

 

 前に出ている魔法の達人は、魔法の防御壁を強化しているようだ。魔法を掛け続けている。

 

 ドゴン!

 

 ルールーはマナの相殺が起さないように、ぶつかる力を調節している。

 場のマナが相殺で無くなってしまうと僕やルールーの戦力が落ちてしまう。

 

 僕は奴隷商人どもの後ろの列に捕らわれている子供や女性達の元に近づく。

 

 ダッ!!!

 

 ベチッ! ベチッ! ベチッ!

 

 僕は走っていって一番後ろの見張りの三人の頭を手刀で叩き割った。

 

 アレックと兄ちゃが走りこんできて、剣で子供や女性達の鎖を切り離していく。

 前にいた見張りが気づいた時には全員の鎖は切り離されていた。

 ルールーの姿を見て、僕達が近くにいることに気づいていた辺境連帯の女性兵士達は、鎖が切られると、すぐに村の女子供をかばいながら奴隷商人達から遠ざかる。

 後ろに控えていたキャメロンさんと合流した女性兵士達は剣を受け取る。

 

 僕は捕らわれていた人々が奴隷商人達から離れたのを見届けると、先頭の魔法の達人を仕留めに行く。

 

 ドゴン!

 

 ルールーは魔法の防御壁にぶつかり続けている。

 

 魔法の達人は、魔法の防御壁に魔法を掛け続けている。

 僕に気づくのが一瞬遅れた。

 僕は手刀で、魔法の達人の体を二つにした。


 ボフッ!

 

 ルールーは全力でぶつかりマナを相殺させて、魔法の防御壁を壊す。

 

 マナは僕らだけが使える。

 奴隷商人達の中には、戦いに魔法を使える者は、もう居ないようだ。

 

 ルールーに、最初に命令した男以外は倒すように気持ちを通わせて伝える。

 

 僕は奴隷商人達を殴っていく。

 剣は遅く、僕にかすりもしない。

 僕が倒した魔法の達人さえいなければ、辺境連隊の中隊が遅れを取るような連中ではなかったはずだ。

 加速が足りず殴っても粉砕できないが、拳が頭に当たれば首は折れ、体に当たれば倒れて動けなくなっていく。

 

 ルールーは加速して食いちぎる。それを繰り返している。

 加速して食いちぎる度に三人以上の奴隷商人を倒している。

  

 アレックは流れるような動作で、首か足を斬って行く。奴隷商人達の剣はアレックの体どころか剣にすら触れる事が出来ない。

 

 アレックの強さに驚いて逃げ腰の相手に兄ちゃが斬り込む。兄ちゃの剣は、剛の剣だ。剣を合わせた相手は押されて、そのまま斬られてしまう。

 

 奴隷商人達は前方からは、僕とルールーに押され、後方からはアレックと兄ちゃに攻められて、中ほどに固まってきた。

 

 アレックに足を斬られた奴隷商人達は、倒れてうめいている。

 一人も逃がさないつもりだ。

 

 僕らは奴隷商人達を叩きのめし続ける。

 

 三百人位いた奴隷商人達だが、立っているのは十人たらずとなった。

 

「投降する。お前達には適わない」


 最初に命令した首領の男が剣を投げ捨てた。

 それを見た他の奴隷商人も剣を捨てた。

 

 捕らわれていた女性兵士達が走って来て、投降した奴隷商人を斬って行く。

 

「お前達に投降する権利はない! 投降した中隊長達を惨殺したじゃないの!!」


 それを聞いたキャメロンさんも奴隷商人を斬って行く。

 

 女性兵士の一人が首領の男に斬りかかる。


 シャキン! アレックの剣が止める。

 

「この男は生かしておかなければ。聞きたい事があるのだ」


 女性兵士は剣を治め、倒れてうめいている奴隷商人達に止めを刺しに行った。



−−−−



 首領の男が青ざめている。

 この男の他の奴隷商人は全て死んだ。

 

「お前の名前は?」


「ヤーキンだ」


「お前は奴隷商人か?」


「そうだ」


 兄ちゃの問いにヤーキンは素直に答える。

 ヤーキンの表情をじっと見る。すでに希望は持っていないようだ。

 

 兄ちゃとアレックが代わる代わる尋問して、おおよその事が解かった。

 

 ヤーキンは、僕が倒した魔法の達人バーオブと組んで、奴隷の調達を仕事にしていた。

 他国の領に侵入して、人族やエルフ族の血の濃い子供達を数人捕らえては帝国に戻り客に売る。

 しかし狩場にしていた他国も、警戒が厳重になって難しくなってきた。

 まだ手付かずのアリウス王国で大きく儲けようと思った。

 評議員や帝国の偉いさんと組んでいた訳では無い。バーオブと二人だけでの考えだ。

 王国の強さは有名だから、沢山の無頼の者を集めて一度だけの奴隷狩りで大きな成果を目論んだ。

 ゲラアリウス領で、エルフ族の血が濃い者が多い村を見つけて、雇った無頼の者を引き連れて来た。

 村の内情を探ろうと、村人を捕らえるが口を割らない。

 五人捕らえたが誰も口を割らずに拷問で死んだ。

 辺境連隊がやって来て、嗅ぎまわり出したが、自分達より数が少なかったので襲った。

 バーオブの魔法で自分達に損害を出さずに、辺境連隊を村の食料庫に追い詰める事が出来た。

 バーオブが食料庫の扉を魔法で破壊した。

 投降すれば村人の命は助けると騙して、辺境連隊の兵達を殺した。

 奴隷に出来ない者達をことごとく殺した。

 

 僕は表情をじっと観察していたが、嘘は吐いていない。

  

「有名を轟かす、ゲラアリウス辺境連隊も大した事は無いと笑っていたら、お前達が来た。お前達はとんでもないバケモノだ」


 悪党だ。

 ただただ悪党だ。

 仕事として悪事を働いている。

 もしかしたら悪事と思っていないのかもしれない。

 

 僕はヤーキンという悪党を心底嫌悪した。

 前世を含めて、これほど人間を嫌悪した事はない。



−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



 二日後に辺境連隊が到着した。全部隊である。

 

「ジョウ様、チート様、アレック殿、大変なお働き、ご立派にございました」


 ブレッド連隊長の面持ちは沈痛だ。キャメロンさんが伝令に走って、百人近くの部下と、女子供以外のシイテル村の住人が殺害された事を知っているのだ。

 

「アレック殿、ヤーキンとやらは、どこですかな」


 アレックはブレッド連隊長を、ヤーキンを閉じ込めている小屋に案内した。

 

「お前がヤーキンか」


「なんだ、俺は顔中毛だらけの獣族になど用はないぞ。話したいなら人間をよこせ」


 ブレッド連隊長に対して、ひどく無礼な事を言う。

 ヤーキンは、僕らが、すぐには殺さないと解かると生きる望みを見出したようだ。悪党はしぶとい。

 僕はヤーキンの顔を見るだけで、思い切り殴りたくなる。中隊の生き残りの女性兵士達も斬りたくてうずうずしている。

 この二日、アレックがヤーキンに食事を出してやっている。

 無表情のアレックだが本当に我慢しているのが、僕には解かる。

 

「某はゲラアリウス辺境連隊連隊長のブレッドである。我が主、アリウス王国ジョージリウス・ゲラアリウス辺境伯爵の代理として、其方、ヤーキンに裁きを申し渡す」


「へっ。裁きって……」


「引っ立てろ!」


 食料庫の前に、ヤーキンは引っ立てられて来た。両側から兵士に押さえつけられている。

 

 生き残ったシイテル村の子供や女性が、手を握り合って見ている。

 辺境連隊の全員も、体を寄せ合って見ている。

 

「ヤーキン。其方は仲間と図って、シイテル村の子供、女性、辺境連隊の女性兵士を誘拐し、シイテル村の村民を七十三名、辺境連隊の兵士を九十三名殺害した」


「ちょっと待て! 裁判は! ゲラアリウスの城に連れて行かないのか!」


「……この罪、死以外に償うすべは無い。ヤーキン。其方に死罪を申し付ける」


「いや……ちょっと! 弁護人は! こんな茶番は認められん!!」


「ヤーキンよ。この地は帝国では無いのだ。この王国には、この王国の法があるのだ。其方は王国に害をもたらすのみ。其方は王国に邪魔な存在なのだ。……ただちにヤーキンを処刑せよ!!」


 辺境連隊の中から兵が一人進み出た、それをアレックが押し止める。

 

 アレックがヤーキンの前で剣を抜く。

 

「あっ! 待って! ちょっと! たすけ……」


 シャンッ!

 

 アレックの剣がヤーキンの頭から真下に軌道を描く。

 

 斬られたヤーキンは縦に真っ二つに分断された。

 

 ヤーキンは死んだ。


 悪党は死んだのだ。

 

 僕は悪党達を沢山殺した。

 前世で人間を殺した事は無い。

 今世でも無い。

 しかし僕には何のためらいも無かった。

  

 シイテル村を襲った悪党達は全て死んだ。

 

 


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