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桃色ノート~死神との契約~  作者: 木々野 うい
2/12

怒り。

朝。

目覚ましの音で目が覚める。


リビングで朝食を食べたり、いつも見ている朝ドラを見たり

いつもと変わらない日常が始まる。



いつもの悪口ノートは黒色だったから持ち歩けなかったけど

昨日見つけたピンクのノートは柄としては可愛いし

何かあった時すぐ書けるようにと常に持ち歩くことにした。



学校につくと相変わらず三年に陰口を言われる。

廊下を通る度、近くを通る度。

そんなに人を馬鹿にするのが楽しいのか。

情けない奴らだ、と鼻で笑いながら階段を登る。



私は今高校二年生だから教室も二階。

上がりきったところでいつものなりやんグループが立っていた。

私はどちらかと言わなくてもそういうグループが大嫌いなので朝一発目に見た顔がこいつらかと思うと死にたくなった。


そんな奴らを放っといて教室に入る。



いつもと変わらないうるさい教室。

友達のいないこの空間。





――――――――――――大嫌い。






ここ、2-Cは私の大嫌いな場所の一つでもある。

まぁ学校というところが好きじゃないからどうでもいいことなのだけど…。



そうこうしてるうちに担任の山下が入ってきた。

HRを終え、一限が始まる……。







と言ったように基本はひとりで過ごして地味に生活をしているのだがどうしても私はいじめの対象になりやすいらしい。


まぁもうなれた話なのだけれど。





気づくと放課後。



靴箱に行くと私のローファーの中に丸められたルーズリーフが入っていた。


中を見ると『ブス』『デブ』『学校くんな』『消えろ』など様々な私の悪口がある。



何も言わずに握りしめる。



そして私は足早にそこを去っていった。







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