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第一話〜神が空から降ってきた〜

〜第一話〜神が空から降ってきた〜


ピピピ…ピピピ…

「ん…朝か…」

ベッドの横にある目覚まし時計が鳴る

時間は6時半をさしている

寝ぼけ眼をこすりながら学校へ行く準備を始める僕、月宮燐玖。

「早く準備しないと双葉が家に来ちゃうな」

双葉、鷲宮双葉。幼馴染で、一緒に登校している

「双葉がくるのが7時15分位だから急がなきゃ!」

今から着替えて朝ごはん食べたら7時過ぎるかな…

「って、ぼーっと立ってる場合じゃなかった!」

僕は急いで着替えてリビングへ向かった



お母さんとお父さんは二人とも海外出張で少なくとも3年は帰れないと言っていた

だから今は家の事を全部僕がやっている

「ひぃー…間に合ったぁ…」

着替えを終わらせ、朝ごはんを食べ、双葉を待っている

「もうそろそろ来るかな?」

と考えていた時

ピンポーン

「燐玖〜!行こ〜」

「今行くー」

鞄を持ち、鍵を開け、外に出る

「来た来た 行こっ」

「うん」

鍵を閉めていつものように通学路を双葉と歩く

「燐玖ー」

「何?」

「燐玖の好きな女の子のタイプは?」

「ぐはっ!い、いきなり何⁉」

な、何だ⁉

「えーっとショートカットで背は同じ位でおっとりした子かな

それがどうかしたの?」

「いやっ…何でもないよっ

聞いてみただけ」

「ふぅん」

どうかしたのだろうか

そんな疑問を抱えながら授業に望んだ



昼休み

購買へサンドイッチや飲み物を買いに行こうとしたら

「燐玖〜購買へ行くのか〜」

「うん」

僕の小学校からの悪友、帝野一也に話しかけられる

「一緒に行く?」

「おう‼今日こそは幻のカレーパンをてにいれてやるんだ!」

「ははは 頑張れ」

いつにも増してはりきっている一也。

元気だなぁ

「お、今日空いてんなぁ」

今日はあまり人がおらず、並んでいなかった

「カレーパンゲットだぜっ」

ポケットOンスターの主人公ばりにパンが売っている所へ走って行った一也をよそに僕はサンドイッチと飲み物を買いに行った


午後の授業を終え、下校時間

「双葉ーって委員会があるって言ってたっけな」

仕方ないので一人で学校を出た

いつもの帰り道

「ぼっち下校は寂しいな…」

一人歩きながら呟く

…いや友達がいないわけじゃないからね?

一緒に帰る人がいなかっただけだからね?

不意に空を見上げる

「月光町の空は何年たっても変わらないな」

僕の住む月光町は日本で有数の空が綺麗な町である

と思っていると一筋の光がこっちに向かって来ていた

「えっ…何あれこっちに来てるじゃんか!」

とりあえずその場から離れる

離れた所で落ちる所を眺めていた

その瞬間、ずがぁぁぁぁん‼と音を立て、地面に当たる

一体なんだったのか調べるため、穴が空いている所を覗く

そこにはあり得ない事が起きていた

「女…の子?」

地球の服ではない、何かをきている女の子がそこにいた

髪はブラウンのロングで細い体

人ができる美しさなのかと思う位綺麗な顔

そしてもう一人

一人目とおなじ形で青い何かをきている女の子

髪はショートカットで銀色

こちらも、あまたの女の子が羨ましいより尊敬してしまうのではないかと思う位の可愛い顔

「ヴィーナスさん!だから言ったじゃないですか!ちょっとでもよそ見しちゃだめだって!」

「うるさいわね!いいじゃない!

星が綺麗だったんだから!あなたも思ったでしょ?」

「それはそうですが…」

何やら口論しているらしい

「あ、あのー…」

「「?」」

二人がこちらを向く

「話し合いの途中で悪いんですが、早く出た方か良いですよ」

「そ、そうなんですか?」

「はい」

そういったら二人は穴から出てきた

「大丈夫ですか?」

「はい!大丈夫です」

「あなた名前は何?」

「へ?僕ですか?」

「ええ」

「つ、月宮燐玖です」

「り、燐玖さんですか」

「燐玖ね、覚えたわ

ありがとうね、じゃあまた」

と立ち去ろうとすると青い何かをきている女の子のお腹が鳴る

「お腹が空いてしまいました」

と言った

嫌じゃないと良いけど

そんな事を思いつつ、僕は言った

「よければ僕の家で何か食べませんか?

地球の情報も僕が知っている限りの事を教えますし」

「い、良いんですか?」

「かまいませんよ

それに放っておけません」

「じ、じゃあ燐玖の家へ上がらせてもらうかな」

「あ、ありがとうございます‼」

「いえいえ」

こうして僕と神達との非日常が始まった

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