第4話 王族故の苦悩
みなさん、かなぁ~りご無沙汰です。久しぶりに更新したので、あら?と感じるとこもあるかもしれません。
それから数日後、私の不安は現実のものとなってしまう。
(ハンストヘテルブルグ王居)
?「ちょっと、ギヨーム?これはいったいどうゆうことなの?説明しなさい!!」
そう言いながらこの国の公太子に近付いて来たのは、彼の母親であるマリーン公妃だった。彼女の右手には、こんな見出しが踊っている週刊誌新聞が握られていた。
【ハンストヘテルブルグ公国次期大公ギヨーム公太子に新恋人発覚!!相手はなんと日本の広島に住む障害者】
マリーン公妃「障害者なんかと付き合っているなんて…王室の恥になります。今すぐ別れなさい!!」
ギヨーム公太子「どうしてなのですか? 障害者だから何が悪い!?王室の一員として産まれたとしても、同じ人の子。王室メンバーにハンデを持って産まれてくる王子王女だっているはずです!!」
マリーン公妃「いいえ、とにかく許しません!!あなたには由緒正しい家柄のお嬢様と結婚してもらいます。もう先方とはお互いが産まれた時から結婚の約束をしているのですから!!」
ギヨームの両手は固く握り締められて震えていた。
ギヨーム公太子「…なんだよ…なんなんだよ!!どうして恋さえ自由にさせてもらえないんだ!?お母様の考えは古すぎる!!もっと新しい風も必要なんです!!…とにかく、ボクは諦めませんから!!例え世界中を敵にまわしてもね…」
そう言ってギヨーム公太子は扉を激しく閉めて部屋をすごい勢いで出て行った。
(王族に産まれなければよかった…そうすれば、こんな想いをしなくてすむのに…………)
みなさんは、世界の王室メンバーの中でお気に入りの王女や王子、メンバーなどはいますか?