プロローグ
12世紀ヨーロッパを舞台にした、少年の物語です。
首の後ろに声が響いている。しかし、何を話しているのかはさっぱりわからない。ものすごく遠くから届く叫び声のように、音だけが聞こえる。いつもだったら、聞き返すか相手のもとに行こうと思うだろう。だが不思議とこのままでいいと思った。今はただ、眠っていたい。ふと、声がだんだんと小さくなるとともに時々自分の名前のような響きが混ざっているのに気が付いた。あぁ、あの人の声だと思ったが、肝心のだれなのかはわからない。
突然、草むらの中で微かに何かが動く音がして目が覚めて、反射的に身を起こした。もし奴らに見つかりでもしたら、この首が宙を舞うことになるだろう。少年はその細い首に手を当て、切り落とされる痛さを想像する。しかし、彼は想像できるほどの痛い経験をしたことがない。しばらく草むらを見つめていると、奥の方に小さい黒い影が見えた。音の正体はウサギだろうか。動いている草の大きさから見張りの奴らではないなとほっとする。張り詰めた空気が気のせいからできたものとわかって、小さくため息がでた。
「おーい、そろそろ帰るぞ。ミリが帰っきちまう。」
「はあい。」
左肩に弓を右肩に大きめの鳥を二、三匹担いでいるこの人はヴォータンという。少年の三倍はあるであろう背中が頼りになる一方で、ミリのことを気にしているのを隠し切れておらず面白い。一方で鳥と弓を持つその姿を『森林法』で少年ら農民を縛る領主が見ることがあれば、彼の太い腕は地面に切り落されることになるだろう。
少年の四歩をヴォータンは一歩で進んでしまうから、少年は早歩きというよりほぼ走ることになる。見つからないためにしゃがんでいたせいか、ヴォータンからは土と汗のにおいが尾を引く。鼻先を中から突くようなその匂いは少年のお気に入りだった。そして、彼の足元には、薄い紫のカンパニュラの花が咲いている。このような知識すべてミリゆずりだ。少年にとってミリはなんでも知っている、本のような存在である。
「ねぇ。」
「しゃべるんじゃねえよ。」
そうだった。しくじった、という雰囲気を醸し出しておくが、ただ紫の花が咲いていることを報告したかっただけだ。しかし全く怖くなかった。この前だって自分の分のパンをくれたことがあったのだ。もちろん表情は変わらない。しかも少年はヴォータンより二、三倍は食べるのに時間がかかる。嚙み切れないのだ。それを見てヴォータンやミリはおかしそうに笑っていた。やっぱり優しくないかもしれない。少年にとって、ヴォータンはすべてが大きくて強い。
森をぬける直前にヴォータンのでかい手が少年の目の前に迫ってきた。少年は急いで自分のカバンから袋を出して彼の分厚い皮をつけた手にのせる。いつだったか、少年に袋を持たせるのは奴らにばれないためだとヴォータンが言っていた。たしかに奴らにばれそうになっても木の実を取りに来たと言い訳すればいいのかもしれない。
すると、ヴォータンはバサッと袋を開き、中から布を取り出した。彼の矢がゆっくりと抜かれ、傷口から血が溢れる。すぐに布で傷口を覆う。外側の袋に血の染みができてしまえば見つかってしまったとき言い訳ができなくなる。そして袋に鳥を詰め込んで縛った。
するとヴォータンは来ている服に袋を隠し、はたから見てばれることのないように調節する。少年にはまるで身支度を整えているように見える時間には確かに緊張が居座っている。
「行くぞ。」
あくまで独り言のような声量でヴォータンは、若干後ろの下の方を見て言った。さっきの失態のこともあり、そのでかい背中が返事を欲していないことがわかった。
そろそろ森の入り口につかんとしていた。少年も、もちろんヴォータンも森を出る瞬間は心臓がよく跳ねる。少年は、うれしい時も悲しい時もこんなにも跳ねることのない自分の胸を不思議に思った。きっと、心臓だって逃げ出したいんだろう。こんな危うくて緊張が消えない場所なんか。
上からではなく二人が進む方向から太陽の光が迫ってきた。早くここから出たい。走り抜けてしまいたいと叫ぶ太ももを押さえつける。地面と靴がぶつかる音が、歩き始めたころより大きく少年の耳によく届いた。
森を抜けた先は、大麦畑がこれでもかと広がっている。森に行く道のりでは何とも思わないのに、今はなんだかこちらをじぃっと見ているような気がした。ヴォータンは弓をいつもの木陰の隅に隠した。弓なんて持っていたら私達は動物を殺した、と宣言しているみたいだからだ。そして、元から仕込んでおいた麻袋を取り出した。しゃがんだまま少年の方を見たヴォータンの緑が少し混ざった茶色の瞳が鋭く少年に向けられる。その目には覚悟とこうするしかもう手がないというような諦めが写っていて、彼の汗がひとつ頬を伝って落ちた。
二人は大麦畑の向こうにある家を目指し、歩き出した。あくまで堂々と歩くことが大切で、走ってしまうと逆に疑われてしまうらしい。たしかに、いかにも森から逃げてきましたと言わんばかりだろう。そうは言っても、あまりに道のりが長い。少年にはこの道がいじわるをして背伸びをしているように感じる。
不安を紛らわすために少年は道端に目を向けた。すると、アザミの花がこちらを見つめていた。なんだかトゲトゲしている先っぽが刺さってしまいそうで目を背けてしまった。
だんだん村の白い壁が見えてきて安心したのも束の間、人影が現れた。森林の見回りをする役人かもしれない。そう思うと、一気に皮膚の内側から熱を帯びた汗が外側へと滲み出て来るのを感じた。それと同時に頭の奥はひどく冷めきっていてその矛盾が怖かった。ちらりとヴォータンへと目をやると、その背中がでかくて頼りになることは変わりないが若干彼も緊張しているのではないかという感じがした。少年はそうだったらいいなと思った。
「大丈夫だ。」
少年の緊張が伝わったのかと一瞬思った。けれどそれだけじゃないと気付いた。ヴォータン自身にも言い聞かせている、と。
そう考えている間にも歩みを止めるわけにはいかない。その人影がどうやら男であると体格からわかるくらい近くなった。さらに暗い緑のマントを羽織り、教会の紋章が胸にあるのがわかった。ヴォータンがよく言うやつら、役人の特徴であると気が付いた。少年は森を出てすぐの頃に意識した堂々と歩くことをもう一度意識した。
「ねぇ、虫に食われていなくてよかったね。今夜は雨が降るといいね。」
「あぁ。」
わざとらしくないことに気を付けて、あの男に聞こえるように話しかける。これも、ミリが提案してくれたものだ。ばれないように黙っていても、親子にしか見えない二人組にしては不自然だ、と。その意見に耳を傾けていたヴォータンもなるほどなという顔をしていた。その顔を見て、なぜか少年は得意げになった。自分もいつかヴォータンにそんな顔をさせるのがひそかな目標だ。
男との距離がいよいよ近くなる。もしもこの男の鼻がよく利く方で、死んだ鳥の血の匂いに気が付いたらどうしよう。そうでなくても、もし話しかけられたら動揺することなく話すことができるだろうか。妙に頭が冴えて、変な想像が頭の中を暴れ回った。あれこれ頭を動かしすぎたせいかかなんだかくらくらして頭が痛くなってきた。気持ちが悪い。
そしてついに男とすれ違った。少年は息を止めていた。きっと傍から見ていたのなら、麦畑の様子を見に来た親子と男がただすれ違っただけに見えるだろう。しかし、少年には一瞬だが時間が止まったように感じられ、自分だけ置いて行かれたような感覚がした。背中にべったりと汗が乗っかっている。しかも首の後ろでは水滴が背中に入っている感じがしてとても不快だ。
「今年の麦の調子はどうだ?」
「あ、あぁ。なかなかいい感じです。」
「そうか。よかったな。」
もしかしたらこんなにも怖い思いをしたのは初めてかもしれないと少年は強く思った。それと同時にばれたらどうしようと焦る気持ちが顔に出てしまっていた気がしてならない。あの男はとっくに後ろに行っていてもう心配はいらない距離にいる。しかししばらく緊張と汗が止まらなかった。
それからどれくらい歩いたのだろう。汗が少し引いたころ、三人が住むあのワラの屋根が見えて、ようやく心臓がいつもの速さに戻った。ヴォータンは相変わらず何も話さない。ふと、ヴォータンの歩き方がじぶんよりも堂々としていて頼りがいがありそうだと少年には見えた。彼は右足を前に大きく出すと勢いよく体を右足に追いつかせる。左足でも同じように、大きく踏み出しては体を追いつかせる。大事なのはスピードだ、と少年は分析した。家までの道はヴォータンの歩き方をまねることにした。絶対に身に着けてやろうと意気込むくらいにして。しかし、すぐに無理かもしれないと思う。少年の軽くてまだまだ薄い上半身ではヴォータンのようにスピードがでないのだ。しょうがない、自分も鍛えてヴォータンみたいな厚い体になるしかないと思った。少年は、自分の体が三倍くらい大きくなるのを想像する。けれどヴォータンのようなかっこよさや強そうな雰囲気はでないのかもしれない気がしてくる。きっと自分が憧れているのは彼の背中だけではないと思った。
ヴォータンの観察も毎日見ていれば、あとは特にない。そのせいか、今度は何も話さないことが気になってきた。しかし、家の中に入るまで決っして油断は許されないこともわかっていた。
村の入り口にふと、眩しく光る花が咲いていた。しかしミリから教えてもらったことはなくなんという花なのかわからない。なんだか笑った顔のミリのようだと思ってしまった。少年は、その太陽のような花びらから目を逸らした。
石の集合体でできた教会のとんがっている屋根越しに太陽が沈んで行くのが見えた。太陽が沈んで行くとき色がさっきの花のようになるのはどうしてなのだろう。少年は昼の方が明るくて好きだ。だからこの時間になるとすごく寂しい。太陽も寂しいのだろうか。それとも別れを告げてくれているのかもしれない。どちらにしてもまた上がって来るまで待ってやらないことはないと少年は思った。
幸運なことに家に着くまでの道で誰か村の人に会うことはなかった。昼間に出くわした風と似たようなものが少年の頬に触れた。しかし、昼と違って少し冷たくなっていた。少年には昼間と同じに思えたのだが、全くの別人なのかもしれない。もしかしたら同じに見えるものは全部少し違うのかもしれない。
家の入り口の周りにあった雑草がなくなっている。きっとミリが刈ってくれたのだろう。三人しか入らないというのに彼女は、綺麗に保とうとする。その細かくてこだわりがあるのも彼女らしい。
「あ、おかえり。」
「ただいま。」
「ちょっと挨拶はちゃんとしてよ。」
少年とは違って、無言で入ってきたヴォータンにミリが注意する。たしかに挨拶くらいはしなければならない。
「ただいま。」
ヴォータンが小さな声でつぶやくと、ミリはとても満足そうにその頬を持ちあげた。ちょうど部屋の中心にある炉に薪を運んでいるところだったらしい。その嬉しさは彼女の足音にも出ていて、いつもより軽やかな音になった。彼女は灰かきで昨日被せた灰をそっとのけた。すると、赤く輝く火種が中から顔を出した。その上に細い薪を載せて息を吹きかけた。なかなか火がつかないらしくミリの眉がだんだんと険しくなっていく。
「僕もやるよ。」
そう言って少年も息をおもいきり吹きかける。ミリも少年と同じタイミングで火種に風を送った。すると、火種の中の一つがはじけて散ると周りの火種も弾けだし、それがあっという間に広がっていく。ミリと少年はわぁっと顔を見合わせると、ミリがふふっと笑う。緑と青が混ざったような瞳がこれでもかというくらい細められている。つられて少年も微笑む。彼女の笑顔に見合うものを自分も彼女に見せたくて。
炉にさっきの薪よりも太い薪を積み上げるのをミリと協力して仕上げる。ミリはなにかを成し遂げたときに彼女がよくする満足そうな顔をした。頬と眉が少しだけあがっているのが特徴だ。火がついてしまって少し落ち着いた頃、二人は外にいるヴォータンを家の戸から覗いた。ヴォータンは家畜小屋のほうにいて、こちらにおおきな背中を向けてしゃがんでいる。ヴォータンはこのまえ手伝おうとした少年に、『ガキにはまだ早い。』と言って、薪を切っておけと言われてしまった。
「なにをしているんだろう。」
「きっと皮を剝いでいるのよ。」
いつもヴォータンが運んでくるのは、ただの肉の塊になった鳥なので彼がどのような順序で、あの毛だらけのものを食べられる状態にするのかわからないのだ。ミリがすぐ答えてくれたのでわざわざあの無口の大男に聞く必要はなかった。その作業を見ることもしてはいけないのだろうなと思った少年はそのことについて聞かないようにした。
「今日もポタージュでいいよね。」
「うん。水組んでおくよ。」
「よろしく。」
少年は壁際に置かれた水甕から小さな木桶で水をすくう。二杯ほど入れると鍋はいっぱいになった。ミリが畑の方に行っているうちに、ヴォータンが皮を剥した鳥を掴みながら入ってきた。気のせいかもしれないが、少し眉がひそめられていて不機嫌そうな顔をしている。きっと気持ちのいい作業ではないから、彼にしては珍しく顔に出ているのかもしれない。鳥から血もできるだろうし、思ったより難しいんだろう。それに、皮が剥がれる前と後では、大きさは変わらないように思う。ヴォータンがやるように綺麗にはがせるものなのだろうか。
「今日は、キャベツも採れたよ。」
ミリのその頬には達成感が薄いピンク色になって貼ってあった。それを見た少年もなんだか嬉しくなっていた。
「よかったな。」
ヴォータンの眉は元の位置に戻っていたが、ミリとは違って嬉しそうだったり楽しそうだったりする気持ちは顔のどこにも見つからない。彼は淡々と肉の塊から食べられる部分を切り落している。肉の上にナイフを当てるとヴォータンの腕に力が入るのがわかる。あんなにやわらかそうなものからする音は重いのは大きく少し乱暴だ。
当たり前のように、ミリはヴォータンの隣に立ちキャベツを切りだす。そう、これが当たり前に明日も続く。二人がこうして並ぶ姿はいままで何度も見てきたからそう思う。少年がミリの背丈を越して、もしかしたらヴォータンの背も越せる日が来るかもしれない。少年は、せめてそれまでは一緒に入れることを静かに願った。
「ごめん。リーキ採って来てくれる?」
「うん。」
リーキはキャベツの横にあるはずだ。たしかにミリはキャベツを二個も持っていたので、リーキも持っていくのは難しかっただろう。少年は菜園に向かうと、緑の葉が数本地面から無造作に飛び出ている土の前にしゃがんだ。鼻にかかる土の匂いにはしっかりとヴォータンのイメージがついている。少年は小型のナイフを腰から抜き取り、葉と葉の間をかき分け、土をよける。そして、リーキを両手でつかみ少年の胸のあたりにくるように力いっぱい引っ張る。すると、思ったよりもすんなりと抜ける。まるで地面から抜け出す機会をうかがっていたようだ。
リーキについた土をはらえるだけはらい、菜園から戻ったが、家の扉からは相変わらず大男と小柄な少女の後ろ姿が見えた。少年はミリの横に並びリーキを差し出した。
「二本でよかった?」
「うん。ついでに切ってくれる?」
「わかった。」
毎日のことだが、三人で並んで立つこの時間が少年にとって一番好きな時間だった。なんだか仲間のような感じもするし、家族みたいな感じもする。
ヴォータンはとってきた鳥を細かく切るのを終えて、炉の火を大きくすることにしたらしい。細い枝を足しては、息を吹きかけている。ミリも少年も、もう少し切り終えるというところまで来ていた。鍋からの湯気がだんだんと昇っては消えていく。
「だんだん肉、入れてもいい?」
「あぁ。」
さっきまで少年の顔よりも大きかった塊がこんなにも小さくなっている。少年は両手で肉を掬い上げ鍋に入れた。鍋のそこから湧き上がる泡が肉の破片たちによって覆われて見えなくなっていく。
「まだだ。」
急に飛んできた低い音に少年の肩は飛び上がる。肉を入れた流れでついキャベツも入れたくなってしまったのだ。ミリがあっと驚いた顔をしたあと、にやりと笑ったのがたしかに見えた。ミリは少年のこういう失敗を笑うことがある。正直、少し気にしてしまうからやめてほしい。
しばらく肉を煮ていると、お湯の表面に白いものが浮かんでくる。これは取り除かないといけないらしくヴォータンは毎回掬いとって捨ててしまう。少年は、ぐつぐつと底から湧き上がっては表面で弾ける泡を無意識に見つめる。次から次へと消えていく泡の連鎖がいつまで続くのか気になった。火を消さなければ一生このままなのだろうか。
「そろそろだ。」
「わかった。」
今度こそ、両手を皿のようにしてキャベツを下から掬い上げるようにして持った。鍋に入れると、すぐにお湯の中に吸い込まれていく。鍋の中で円を描くようにして混ぜるヴォータンの後ろをミリが通る。彼女はなにも言わなかったが、いつもより早く歩いていたためいつもいれるハーブを忘れたのだと思う。
少年の思った通り、ミリは菜園の方に行った。ハーブの種類は何種類かあるらしいが、少年にはまだ見分けがつかないので、ミリが
来たら聞いてみなければならない。
「忘れてた。」
緑の葉を持って歩きながら言った。本当に焦っているようなその顔が、なんだかおかしくて少年は笑った。
「今笑ったでしょ。」
ミリは、自分は思いっきり声を出して笑うくせに、わかりやすくすねた。しかも、少年はミリと違ってにこりと微笑んだだけだ。今度なにか面白いことが起こったら、絶対に声を出して笑ってやるんだ。
すると、鍋をずっと混ぜている大男の口元から息がもれる音が聞こえた。少年がミリの顔を見ると、少年と全く同じ顔をして固まっている。もしかして。
「笑った?」
先に声に出したのはミリだった。上がったままだったヴォータンの口角が下がる。本当に笑っていたようだ。初めて見たかもしれない。そうか、ヴォータンはこんな顔で笑うのか。
「いや。笑ってない。」
「ぜっったい笑った!」
「ちゃんと見たもん。」
ミリといっしょにヴォータンに近づく。二人が距離を詰めていくにつれて、ヴォータンの視線が鍋のなかに吸い付けられる。
「ハーブ、入れたらどうだ。」
こんなに歯切れを悪くしながら話しているのも初めて聞いた。別に、笑うことは悪いことではないにだから、認めればいいのにと少年は不思議に思う。「はーい。」というミリのつまらなそうな声が遠くで聞こえる。少年はというと、ヴォータンの顔の動きをじっと見ていた。
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