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胸いっぱいになるために

作者: シサマ


 仕事の帰り道 

 何気なくつけていたラジオから

 流れてくる懐かしい曲

 高校時代に バンド仲間と

 学園祭のライブで()った あの曲が

 俺の胸をいっぱいにする

 

 だけど  

 早く大人になりたくて 背伸びをしていた

 あの頃の俺は

 もっと渋い曲を演りたがっていたな

 クラスの女子が喜ぶから

 流行りの曲を 演っていただけだったんだ


 ちくしょう なんてこった

 今頃になって 誰もが知ってるこの曲の

 素晴らしさに気がつくなんて

 カッコつけていた昔の俺が バカみたいで

 大人になってからの 長い時間が

 もったいないじゃないか

 気づけてよかったけどな



 神様 

 楽しい想い出をありがとう

 多くはいないけど

 大切な仲間をありがとう

 音楽との出会いをありがとう

 いじめられっ子だった頃があったり 

 仕事がなかったりもした 俺でさえ

 噛み締められる幸せをありがとう



 今が辛いやつ 仲間のいない奴

 俺みたいだった奴に告ぐ

 昔好きだった音楽を 思い出せるか?

 思い出せたなら そいつを手に入れろ

 金や時間がかかっても 手に入れろ

 少しでも 幸せだった記憶に包まれて

 胸いっぱいになるために


 明日という日と

 幸せを信じられるまで

 胸いっぱいになるために

 

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― 新着の感想 ―
[良い点] かっこいい! 懐かしい曲を聴き始めると、止まらなくなります。 素敵な詩をありがとうございます(*^^*)
2024/01/19 22:24 退会済み
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