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世界はいつだってままならない。だけどその問題くらい分かれ

1部の伏線大爆発回です。

 

「不評なのは明らかなのになぜか利益だけは増加傾向にあるから私共も困っているんですよ。」


 そりゃ困るだろうな。この手の広告は現代日本ですら不評だった。その割にはなぜか似たような広告がどんどん出てくるからやはり効果自体は本当にあったのかもしれないが。


 中身の是非はともかく、この広告を見て確信できたことが1つある。


 どうやらこの世界には俺より先に転生して来た日本人がいるようだ。


 マヨネエズの街にヒノキブロ大森林、名前を聞いたときは思わず吹き出しそうになった周辺の地名も転生者の活動の痕跡であると考えれば納得がいく。


 そしてこの転生者(仮)、おそらくではあるが()()()()()()奴だ。マヨネーズも檜の風呂も材料、再現難易度共にそう高くない。(檜が見つかるかどうかは別として)まさに知識無双テンプレートと呼ぶに相応しいチョイスと言える。


 この分だと有名なボードゲーム、詳しければ水車、馬車等のテンプレ発明は抑えられてる可能性があるな,,,


 偉大な、そして強力な先駆者(ライバル)の出現だ。


 戦闘面ではドラゴンスレイヤー(仮)、知識面では転生者(仮)。この二人を上回るなにかを見つけないと無双はできそうにないな。



「あの、そろそろ読み終わりましたでしょうか?」


 フェリスさんから声がかかる。考え事に熱中しすぎてしまったようだ。


「今読み終わったよ。それで、早速だけど冒険者ギルドに登録させてくれないかな。」


 まずはここで強くなり、下地を整える。無双はそれからだ。そう決意し、ギルドに登録する旨を伝えた俺をフェリスさんはなぜか微妙な顔で見ている。

 というか口の端が少しひくついている。


「その資料にそんな発奮する要素がありましたか,,,?」



 ふと目を落とすと、頭上のピンを抜いて溶岩に飲まれた冒険者がアフロヘアーで頭を抱えていた。



 

この小説に1部はないし伏線には【後付け設定】とルビが振ってある

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