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#4.お説教

#4.お説教




「という訳じゃ。女神ちゃん・・・お分かり頂けたかの?」


場面は変わって小汚い独身部屋から神秘的な白一色の女神の部屋に移る。


「えーと、私何かやっちゃいましたか?」


まるで自分が何をしでかしたか分かっていない様子の女神。


「普通はの、異世界に転生させる時は手続きや調整なんかで何日もかかる訳なんじゃ。それをお前、1時間も経っとりゃせんのはどういうことじゃ?」


「えーと、一応それは転移対象の方が即決したからで・・・」


「の割には説明を大分はしょってたようじゃの?」


図星なのか目を背ける女神。だらだらと冷や汗をかいていて、ドレスがぐっしょりと濡れている。


「ちゅーかなんで当たり前の様にチート能力持たしてるんじゃ?」


「そそそれは、そのまま異世界転移しても野垂れ死にするだけですからー」


「ほぅ、それじゃあ能力持たない元の世界の一般人共はどうなんじゃ?」


尋常じゃない汗をかいている女神。緊張のせいかカップを持つ手が震えている。


「ワシもプロスポーツ選手並の身体能力とか、中の上位のエリート魔術師レベルなら、まあ不手際のお詫びも込めて許容しなくもない」


「だがの・・・」


バンっ!!と書類を机に叩きつけるナーロウ。そこには転移者の詳細が書かれていた。無論どんなチート能力を与えたのかも。


「その世界の最高峰の魔術師の100倍の魔力って・・・さすがに盛り過ぎじゃろっ!」


「ひっ?!」


ナーロウの叱責に思わず怯む女神。まあ100倍はさすがに仕方がない。


「あーあ、大丈夫かのうメイドちゃん」


「メイドちゃん?」


聞き返す女神の問いにナーロウは答える気はない。


だがすぐにその答えは分かる事だろう。(すぐ出番なので)

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