第8話 相撲
けっこうあげられそう
「おーいどん兵衛~」「どうした朝っぱらから。今日は休みだしもう少しゆっくりしてもいいだろ。」「日頃から不規則な生活を送っているからそうなってしまうのだ。そんなことより、今日はいいところへ連れてってやろう。」「いいところ?」宿舎を出て、そこから10分ほど歩いていった。すると、そこには相撲場があった。「今日はお前に相撲を観せてやろうと思ってな、いや~7日前から予約を取っておいて良かった良かった!」
相撲は元の時代でも見いたが興味があるかと言われたら無い方である。ただ祖父が観ていたから少し観ていたぐらいだった。「まあ観るぐらいだったらいいぞ。」「ほらほらはやく座れ座れ。」「お前やけに乗り気だな。」「まあな。俺は相撲が大好きだからな。」「お前がね~。」「なにが可笑しい?相撲好きはかなりいるぞ。」この時代のスポーツといえば相撲みたいなところあるからな。ファンがいて当然だろう。「今日はどんな選手が出場するんだ?」「今日はかなりの精鋭達が出場するぞ。例えばな、破壊力なら右に出るもの無しの力を持つ『剛の海』相撲なのに避けまくる俊敏の『速の川』そして今大会の優勝候補『らい‥」「すまんちょっと厠にいってくる。」「待て!説明はまだ途中…ったくよー」俺はトイレで用を済ませた後戻ろうと廊下を歩いているとき、「君!すまないがちょっと来てくれ!頼む!」急に呼び止められて驚いたがすぐに呼んだ人の方へ走って行った。ついていくと小部屋へたどり着いた。「話はとりあえず中で。」中に入ると見るから相撲取りだと分かるような男がいた。相撲取りの男は話した。「じつは大会でるはずだったんでごわすが、前日に怪我してしまったんでごわす。おいらたちはとりあえず替え玉を用意する必要があったんでごわすが運悪く皆他の大会に行っていてたのめなかったんでごわす。」「そして私がこの会場から探しだすしかなかったんです。しかし、なかなか体格の良さそうな人は居ませんでした。そこに!貴方かやって来たのです。どうか、代わりに大会にでていただけませんか?」確かに俺はこの時代の人に比べれば身長をでかいし、部活でラグビーをしていたからそこそこ体格は良い。しかし、相撲なんて見たことしか無いからな~。う~ん。「もし出ていただいたらお礼も差し上げます。」お礼!これはやるしかない!「是非!出させていただきます!」絶対に優勝して賞金+お礼でガッボガッボ目指してやるぜ。
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