第63話 大阪物語 其之二
ねぇぇぇぇみ!
「『大塩 平八郎』ねぇ。聞いたことは無いな。
有名なのか?」
「多分・・・・・?」
「君たちもそう思うよね!」
「うわぁ!ビックリしたぁー!」
「君たちも講演聞いていてくれたんだろう?私は今度反乱を起こすんだけど、君たちも参加するかい?」
「いや・・・、俺たちただの旅行者なんで・・・・ちょっとそうゆうのは。」
「そうか・・・・残念だ。まあ、応援しておいてくれ!」
「元気なな人だったな。」
「というより、元気すぎ?圧しが強すぎるんだよな。」
その後は適当な所をブラブラ観光し、門限通りに旅館に帰った。
「ただいま。」
「お帰り、お前らが一番遅いな。どこまで行ってたんだ?」
「適当に進みすぎたせいで結構遠くまで行っちゃったんだよ。」
「物事には計画性が大事なんだぞ。いいか?
『時は金なり』という言葉があってだな・・・・
・・」
「飯いつ出来る?」
「あと二十分後ぐらいだって。」
「話を遮るな!!」
「夕食が出来ました。大広間へ案内致します。」
「よし。皆行こうぜー!」
俺たちが着くともう先に血反堂組の人達が座っていた。また、大広間には自分達以外誰も居なかった。
「あれ?この旅館って人気無いんですか?」
「ちげーよ。俺たちの貸し切りだ。オヤジの粋な計らいでな!」
「それでは、皆さん揃いましたので乾杯のご挨拶をさせていただきます。オヤジお願いします。」
「今日は皆さん、日頃の疲れを忘れるほど盛り上がりましょう。組員の皆は羽目を外さないこと。
それでは、"乾杯"!」
『かんぱーい!』
そこからはもーーう飲めや歌えやのどんちゃん騒ぎ。行きの馬車で酔いつぶれていた筈の八拳さんもまた大量に酒をのみ始めていた。
二時間後・・・・・
「オェェ!」
「ウウップ!」
「ハァハァハァ・・・・・」
「オロロロロ!」
無事なものの方が少ないほど会場中に地獄絵図が広がっていた。
「算助!早く部屋に戻ろう!ここにいたら空気で酔いそうになる!」
「わた~しもついて行きま~す。」
「あれ?、双六さん。酔いつぶれてないんですね。」
「私は酒は嗜む程度でしか飲みませんから。そんなことより部屋で花札でもやりません?おいちょかぶでもいいぞ!」
「俺、丁半とチンチロなら出来ますよ!」
「よぉ~し!今日は朝までやりましょぉ~う!」
「まけてらんねぇぞー!」
結果、本職の人に勝てるはずが無く大負けした。
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