第59話 襲来
休みだが、忙しい。
矛盾!
「ああ、どん兵衛ですか!今すぐによんで・・・・・ってえええええ!」
「どうしたんですか店長。朝から五月蝿いですよ。また血圧上がりますよ・・・・・・ってぇぇぇぇぇぇぇ!ななななんでぇぇぇ!ここにぃぃぃぃ!」
「すみません!急に押し掛けてしまって。私は・・・・」
「いやいやいやいや!大丈夫っです!存じております!あの!こんな入口いさせて申し訳ございません!奥に客間がありますので、おい!早く案内して差し上げなさい!」
「いや、ここで十分なんですけど・・・・」
「そんなの出来ませんよ!貴方のような超有名人には尚更!」
「今すぐにどん兵衛を呼んできます!しばしお待ち下さい!」
「おい!どん兵衛!!!!!」
「な、なんですか?店長。まだ起きて間もないんで説教は短めに・・・・・・。」
「馬鹿野郎!そんなことではない!全く、なんで貴様だけいつも!!!!!」
「なんでそんなに怒ってるんですか!俺が抜けて何をしたっていうんですか!」
「黙れ!さっさと着替えて客間に来い!」
「お、お待たせしました・・・・・ってぇぇぇぇぇぇ!なななななんでここに!ここにあの!橋本さんがいるんだぁぁぁぁぁぁぁ!?」
「お、落ち着いて下さい。ご存知下さっていたのですね。」
「そりゃ勿論ですよ!今江戸で大流行中の超超超有名人じゃないですか!この前の生演奏会行きましたよ!」
「ありがとうございます。それで・・・・お話がというよりお願いがありまして・・・・」
「実は・・・・どん兵衛さんに私たち、曼珠沙華の専属支援者になっていただきたいんです!」
「なるほど。つまり、最近演奏会等の仕事か増えたから自分たちだけじゃ管理が難しい、と」
「あと、普段はいがいと落ち着いてるんですね。」
「演奏会の時にわざとそうゆう性格にしてるんです、人気のために。とりあえず資金援助をしていただいてる血反堂組のに何か良い人はいないかと話してみた所、全員が口を揃えてどん兵衛さんを指名したんです。」
「ったく。奴らめ・・・・・・」
しかし、どうするべきか・・・・。俺はなるべくフリーな生活をしたいためこういうことはしたくない。だが、断ったらそれはそれで可哀想だし・・・・・・そうだ!
「すみません。自分では少し難しいかもしれません。」
「そうですか・・・・・。」
「ですが!俺の変わりを紹介します。憶助君でーす!こいつなら俺よりこういうことには熱心で博識ですよ。」
「どん兵衛・・・・・ありがとうな!これで俺は夢の転職に成功したぞ。」
「えっと、憶助さんでしたっけ?これからよろしくお願いします!」
「自分も頑張りますんで!一緒に成長していきましょう!」
「ってことで!店長!今日で仕事辞めます!曼珠沙華をもっとでっかくさせて見せます!」
「うんうん!やっぱり憶助は女性関係になったら常に本気を出すからな。ピッタリの職業だ。」
これで憶助の恋の病問題も、曼珠沙華のマネージャー問題も解決!
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