第49話 灯台もと暗し
最近の口癖
「疲れたー」
「やべぇ疲れる」
「あー、やべぇなこれ」
「疲れるわ~」
「わかりました。探すのはおとなしくやりましょう。ですがね~。少なすぎません?情報」
「ま、まあそうだが。まあまあ!何とかしてくれるだろう?どん兵衛殿ならできる!頑張れ、頑張れー!」
「抗争が終わった瞬間一気に腑抜けたな。このおっさん。」
「わかった!わかった!そこまで言うならこちらかも多少なり援助をしよう!報酬も追加でうちの隊から出す!それでいいか?」
「そこまでしてくれたら断れませんよ~!」
「じゃあ、よろしく!わしはまだまだ仕事があるのでお先にー!」
と言って八拳さんは、一目散に廊下に出て、走っていった。
その後もなんやかんやあり、帰る頃にはもう日が沈みかけていた。
「長い一日だったなぁ。」
「お疲れ様でした。良かったらご一緒に夕食でもいかがですか?」
「いいですね!この近くに良い店があるんです!いきましょう!」
調所さんと一緒に、前に行った寿司屋で夕食を済ませて今日のところはお開きとなった。
「ただいま。」
「おお!どん兵衛!生きてたか!」
「なんで勝手に殺されているんだ?」
「だって、お前が急に『ちょっと戦まで』なんて言うからだ。みんな心配してたぞ。」
「そうゆうことね。大丈夫、大丈夫。このとうり
五体満足だよ。」
翌日
俺は持てる全てのコネクションを使い、件の『藤花』という女性を探した。
八拳さんからも情報は来るが『まだ江戸にいる』、ぐらいしか役にはたっていない。
「ここなら良い情報が手にはいりそうだ。」
「いらっしゃいませ!あ!どん兵衛さん!お久しぶりですー」
「ひさしぶり」
「お部屋の方どうしましょう?」
「あー待って、待って。今日は利用目的じゃなくて・・・・・」
「なるほど。つまりその『藤花』っていう人を探すためにうちの店の人脈を利用させてほしい、ということですね。」
「もちろん、大丈夫ですよ!」
「ありがとうございます!それじゃあ、この張り紙をこの店の目立ちそうなところに張っておいてください」
「これですね、わかりました・・・・・・ん?」
「どうかしました?」
「この張り紙の似顔絵・・・・・うちの『冬果』
によく似てますね・・・・」
「本当ですか!?」
よーく張り紙の似顔絵を見てみると、確かに彼女が大人っぽい雰囲気をかもし出しているせいか少し違う人に見えがちだが、どことない面影を感じる。
「冬果の履歴書とかありますか!?」
「従業員の雇用などは私ではなく、事務のほうがやっておりますので・・・・」
「じゃあ事務室は!?」
「突き当たりを左に曲がって、まっすぐ行った部屋です。」
俺は事務室に到着し、従業員の履歴書を見ていくと・・・・・
「あった!源氏名『冬果』、本名『藤花』!」
「まさか意外と近くにいたとはな・・・・・!」
最近疲れすぎる!




