第15話 開幕
更新ペースが安定しない。
「あーーッ疲れたー!痛いよー!」剛の海との試合の後、俺の体は満身創痍だった。
「いや~おめでとう、どん兵衛。まさか勝てるとは思ってなかったよ。」「お前、俺が負けると思っていて見てたのかよ。まぁ、仕方ないけどよ。
はっきり言ってあれがなきゃ勝てなかった。」
「あれ実践で意外と使えるんだな。」「お前が知らんのかい!」
「ところで俺の次の対戦相手は誰かな?」「ああ、確認してきてやるよ、それと今思い出したわ、さっきの試合予選決勝だぞ。」「え、え、え、マジで?」俺の返答も聞かずに算助は確認しに行った。
~数分後~
算助はたどたどしい歩き方で帰って来た。
「で、俺の次の相手は誰なんだ?」「そ、それがな、驚かないでくれよ。」「そんなヤバいやつなのか?」「ああ、もう大ヤバいだよ。
お前の次の相手は『雷電』だ。俺は前に見た雷電の試合を思い出すないなや頭が真っ白になった。
「あんな張り手を放つやつだろ、勝てるわけがない!」「どん兵衛、御愁傷様、」「なんで俺はこんなにも強い相手が当たるんだ?」「そういえば第二試合のときの爺さんはな、実は柔道界では名を馳せてる猛者らしいぞ。」「そこからこの呪いみたいなの始まってたのか、」
しかし、俺には鞭攻撃がある。多少なり善戦はできるはず。
~二十分後~
「さあさあ皆様、ついに本戦が始まりまります!この本戦で戦う各くくりの中から選ばれた四人の猛者をご紹介させていただきます。」
「第一くくり 投げ技の申し子!『推投げ』選手!
第二くくり 前回大会優勝者!『雷電』選手!
第三くくり 謎の覆面力士!『闇の夜』選手!
第四くくり 今大会超新星!『兵衛の山』選手!」
「以上の四名による準決勝および決勝を行わらせてもらいます!」
「ここで試合の説明をさせていただきます。」
「今大会は準決勝まではいままでの規則通りですが決勝にて一つ変更点がございます。決勝戦は三本勝負とさせていただきます。」「続きまして、再度組み合わせ発表です。準決勝第一試合、推投げ選手 対 闇の夜選手
準決勝第二試合
雷電選手 対 兵衛の山選手
以上で試合についての説明を終了とさせていただきます。」
ここで選手にお話をいただきましょう!そうですね‥‥それでは闇の夜選手!今大会の意気込みは?」「俺の目標、雷電、倒す。それ以外、雑魚、どうでも、いい。」
「なんだとこの覆面野郎!」「無名のくせして何調子のってんだこの野郎!」会場には観客からの怒号が鳴り響く。「ヤッハハハハ、待ちたまえ諸君ら。このやつの言い分やお主らの野次もどうでもいいことなんだ。全ては決勝で決まる!」
「オオオオオオ!」「さすが雷電!」「カッコいいぞー!」観客から歓声が来る。完全に俺は置いてきぼりだ。「み、皆様、静粛に! ゴホン、それでは、これにて本戦開会式を終了とします。
準決勝第一試合は二分後に始まりとさせていただきます。しばしお待ち下さい。」
さて、いろいろ波乱があったがついに始まった本戦。俺は雷電相手にまともに闘えるだろうか?
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