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〇〇であふれる世界

魔剣殺しの聖剣使い

作者: 雨夜

最上階からだと1階まで下がるのに一苦労しそうだから2階でほんとによかった…窓から指す光を遮る人も居ない廊下から階段を下ると、段々騒がしく音や声が聞こえてくる。城の中はとても綺麗にされていて、メイドや執事達は朝から様々な支度をしながら働いていた。私に気がつくとメイドの一人と目が合う。

メイド「お客様、おはようございます…!」

思わず目をそらしてしまった…声をかけられると、それにどう答えるか暫し考える。メイドさんの笑顔に少し恥ずかしくなってくる

まお「おはようございます!」

メイド「おはようございます。お出かけでしょうか?」

まお「少し外を歩きに…」

メイド「あ、わかりました!良い時間を…!」

まお「ありがとうございます」

その場の執事やメイドは皆頭を下げてから笑顔で話を聞いてくれていたけれど、恥ずかしくなって来て物凄くその場から距離を置きたくなってしまった。そのせいか最後の返事が冷たくなったな…


城の庭を一通り周るつもりで何か面白いものを探す。あまり無い…綺麗にされすぎていて触ってもいいのかどうかさえわからない上に庭には特に遊び場がない。噴水がある広場へ歩くと、そこから繋がるガーデンの方に2つの人影が見えた。話が聞こえる距離まで近づいてみる。どうやらランスロットさんとマーリンさんの話す姿がそこにあった。声が耳に入ってきた。出るタイミングを見計らおうとするが…

マーリン「この話はアーサー陛下にも話してはいけない内容だよー?それでも聖杯を手に入れるために僕の予言聞くのー?」

ランスロット「詳しくお願いします。私には聖杯を手に入れられる力があります。にも関わらず手に入れられないと予言されましても!」

マーリン「まあー、そっかー、君がそのつもりなら話そー。

君はこれから魔剣を持った若者と出会うんだ。その時に魔剣をその者を倒さなければー、君は聖杯を手に入れられず、持っているその聖剣は魔剣となり、さらにはアーサー陛下の聖剣までその若者の仲間に取られてしまうでしょー。」

ランスロット「……魔剣を持った若者を全員探して出して命を取ればいいという事ですか。大した挑戦ではないですね」

マーリン「あははー!面白いねー!いいと思うよー、頑張ってねー!じゃあ城へ戻ろうかー。私はまた用事があるからしばらくお留守するよー!」

ランスロット「……」

マーリンがこちらへと歩いて来た事を確認してから間を置いてしまった。そうだ、今見られたらまずい…ガーデンの低木に隠れているのはいいけど、二人がここから城に入るのなら隠れないと見られてしまう。何かないか……あれしかない……か…仕方がない…


ランスロットさんとマーリンさんの足音と声が聞こえる。早く行ってくれないかな…

マーリン「ぷっwくくっwふっww」

ランスロット「何がそんなに面白いのですか?さすがの私でも怒ります。」

マーリン「いやっwwちょっとこっちの事ーw」

ランスロット「?」

音が小さくなっていく

まお「ぶはぁっ!!死ぬかと思った!」

とっさに隠れたのは噴水の水。息を止めて潜るのはいいけど、潜る前に急いでたせいで上手く空気を吸えなかったのか、限界が思ったよりと早くきた。

うぇ、心地よかった風も今はとても寒く感じる……

〜〜

その後メイドさん達に色々心配されながら苦しい言い訳を言って着替えた。ご飯が用意されているそうだ。ここから一週間の試練が始まる……

まお編はここでひとまず落ち着きます!次回からはあまだ編を少し進めて、りんごとマーリン、うーちゃんの話をします!

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