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目立たず静かに過ごしたい!  作者: 文月灯理
第三章 体育祭の規模じゃない気がする
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人生ハードモード(物理)④

次の障害物は匍匐前進だった。



よくある有刺鉄線の下を通るタイプではなくワイヤーの下を匍匐前進で進むというものだった。流石に有刺鉄線は危ないもんな。



ちなみにズルをして匍匐前進をせずに跨いで行こうとする人がいたが、しようとした瞬間に姿が消えた。



ルール違反をした選手は強制リタイアになる。理事長の異能で学園内を監視しているからバレないということはない。あいつ多分競技場の陣営に飛ばされた。



……一人だけ陣営にいるのは目立つよなあ。想像しただけで汗出てきた。



 俺は絶対にルール違反はしないぞという固い決意を握りしめて黙々と匍匐前進で突破した。



その次の障害物はジャングルジム。めっちゃ通りにくい。全身の筋肉を使うのでかなりきついな。身体が小さい初等部ならまだしも、中等部以上では難易度が上がる。大学部だととんでもないレベルになるんじゃないか?



ただ、少し気になったのはジャングルジムの高さだ。結構な高さがあり、前が詰まっている時だとその上を通る人が多かった。



それの何処に気になったのかと言うと、上を見ると女子生徒がいるということだ。つまり場合によっ

ては体操服がズレてお腹が見える、という事実。場合によってはそれ以上もあるかも?



これは良くない。個人的にはウェルカムだが教育上良くない。



 実際男子生徒が下の方を潜り抜ける割合が多かったし。女子生徒は気づいてないっぽいが……多分バレてるよな。



……まあいいか、理事長に言わなくても。



これはラッキースケベの範疇だし、誰が悪いということでもない。強いて言うなら、このことを見過ごしていた運営に一番の責任があると思う。俺含め見ていた奴らもどうかと思うがね。



と、罪悪感を抱えつつもジャングルジムを突破しゴールした。時間的にはまだ余裕があったが、順位的には二千位台。これぐらいが目立たず貢献できる丁度いい順位だろう。



ちなみに順位と得点の関係だが、トップテンは五十点。百位以内は二十五点。五百位以内は二十点。



千位以内は十五点。二千位以内は十点。三千位以内は五点。それ以下は一点の得点が自らの所属する組に入る。俺は五点分青組に貢献した訳だ。



それで十分。やるからには出来るだけのことはやるつもりだが、目立ちたくないという気持ちの方が何倍も強い。今回はそのバランスを考えたらいい結果なんじゃないかと思う。まだ一日目の午前、結果を憂うには早い。最終結果で一位になればいいのだ。



ゴール地点は異能競技場なので、そのまま陣営に戻れる。二千位台入賞のバッチを貰い、さっさと陣営に戻るのであった。


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