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目立たず静かに過ごしたい!  作者: 文月灯理
第三章 体育祭の規模じゃない気がする
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異能テスト②

第三運動場に集まったのは、何も二年三組の生徒だけではない。他の全クラスの生徒が全員集合している。



「鳴神君」



こちらに駆け寄ってきたのは梅森さん。いつもの三つ編みではなく髪を下ろしている。「おはよう梅森さん」



「おはよう」



挨拶を交わすと、周りから男子生徒の殺意がこもった視線が突き刺さる。「何でお前が」って感じがビシビシ伝わってくる。



まあ、どうでもいいんだけどね。僻み恨みの類は気にしたところで何の意味もないし、相手にするだけ無駄だ。



……手が出るなら話は別だけど。



「鳴神君、調子はどう?」



「まあまあ、ってところかな。そっちは?」



「……うーん、微妙、かな? 私は戦闘向けの異能じゃないし」



 戦闘向けじゃない、か。となると強化系統と動力系統じゃないのか。言霊系統は汎用性高くて使い方次第でどうとでも出来るから、呪力物質化系統か精神干渉系統?



 ……っと、分析はやめよう。今は戦闘中じゃないんだから。



「そっか」



 とは言え梅森さんのような異能者でも成績を上げることはできる。



異能テストは基本的にバトルロイヤルで行われ、残れば残るほど成績が上がっていくが、それとは別に功績点や努力点と言った、様々な加点方式が存在する、らしい。



あくまで噂だが、実際とは違う成績の生徒がいたらしいので、確信に近い部分まで来ていると思う。



まあ、そうじゃないとあまりにも不利だしな。異能者と言っても戦うだけが能じゃない。学園側はそのことを一切口外していないので、確かめる術はないけども。



「鳴神君の異能って、どんな感じなの?」



 梅森さんが尋ねてきた。



「今それ訊く?」



「ダメ?」



そんな小首を傾げて訊かれると……。うん、クルものがあるな。思わず喋りたくなるような気がする。



 でも、教えて正体がバレるのは避けたいな。しかし嘘をつきたくもない。ここは流すぐらいが丁度

いいか。



「俺のはこれ」



 ホルダーから取り出したのは、一枚の呪符。それを梅森さんに見せる。



「鳴神君、《術者》もやってるの?」



 術者とは術式を扱う異能者の名称だ。



 異能者という名称は広義的なもので、実際は細かい分類指定がされている。



例えば俺は《呪具師》と《式神術師》、《討魔師》、《術者》という分類だ。この分類はそのまま職業をあらわすことが多い。逆もまた然り。



「でも鳴神君、ここで見せちゃダメだよ」



その理由は、術者が異能者にとって最もレベルが低いものと認知されているからだ。



 そもそも異能者はどれも先天性ばかり。後天的に誰でも異能を扱える《術式》は世界初の異能である。



つまり、異能とは遥かな昔から異能者の特権だったのだ。



そのため、異能者は選民思想に走りやすく非異能者を下に見ている者が多い。特に、歴史ある家の異能者はそれが色濃い。



そのような常識が蔓延し、非異能者が異能者になることを快く思っていない者が多い。だから、その原因である術式を敵視する異能者がほんとに多い。



要するに、異能者は《術式》と《術者》が嫌い。もの凄い嫌い。ということだ。



 それなのに、仮にも異能者クラスの俺が術式を使うとなれば大問題間違いなし。



 最近になって梅森さんのような選民思想のない異能者もいるのだが、まだまだ少数派。さっきも呪符を見せただけで雰囲気がガラッと変わったしな。



「そうだね、うっかりしてた。ごめんね。気を遣わせちゃって」



呪符をホルダーに入れ直す。



 さて、これで言い訳が立つ。



 この衆人環視の中、呪符を見せたことで俺が術者ということは皆理解しただろう。術式以外にも呪符を使う異能はあるが、術式の呪符には《術式符》と書かれているから、そこは問題ない。



そして、この条件が整ったことで、バトルロイヤルでは俺に攻撃が集中する。正々堂々嫌な奴を思う

存分殴れる機会だ。それを見逃すような奴らではないことは知っている。



それだけでは足りないかもしれないが、学内でも人気の梅森さんと仲が良さそうに話したことで嫉妬をプラスし、梅森さんの前で負けるという屈辱を味わわせることができる。



しかも、異能者の癖に術式を使う奴は、弱い。という常識がある。



これは自分の異能が弱いから後天的異能を使っている、と思われるからだ。実際そうだし。



よし、早々に脱落する理由はバッチリだ。こちとら成績なんで興味がない。依頼遂行のためには悟られず、いざという時に動けるフットワークが必要だ。強いなんて評判が目立ってはそれがやりにくい。



個人的のも仕事的にも、目立たないのは大歓迎だ。



「よし、全員準備はいいか!」



体育教師の米山太一が機材を使って結界を展開する。この結界は神遊祭の結界の型落ち版。それでも安全は確保されているものだから、存分にやられることができる。



「それでは、始め!」



 号令で一斉に生徒たちが戦闘を始める。



 予想通りなら、梅森さんの傍にいると彼女が危険だ。まずは人が少ない所まで移動しよう。



「待て!」



 お、何人か追って来たな。いいぞ、そのまま誘導しよう。



 そうして、人が少ない場所に移動した。追ってきた生徒から見れば逃げてきたように見えるだろう。



計画通り追い込まれた感じの状況は作れた。数は十五人。取り囲まれている。



「はっ、ようやく観念したか」



 偉そうに言ってきた一人の男子生徒。こいつがこのグループのリーダー格かな。呪力の流れから言ってまあまあ強い感じ。高校生にしては、だけど。



 それにしても多い。予想では多くても十人だろうと思ってた。



異能テストはバトルロイヤル形式だが、このテストはこういう作戦も成績に反映されるので問題はない。だから集団で戦うのは卑怯でも何でもない。力を合わせて戦うことの何が悪いってことだ。



でも、多くね? 自信がないのかそれとも力を誇示したいのか。



 けれどそんなことはどうでもいい。さっさと倒してくれれば結界の外で見学タイムを満喫できる。



「どうした、かかってこないのか?」



「……いいぜ。その気ならぶっ潰してやるよ」



 挑発に乗って臨戦態勢に入る生徒達。よしよし、その調子だ。抵抗しないから存分にやってくれ。

目を閉じてその時を待つ。



 しかし、その時が一向に来ない。



 ゆっくりと目を開けると、俺を取り囲んでいた生徒達が倒れていた。そして結界の外に次々と転移していく。



「おいおい、何やってんだよ。少しは抵抗とかしろよ」



「……正彦」



 転移した生徒の代わりに正彦が立っていた。今日休みじゃなかったのか。



「お前あれだけの人数を一瞬で?」



「そうだけど、それがどうした?」



 いやいやそんな簡単な事じゃないだろ。お前本当に高校生か? 対魔部隊に所属してるとかじゃないよな?



 目を閉じていたからどうやったのかは分からんけど、音がしなかったことを考えると瞬殺だな。



「でも何で助けたんだ?」



「ああ言う弱い者いじめみたいなの嫌なんだよ。それと、一人で倒したわけじゃないぞ。柊や瑞穂、霧臣と綾も手伝ってくれたしな」



「見当たらないけど何処行ったんだ?」



「とっくに他の奴らと戦ってるよ」



「へー」



 乱戦しているからどこにいるかは分からないが戦っているんだな。



「というか、いつ来たんだよ」



「さっき。ちょっと法事関係で忙しくてな」



神遊祭観客人質事件のせいか、都内の葬儀場はてんてこ舞いらしいからな。正彦の知り合いも呪いで亡くなったのかな。



「鳴神君!」



 こちらに走ってくる梅森さん。



「だ、大丈夫、だった?」



 息を切らし、肩を上下させている。そういえば運動は苦手と前に言ってたっけ。



「俺は大丈夫」



「心配、したんだから」



「ありがとう。でもまず落ち着こうか。はい深呼吸」



 経緯はともかく、辛そうな姿は見ていられない。それに話もできないしな。



「すー……はー……」



何度か深呼吸を繰り返し、呼吸を整えると赤くなっていた顔色が引いて良くなってきた。



「落ち着いた?」



「う、うん」



「おーい、俺忘れてないか?」



「いや忘れてないぞ。ありがとう正彦、助けてくれて」



「いいってことよ。ああいう弱い者いじめみたいの嫌いなだけだからな」



 実際は俺の方が強いと思うが、それを言っても混乱するので言わない。



「じゃあ俺は行くぜ!」



景気のいい声で戦場に走っていった正彦。その姿はすぐに土煙に消えて見えなくなってしまった。



 それはいいが、早々に退場するという作戦がご破算だ。もう皆敵を見据えて戦っているから、俺なんかはそもそも敵として認識されないだろう。



あえて飛び込んでいくのも考えたが……梅森さんに心配をかけてしまう可能性が大きい。今後の人間関係を考えるとそれは避けたい。顔を合わせる度に変な雰囲気になるのは勘弁してほしいからな。



じゃあどうするか。サブプランだ。



俺は呪符ホルダーから四枚呪符を取り出し砂場の運動場に貼る。



「鳴神君、何をしてるの?」



「ちょっとした結界を張ろうかと」



 間隔は……約二メートル四方でいいかな。



「あの、鳴神君」



「ん? もしかして敵来た?」



 正直言って、ここら辺は運動場の端で乱戦場の中心から離れているから、安全圏だと思ってた。流れ弾ぐらいは気にかけていたけど、直接こっちに来る奴がいたのだろうか。だとしたら結界張ってる場合じゃないな。



「そうじゃなくて、その、良かったら組まないかなって」



「あー、そういうこと」



 確かに非戦闘系の異能を持つ梅森さんが生き残るには、誰かと組んだ方が生存率が上がるな。

「俺で良ければ」



護衛は得意だしな。それの仕事してたこともあるし。



 何より、梅森さんはこのテストで生き残ろうとしている。非戦闘系の異能にも関わらず、だ。



 そんな頑張ってる梅森さんを手助けしない訳にはいかない。



「宜しくね、鳴神君」



「こちらこそよろしく、梅森さん」



 お互い握手を交わす。



「そうと決まれば、こっちに来て」



 握手したまま、軽く誘導するように腕を引っ張る。



「あわわっ」



 何も言わずに引っ張ちゃったから、梅森さんがバランスを崩して倒れそうになったので、包み込むように受け止めた。



 ……程々の大きさの胸が当たってることは内緒ね。



「おっと、ごめんね。痛いところはある?」



 急に引っ張るのは止めた方がいいな。せめて一言ぐらい言おう。



 軽く引っ張ったが、それは男目線。女の子の梅森さんには強すぎたかもしれない。



「う、ううん。何ともないよ」



「それは良かった」



 怪我もないようだ。



「それじゃ行くよ。《隠匿結界》」



 呪符を配置した四方に呪力が循環し、結界が形成されていく。



 《隠匿結界》はその名の通り、姿を隠すための結界だ。視覚、聴覚、嗅覚では見つからず、異能による感知にも引っかからない。結界自体が見えなくなるので、内部は勿論見えない。ただ、触れば分かる。味覚で分かるかは知らん。



「とりあえずこれで安全は確保できたかな」



 強度はまあまああるから、攻撃が来ても一撃は耐えられる。



「あ、あ、あの、鳴神君」



「どうしたの?」



「そそそろそろ、離して、貰っても……良い、ですか……?」



 震えた声で嘆願した梅森さんの表情は上気し、涙をうっすらと浮かべていた。



「ご、ごめん!」



 すぐさま梅森さんを離すと、梅森さんはこちらの表情を窺うようにこちらを見ていた。



 ──やっちまった。梅森さん男が苦手って言ってたもんな。すぐに反応が無かったから忘れてた。



 いや、そんな言い訳じみたことで済ませちゃいけない。経緯はどうあれ、怖い思いをさせたのは間違いないのだから。



「ごめんね梅森さん」



 頭を下げて謝る。これで許してくれるとは思ってないが、今思いつく精一杯はこれしかなかった。土下座も考えたけど、梅森さんの性格からいって変に遠慮しそうだし。



「謝らなくていいよ! 私が悪いんだから!」



「いや俺が予め一言伝えていれば」



「いいの! 私嬉し──」



 ズドオオオオオオオオオッ!



「っ!?」



主戦場からの爆音に反応しすぐさま梅森さんを、身を挺して守る。頭を下げながらできるのは、護衛業が身に染みてるおかげか。



 ……まあ結界もあるし、音だけでこちらに飛来物もないので無駄だったけど。



「あ、ありがとう鳴神君」



「……どういたしまして?」



「「…………」」



 さっきまでの謝罪合戦はどこへやら、静寂が二人の間を結ぶ。



「ええと、作戦というか、何と言うか……。俺らは戦闘系の異能じゃないのでこうやって持久戦で生き残ろうと思うんだけど、どうかな」



 沈黙に耐え切れず作戦計画を喋ったが……どうかな、じゃねえよ! 結界張る前に言えよそういうことはよぉ!



「う、うん。良いと思う……」



 再び沈黙。見つめ合う俺と梅森さん。



「……あなた達、何なの?」



「うわぁ!?」



「ひゃあっ!?」



静寂を嘲笑うかのような鋭い声。俺はこの声に聞き覚えがある。



「涼月……お前何でいるの」



 何故か結界の中に涼月がいた。



「私クラスになるとね、結界をすり抜けるなんて容易いのよ」



 確かに結界をすり抜ける技術は確立している。単に結界を構成する呪力と同じ呪力属性を持ち、それと波長を同調すればいい。特に《術式》は汎用性が高いせいでやりやすいのが弱点だが、これを実

現するには高い呪力制御技術が必要だ。



それを、結界を張った俺に気づかれず行うとは、流石は異能業界でそこそこ名の知れた名家のお嬢様。そこら辺の生徒とはレベルが違う。



「で、何しに来た」



「安全地帯があったら行きたくなるでしょう。こんな状態だし」



「買い被り過ぎだと思うけどな。たがが高校生の術式結界だぞ」



「ふざけないで」



 怒気を含んだ涼月の声。



「こんなレベルの高い術式産結界なんて見たことないわ。並の結界師の数倍上よこれ。貴方何者なの?」



 そんな結界にすり抜けて入るお前は何なんだよ。言わんけど。



「ただの高校生だよ」



「ええそうね」



 はぐらかしても態度は変わらない。この流れだとボロが出そうだな。そうでなくても、僅かな隙間

から指を捻じ込んで無理矢理開きそうだし。



「ていうか、お前戦ってたんじゃなかったのかよ」



「それで話を逸らしたつもり? ……まあいいわ、教えてあげる」



涼月の指さす先には、未だ乱戦中の生徒達。しかし、涼月の意図が分からない。



「あ、涼月さんがいる!」



 驚きの声を上げたのは梅森さん。目を凝らしてみても俺には涼月は見えない。というか、ここにいるんだけど涼月。



「あれは私の幻よ」



「幻?」



 俺の代わりに梅森さんが答えてくれた。



「私の異能でこの場にいる全員に幻覚を見せているの」



ああ、そういうことか。納得がいったぞ。俺に見えないことも含めて。精神干渉系統の幻覚だったんだな。



いやそれよりも、全員に幻覚掛けるって……どうやったらできんのそんなこと。普通じゃないだろ。



「まあ、幻影が代わりに戦ってくれている。と言ったところかしら?」



「それ、テストの意味ないんじゃ……」



「何言ってるの? このテストは異能の使い方を見るテストよ。私が私の異能を使ってる以上、何の問題もないわ」



 梅森さんの言い分も分かるが、涼月の意見の方が正当性あるな。まあ、そんなことはどうでもい

い。話も逸れたし。



俺に幻の涼月が見えないのは、《不可侵》が発動して幻術を無効化したから。涼月の異能は五感に干渉する幻術ではなく、精神や脳に直接干渉するタイプだったようだ。



「それよりも貴方よ」



 うわっ、こっちに矛先向いた。



「貴方は何者か……説明してくれるわよね?」



「説明も何も……俺はただの高校生だ」



「そんな訳ないわ。貴方クラスはどこ? 名前は?」



 ……え?



 今、色々と聞き捨てならないことを言ったよな?



「涼月、あんた……」



「何よ」



「クラスメイトの顔と名前ぐらい見聞きしたことあるだろ?」



「え……嘘」



 口元を両手で覆い半歩後ろに下がる涼月。



「貴方クラスメイトだったの!?」



何か驚いてるんだけど。ていうかこっちが驚きたいんだけど。



それにあの梅森さんが涼月に向かって汚物を見ているような視線を投げかけている。あの温厚な梅森さんがこんな目をするとは。涼月は驚きのあまり気づいていないようだけど。



「そんな馬鹿な事あるわけが……確かに全員確認したはず……」



 今度は小声で独り言を始めた。聞こえてますよー。



 しかし、合点が言ったことが一つある。



 涼月は俺の事を《貴方》と言っていたのは名前を知らなかったからだ。それが分かったところで虚しさは増すだけだが。



 そもそも接触自体が今まで皆無だったし、俺はいつ魔物が出現しても駆けつけられるように学園にいる間は気を張って人との接触を避けていた上術式を使って存在感を極限まで薄めていた。



一概に涼月が悪いとは言えない。むしろ俺のことを認識している梅森さんや正彦、霧臣などが例外だろう。



術式も完璧に創ったわけじゃなく、ある程度穴を作っている。今使っている攪乱術は自身に関心や感情を向けられると効果が薄れる。そうでないと日常生活が困難になるからな。だからさっきまで俺に関心がなかった涼月には俺を認識できなかった。



ビイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!



お、テスト前半戦終了の合図だ。



「終わった終わった。梅森さん、また図書室で」



「うん。またね」



結界を解き、更衣室に戻ろうとする。



「ちょっと待ちなさいよ!」



誰が待つか。



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