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目立たず静かに過ごしたい!  作者: 文月灯理
第四章 教えるのも試すのも楽じゃない
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一次試験は穏便にしたい②

これも短いので続けて投稿します。

「涼しい……」



 入庁して最初に感じたのは文明の機器による恩恵だった。



 とは言え、こんな入り口で涼んでいたら不審者として通報されるかもしれないので、ハンカチで汗をぬぐい受付へ。



「すみません。異能者昇級試験、試験官の鳴神です。控室などはありますか?」



「鳴神様ですね。少々お持ちください」



 受付の女性が何やら操作している間、周囲を見てみる。



 そうすると、一点だけ違和感が見つかる。



 どうにも警備の人の数が多い。前回来た時よりも増えている。



 ……というより、警備員が警察官になっている。微妙に制服が違うな。



 事件の影響で警備体制が強化されているのだろう。警視庁と異能庁は異能犯罪の管轄問題で仲が悪いと聞くけど、今回に限ってはそうでもないようだ。



 何せ日永と無良という社会的にも異能業界的にもトップが関わっている事件だ。二人を操った犯人が今回もちょっかいを掛けてくる可能性は低いながらある。



 犯人の目的も定かではないが、師匠として犯人は絶対に許さん。



 そんな心境もあるので力を入れてくれているのは有難いな。



「お待たせいたしました。控室は十三階第二会議室となります」



「ありがとうございます」



さて、場所も分かったし、さっさと行くか。長居して疑われても面倒だし。


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