表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
目立たず静かに過ごしたい!  作者: 文月灯理
第四章 教えるのも試すのも楽じゃない
102/131

透と初音の甘々デート①

人気のない執務室。



「では、今回の試験官の派遣はどのように致しましょうか」



 電話をしているのは、国民安全生活保障局局長、七瀬泰純。



『そうね……』



「悩んでいるようなら、こちらからご提案させて頂きましょうか?」



『そうですね。そちらの都合もあるでしょうし』



「では『水龍』はいかがですか?」



『それはダメです。加減ができないのは試験官にできません。七瀬局長、分かっててお仰られてますか?』



「ええ、ですので今のは冗談です」



『会議中に冗談はやめてください』



「失敬しました。では加減が出来るということで……『職人』と『人機姫(じんきひめ)』、それと『閻魔』と……『(いしずえ)』はいかがです?」



『──そんなに大盤振る舞いしていいのですか? 特に『職人』と『人機姫』は滅多にでないでしょう?』



『あの二人は多忙なので出しにくいのですが、丁度空いていまして」



『その二人は試験官になるほどの技量はあるんですか?』



「それはそちらで試験して頂けたら」



『……それで『閻魔』と『礎』ですか』



「はい。その二人が本命です」



『──分かりました。それで調整します。お忙しいところ、ありがとうございます』



『いえ。またの依頼をお待ちしています。津田長官』



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ