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飴色に染まる。  作者: 東雲sora
3/4

白色の幼馴染み



龍は昔から顔がいいからかわりとモテていた。


性格が悪いという評判も聞かない。成績もそこそこ。

運動神経はかなりいい。確かバスケ部キャプテンだったかなぁ。



まぁ、やれば何でもできるヤツだから人気が出るのは当然で。

最近では白龍王(ホワイトドラゴン)なんてあだ名もついてる。



でもそれはあくまで客観的に見ての話で、あたしから見ればそんなのには騙されない。



龍は昔からあたしを本気か冗談か分からないレベルに雑な男扱いをしてくるヤツで、

女の子には優しいけどあたしと話すときは思いっきり声が低音になる。




はっきり言って龍は嫌いだ。


幼馴染みというレッテルで縛られ尚且つ親の決めた許嫁で

仕方なく今はこうして一緒に登校したりもしてる。今はね。


いつか絶対、龍なんかよりもいい人といい家庭を築いてやる!




「(なーんて思ってるんだけどね……)」




現実はそう上手くはいかない。


あたしの見た目が男っぽいという点を瞑ったとしても、

それ以前の問題————実はあたし、男の子が全くといっていいほど好きじゃないんだよね。



男って野蛮で下品で汚くて、

プラスアルファとして女の子にちょっかいを出すときた。

もうダメだね。救いようがない。いっぺん地獄に堕ちろ。



多分あたしには男の子に対してそういう意識があったからだと思う。

いつからか女の子を守らなくちゃって思うようになったんだよね。





それが根底である理由かな、あたしが男っぽいところ。







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