赤のパレット
はじめまして 皆様
このお話はピアプロに私が投稿した「赤い剣士」を元に作られた物語です。
作詞した「赤い剣士」はこちらから↓
http://piapro.jp/t/hTa7
では…このへんで失礼させていただきます。
肌寒い風が吹いて私に秋を感じさせた。
(今年の夏は暑かったからなぁ)
月光が薄く私を照りつける。
ロマンチックだと目を瞑りながら思った。
――そんな私がこれからどうなるのか…まだ知らないことだった。
♥麻美 ルーデルファドムの町
静かな静かな夜中に着信音が鳴り響いた。
「件名:你好!
本文:你好麻美 现在哪里?其方怎么样?快乐?日本太好了、最 好!(こんにちは、マーメイ いまどこ?そっちはどう? 楽しい?日本いいね、最高!)」
…呆れた、今はそんな場合じゃないのに…
実は昔の友達、薺が先日 日本にやってきた。
中学3年生になるまでずっと仲が良かったが、薺以外に友人と呼べる 人がいなかった。「日本に来る」という知らせが来たとき、本当に
心の底から嬉しく思った。
薺と2人で日本のアニメに興味を持って「いつかは2人で日本に行こ う」なんて約束もしてたっけな。
(…約束、守れなかったな。でもまた薺に会えるのか…)
「麻美!!!!!!!」
ふと大声がして、振り返った。
私は目を疑った。
そこに私の「朋友」がいた。
★薺 ルーデルファドムの町
思うままにメールを打ってみた。
…読めるよね??
実は日本語の勉強はばっちりだったりする。
…あ。
「麻美!!!!!!!」
夜里だったのに…大声を出してしまった。
驚いた様子で麻美は振り向いた。
麻美に笑いかけて麻美の地方に行こうとした。
「来ないで!!!」
その顔は真剣と決意に満ち溢れていた。
死んでますね、はい。