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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

*光と影の玉座*

作者: 神川龍空
掲載日:2026/01/05

楽しかった家族旅行も終わり、帰路に着いたレン一家。しかし、事故により異世界?に閉じ込められてしまうことに!

レンは元の世界に戻るため、そこでの日常の中、手がかりを探して行く。。


ーーー『いやー、今回はいろいろ見れて楽しかったなぁ!』


『つぎはどこにいこうかねー』


俺は、父と母、家族3人で、車で旅行に来ていたのだ。


その帰りに、峠道を車で走っていた。のだが、、




ーー...ガタンっ!!!!


突然、大きな揺れを感じた。さらに揺れは大きくなり、、


『何!?どうしたの??』


『やばいやばい道外れてる!』


車が道を外れて、山の急斜面を猛スピードで下りている。


『はやくブレーキ!!とりあえず止まって!!』


俺が運転している父に向かって叫んだ、


しかし、父は返答がなかった。


気を失ったかのように動いていない。


助手席に座っていた俺は、隣からハンドルを握り、足を伸ばしてブレーキを踏んだ。


『...?!なんでとまらないの?もっと強く踏んで!』


後部座席からの母の声。


『もう限界!めっちゃ踏んでる、、!!!』


おそらく、ブレーキが壊れてしまったのだろう。。


止まることは諦めて、俺は車が自然に、安全に止まるまで、斜面を下っていった。。





ーーーいったい何分下ったのだろう。あのスピードで降っていたのに、ものすごく長い間だったな、、なんだか山の頂上から谷の下まで来たくらいの、、ありえないくらい下った気がする、、


そこは、あたりが緑の山に囲まれた、谷底のようだった。


『とりあえず、登って帰れそうな道を探さないと』


車はもう、動かなかった。


『スマホは、、ちゃんと繋がってるんだ、。圏外かと思ったけどラッキー、、』


位置情報を見てみると、山岳地帯のど真ん中だった。周りに道もなかった。登録されてないだけ?


自然に包まれたその場所は、静かだった。


『周りを歩いて散策してみないと。』


俺が辺りを歩いていると、なにか、小さな建物があった。


『、、公衆トイレ、?なんか観光地の山にありそうな感じの、、』


すると、その建物から足音と、女の人の声が2つほど、、


『まって、もしかして観光地に落ちてきたんじゃない?じゃあ、この中にいるのは観光客ってことじゃん!よかったー』


トイレらしき建物から出てきたのは、少し小さくて、前髪がながく、目元がかくれてあまりよく見えない女の子が、2人だった。


『あの、すいません!』


女の子たちは、こっちに気づくや否や、2人は話を止め、スタスタと去っていってしまった。


(えー、、?無視かぁ)


一旦人と会うのは諦めて、散策を続けていると、

一本、のぼれそうな道があった。


(ここからなら帰れそうじゃないか?)


父と母を連れてくるため、一旦戻ることにした。


さっきの場所まで来たけど、、車も、人影も無くなってしまっていた。


怖くなってしまった俺は、自分だけでも帰れそうか確かめるために、さっきののぼれそうな道まで戻ってきた。


(ここはそんなに急な坂道でもないし、このまま続いてれば山の上の方まで行けそう、!)


その道の途中には、苔が生えた、鳥居が3つ並んでいた。


俺はその間を抜けて、坂道を登ろうとした。


しかし、1つ目の鳥居を潜った時、視界が突然緑につつまれた。


(!?なんだこれ、、視界が、緑っぽくなった、、この鳥居のせい、?)


手を見ると緑に変色していた。

それが実際に変わっているのか、目がおかしくなったのかはわからない。


周りを見渡すと、いつも通り自然の緑が広がっていた。

しかし、自分の手だけはいつもと違う緑色だった。


慌てて、いまくぐった鳥居をもどる。すると、手の変色はおさまった。


(なんだこの鳥居、、くぐった途端、手の色が変わるし、なんとなく呼吸も浅かったし、、)


俺は、この鳥居がなんなのか、確かめるために色々試してみた。


片手だけ突っ込んでみると、片手だけ変色している。

指先だけ入れると、入れたそこまでの指だけが変色している。

1つ目の鳥居をくぐったあとに、2つ目の鳥居もくぐる。すると、変色はおさまった。


どうやら鳥居は、はいった部分だけが変色し、鳥居をくぐるたびに、変色、戻る、変色、、と、交互に変わるらしい。つまり、3つの鳥居をくぐったすると、変色したまま通過することになる。


試しに、1つ目の鳥居をくぐり、その鳥居の横を通って戻ってみた。

変色は治っていない。

そのまま指をつっこんだり、鳥居の横をスルーしたり色々試していたら、


(あれ?なんか左手の人差し指がきえてる、、!!!)


痛みはない、、血も出ていないし、物理的に切れているわけではなさそうだ。でも、気持ち悪い感覚だ。


急いで戻ったが、変色はおさまったが、指だけは消えたままだった。


なんだこれ、、幻覚じゃないよな??

怖くなり、またさっきの場所まで走って戻る。



走って戻っていた最中、先ほどのトイレらしき建物から、また物音がした。(こんどこそ、、)


出てきたのは、着物を着た女の子だった。


『あの!ここってどこなんですか!』

ーー『あなたですね!さっきあの子達が怖がっていたのは。』


『あの子達、?さっきのトイレから出てきた小さい2人のことか』


『こんなところで何をして、、』


『あの、事故ってここまで来ちゃったみたいで、、元の場所に戻る方法ってありますかね』


『あなた、、もしかして上から落ちてきた?だとしたら、そうとうまずい状況よ』


『まずい、??たしかにさっき、唯一帰れそうな道も諦めたところだけど。』


『!!あの鳥居をくぐったの?!しかもその指、、』


『痛くはないんですけど、、なんか気持ち悪いですよ』


『...とにかく、すぐには帰れないってことは、覚悟しておきなさい。』


『...あ!そうだ俺の親が、さっきから見つからないんだけど、どこにいるか分かったり、!』


『、、これは、もっとまずい状況かも。でもいまできることはないから、、とりあえず、ついてきて。』



連れられて、歩いて行く。



『あなたさっき、上から落ちてきた、って言ってたけど、いったい何をしたら落ちてくるの?』


『...だから事故だって、、、』


『まあ、なにはともあれ命あるだけでよかったけど。』


『...さっき言ってた、まずい状況ってのはなにか聞いてもいい?』


『...そうね、簡単に言えば、今は帰れないってことね』

『ここはもう長い間、結界によって閉ざされているの。外の魔物からここを守るためにね。』


『魔物、、?外ってことは、俺たちが来たところだよな。そんなのいないけど?』


『あなたも名前は聞いたことあるんじゃない?麒麟、響きはいいけど、この場所を脅かしている最低な連中どもよ。緑色で、4足、こっちを見つけたら、迷わず飛びかかってくる。』


『麒麟って言ったら、中国のやつだっけ?』


『ここではただの魔物よ。神でもなんでもない。』


『そういやあなたたちは?名前聞いても?』


『名前なんてものはない。私たちはここで働かされているだけ。少なくとも、あなたみたいなニンゲンではないわ』


『、、そうですか』


『あなたには名前、あるの?』


『レン』


『そう。いいわね』



歩いているうちに、大きな建物にたどり着いた。


『今日からしばらくは、たぶんここにいることになるけど、大丈夫そう、?』


『まあ、帰る手段もないしなー。』


『それでいい。。』


『そういやさっき、鳥居のこと、結界って言ってたけど、全然通れたけど?』


『外の世界の人にはそうなのかもね。でも、無理やり出た愚か者の結果が、外にいるあいつらよ。』

『麒麟は、ニンゲンを食べて、仲間を増やす。鳥居を無理にくぐったって、体がそう長くは持たないから、すぐに食べられてしまう』


『あぶな、死ぬところだったんだ』


『私たちはそもそも、結界なんて触れることもできない。だからこうして、ここにいる』


『ーーーもし出れるなら、出たい?』


『そんなこと考えたこともない。無理なのよ。考えるだけ無駄』


『ここはいいところ?』


『...そこそこ』




『今日はとりあえず、ここで休んで、多分明日からはここで働かないといけなくなる』


『わかった、いろいろとありがとう』


『...怖くないの?』


『怖くない、っていうのは嘘だけど、1人だったらもっと怖かったしね』


『...そう、じゃあ、また明日。』



そのあと俺は、その部屋でよく休んだ。窓の外も暗くなってきたし、そろそろ寝よう、、、






(....!、、めてぇ、ぅ、きゃぁぁぁぁ!!!)

(ぐ、、うぅ、、......う、、もう.... )






朝が来た。ここでの初めての朝が。


上からずっと変な音してたし、うるさかった。。。



とりあえず心機一転して、がんばるかぁ!


『あら、もう起きてたの?じゃあ、仕事にいくから、ついてきて』


『朝ごはんもくってねぇすけど、、』


『お腹が空いているの?』


『いやそうでも』


『でしょう。ここでは空腹なんて概念は存在しないの。お腹が空いて死ぬ、なんてこともない』


『へー、そりゃすごいなぁ、食べなくても生きていけるのかー』


『...まあ、本当にいいものかはそのうちわかるわ』



『仕事の内容は至って簡単で、基本的には家でやるような家事と変わらないわ』


『おぉ、確かに簡単だ。それだけでいいの?』


『それだけ、ね。ここではノルマが課されてる。とにかくそれをこえるように働きなさい。絶対にね』


『もし超えなかった時は、?』


『...それは私たちも知らない。』



『じゃ、好きなようにやってね。この布にノルマが出るから。』


『おぉ!布なのに文字が動いてる、』


『またここにくるから、じゃあね』


『わかった!』



(...よし、今日の作戦は、とりあえずノルマを速攻で終わらせ、この建物を捜索する。。なにか手がかりがあるかもしれないしな。)



俺は洗濯、炊事、資源の採掘、加工や組み立てなど、さまざまなことをやってみた。




よし!だいたい15時!ノルマ達成!!!初日にしては早いだろ!


じゃあ早速探検と行きますか!

ノルマを颯爽と終わらせたレンは、手がかりを掴むために探検をすることを決めた!

しかし、そこでこの場所の真実を知ってしまったレンは、とある作戦を考える。

ーー絶望と恐怖に満ちたこの世界で、レンは生きていけるのか、、

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