文化祭準備2 ふうちゃんの秘密
「美優ちゃーん」
「ふうちゃん!
びっくりした
どうした?」
「疲れた…。
こっちの方は落ち着いてきた…。」
「お疲れ様
私の方も落ち着いてきたよ。
あ!ふうちゃんに聞きたいことあったんだ!」
「聞きたいこと?」
「うん
ふうちゃんが私たちのこと気にしてたって聞いたからさ」
「気にしてた…
あー最初のことだね!
そうだね、なってた」
「それってどいうこと?
てか、ごめんね?
みっちゃんにそいうの聞いてさ…。」
「大丈夫だよ。
自分で言うのもどうかと思うんだけど私、人よりも他人の感情敏感だと思うんだ。」
「どいうこと?」
「心が読める訳じゃないけど、
今私は、こいう気持ちを抱いています。
みたいなのが分かるんだ。
みんなに言わないでね?」
「言わないよ!
つまり感情が分かるんだね!」
「そうだね。
それで、多少当たり前だけど内心抱いてることと表に出してる感情大半みんな違うんだよね。
でも、美優ちゃんたちは違った。
主に美優ちゃんは美川ちゃんたちと一緒にいるときだけじゃなくて他の人みんなに対して嘘をついてないんだ。
裏表なく接してる
だから気になった。
なんか告白してるみたい笑笑」
「確かにテレる…。
裏表がないというよりは嘘がつけないだけなんだよね…。」
「でも、隠そうともしてないでしょ?
それが嬉しく安心できるんだ。
だから私にとっても初めて自分から近づけたいと思ったんだ。
結局1人では無理だったけど。
だからさ無理しないでね?」
「ありがとう。
私は、ふうちゃんみたいに気にかけてくれる人がいるって知ってるから隠せずに自分でいれるんだ。
無理してたら止めてね?」
「よっぽど無理してたら今度は倒れる前に頑張って止めるね!」
今日はふうちゃんと2人でたくさん話せた。
今まで知らなかったことも教えてくれて嬉しかった。