テスト
「嫌だー」
いきなり叫び声が聞こえた。
今、私と未来そして美川のいつもの3人と高校で知り合ったみっちゃん(加藤みずき)、ふうちゃん(加山楓子)の5人でテストに向けての勉強中だ。
そして、さっきの叫び声はふうちゃんだ。
みっちゃんとふうちゃんとは球技大会のとき同じチームで仲良くなった。
教室でみっちゃんたちと話をしてる時にテストの話しになり、未来たちも誘い一緒に勉強することになった。
勉強してる時に知ったが、いつも大人しいと思ってたふうちゃんは実は明るく勉強がとてつもなく苦手だということ。この間のテストで平均30点ぐらいと聞いて驚いた。
逆にみっちゃんはしっかりものだ。
忘れ物などもしなく、みんなの話もよく聞く子だ。
みっちゃんとふうちゃんの方も幼なじみらしく昔からふうちゃんの面倒をみるのがみっちゃんの仕事らしい。
私とふうちゃんが最初勉強ならスーパーなどのフードコートなどでやろうと言い出したらそれをみっちゃんと美川に反対された。
「「絶対に勉強やらないから教室でやるよ」」
となぜか声をそれえて止めた。
でも、今回のテスト頑張りたい。
この間事務室に呼ばれたときに事務の人から学校のお金払わなかったら退学になると言われたからだ。
本来球技大会が終わったとあとに払うものがあったが、払ってなかったからだ。
だから、バイトして自分の学校費などのお金を稼ぐ必要がある。
心配されたくないからみっちゃんたちには言ってない。
そしてこのテストが終わったら1学期の成績も分かる。
だから、実質このテストで私がバイト出来るかがかかってる。