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タイトル

今日はバイトの日

本当はもっと入ってお金を稼ぎたいけど今は文化祭の方を少し優先してる為あんまり入れてない。


バイト終わった後に吉田さんにお話しさせてと言われた。

前に怒られてからあんまり被っていなくて緊張する。


「ごめんね!

待たせたね!」


「いえ、大丈夫です。

今日なんかありました」

今日なんか怒られることあったかと思って少し怖い…。


「あのね、そんなに緊張しないで聞いてほしいんだけど…。」


珍しくなかなか切り出さないから少し泣けてきた。

そんなに言いにくいことやらかしたかな…。


ばっし「純!」


「いったー

ってあっちゃん!?

あ…。」


え?

あっちゃん?

吉田さんを叩いたのはいつもみんなにどこのポジションにつくのか言ってる山本先輩だ。

この間山本さんのお陰で泣きながら家に帰らずにすんだから良く覚えてる。

でも、バイト中は2人とも名字で呼んでるのに…。

本当はあだ名で呼びあう仲なのかな…。



「純が山中さんと話したいって言ったから上がる時間あわせてるんだからバイトやってる時みたいにはっきりしろよ…。

いつも山中さんに言ってることを自分でもしろよ」

「ちょっと裏話を山中さんの前でしないでよ!」

「じゃあ言いな。」


「あ、の…2人ってそんなに仲良いですか?」


「あ?

あー気づいてなかったんだね

俺ら付き合ってるんだよ。

ただ、バイト中は集中するため?というよりはさせるためにも名字で呼んでるだけだよ」


「そうだったんですか!?

お似合いですね!」


「ありがとうな!

ほら、純、言いたいこといいな」


いつもしっかりしてるイメージしかなかったから少し弱ってる吉田さん新鮮。

心開いてる人の前では吉田さんも女の子になるんだ。


「ふー

ごめんね?山中さん

恥ずかしいけどあっちゃん 山本くんと付き合ってる。

この話しは一旦おいとくね。

話したかったのはこの間はぴりぴりしてたとはいえ、あんなに怒ってごめんなさい。」


急に吉田さんから頭を下げられた。

驚いて何も言えない。


「後からあっちゃんからフォローいれたと聞いて反省してる。

私、山中さんに結構期待してる。

言ったことをすぐに行動に移して次入った時もそうしてくれるから。

期待してるからこそ求めちゃう。

だからって怒鳴るのは違ったね…。

ごめんなさい。」


「あ、いえ逆にありがとうございます。

私なんかに期待してくれて嬉しいです。」


「それで、山中さんに話したかったにはタイトルについてなんだ。

このHAYABUSAにはクルー トレーナー マネージャーって一応タイトルがあるんだ。

クルーは山中さんだね

トレーナーが私みたいで人に教えることかな

マネージャーがあっちゃんみたいにポジションをふるう人のこと

それで、山中さんにもトレーナーはどうかな?」


「え!?

私がですか!?」


「すぐになれって言ってないから気になってなってみたいと思ったら教えてね」


「分かりました。」





正直驚いてる。

山本さんと吉田さんが付き合ってるのも

怒られてばっかりだからダメだと思ってたら逆に期待してたということも。

でも、私が吉田さんみたいに出来るのかな…。



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