久しぶりに会う姪っ子を笑わせれるネタを考えてみた。
とりあえずこの文章を開いてくれてありがとう!
内容はあらすじの通り くっだらねぇ内容です。
それでもお読み頂けると、おっさんが
「イヤッホゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!」
と喜びます。誰得。
あと、誤字報告ありがとうございました!
誤字があると気持ちが入っている作品でも気持ちが萎えますからね。 報告感謝です!
やあ! 俺おっさん! たまにメンタルがくたびれて使い物にならなくなる中高年さ!
そんな俺が久しぶりに母親に連絡したら
「今度の正月は帰ってくるんでしょ? 豪華なおせちも人数分注文したし、アンタがいないと妹家族とお母さんとお父さんだけじゃ食べきれないから帰っていらっしゃい」
はい、齢50になっても、勤務先の社長と母親には逆らえません。何か要望を伝えられたときには
「はい。 わかりました。 調整してそのようなスケジュールにします。 ありがとうございます。 そのようにやっておきます。 そのようにやっておきました。」
母親から強い指示があったら
「Yes,Mom]
『返事は、まず【ハイ!】だろ!?』と躾けられてきました。
つまり、拒否権というものは存在しないのだ。
だからというわけじゃないのだけど、今度の正月は実家に帰ることにした。まあ、新幹線で1時間かからないか在来線で3時間お尻が痛い思いをして移動するかの違いだから別に構わないのだけどね。
3年ぶりぐらいに親兄弟と年上の義弟と姪っ子たちに会うことになる。 姪っ子たちはきちんと挨拶できる娘なのできちんと何らかの企画を考えてお年玉をやっていた。
前回はかわいい巾着袋を見つけて、百円玉を30枚入れてやった。
今回はどうしようかと考えた。 彼女らの好みの色は分かっている。その巾着袋に100円玉棒金(5000円)と駄菓子詰め合わせ。 両親には巾着袋に駄菓子詰め合わせと自分が居住している地域の一之宮から健康祈願のお守りを入れたものをプレゼントしてやろうかなと考えている。
さてさて、どこの家庭もそうだと思うんだけど、料理をあらかた食べ終わる頃にグダグダとした時間になると思う。
身内の集まりって、子供がはしゃぐと大人も楽しくなるもんだ。自分は結婚や家庭が向かないと分かっている。だから割り切って生きているけど、姪っ子達の笑顔をみていると、
「この娘達に辛いことがないように、できる範囲自分の手を汚してもで守ってやりてぇなぁ」
なんて思ったりもする。本当にめんこい娘達なんだ。
そんなめんこい娘達がゲラゲラ笑ってくれるネタを提供できたら、メンタルが怪しいこのおっさんでもあと10年は頑張れる。
だから、ネタを考えてみた。いくつか思いついたけど自分からみてもあまり面白くない。
はてさて、姪っ子達に披露するお笑いネタをどうするか。
前回は父親の古希のお祝いに食事代は俺持ちでいいところのステーキを食べに行ったんだ。妹は結構な金額がするプレゼントを贈っていたなあ。
そんな食事会の前菜を食べ終わってメインのステーキを待っている最中に。いつも俺がゴルフに行くと悪戯してくる笑いの神様が下りてきて、ブラックペッパーのネタを授けてくださった。(笑いの神様。これだけ持ち上げたのだから、次のラウンドでは見て見ぬ振りしてくださいよ)
そこで私はおもむろにペッパーミルを手に取って
「これさ、黒コショウじゃん。コショウって黒と白ってあるんだよ」
と、俺が姪っ子達に言うと
「へぇ~? どう違うの}
さすが当時小学生の姪っ子達だ。なぜなに攻撃を放ってきた。知識があやふやだったからどうしようかと一瞬迷っていたら、突然笑いの神様が下りてきてショートコントを授けてきやがった。
私は中学高校で発声方法の訓練をやってみた。どれだけのものかというと、ゴルフのティーショットでとんでもない方向に飛んでいったボールがあると 「ファー!!!!!!!!!!」 と叫ばなければいけないルールがあるのだけど。一緒に回っている元野球部のメンバーからでさえも毎回「声大きすぎ」とか言われる。 解せぬ。
技術営業みたいなこともやっているので営業マンからチンピラ。宴会芸でオカマみたいな声色まで変えることもできる。
そこで一発かましてみた。滑ったら即終了するつもりで。
RPGのラスボス魔王みたいな声色で
「フハハハハ! 我が名はブラックペッパー! ペッパー界ではブラック・ホワイト・レッドなど様々なペッパーがある。 それぞれ利点と特徴はあるが、ペッパー界で頂点を極めるのは我がブラックペッパーだ!」
姪っ子達、大爆笑だ。よし、続けてみよう。
「よいか?ホワイトペッパーは上品だが刺激がイマイチ足りぬ。レッドペッパーはスコヴィル値を競っているようだが辛いだけだ。辛さというものは痛覚だ。痛覚を競って何になるというのだ。 ブラックペッパーである私の信念はこうだ。『スパイスやペッパーというものは、料理をどれだけ引き立てるという点について自分の価値を発揮できるのだ』 最後に言おう、我が名はブラックペッパー! ペッパーの頂点に立つものである!」
私からすると、親兄弟姪っ子達だけの本当に近しい身内だけの食事会だったからやったネタだ。もっと人数が集まるちゃんとした会合でこんなことはしない。
だけど当時小学生だった姪っ子二人には馬鹿ウケだった。文字通り腹を抱えて座敷席で転がっていた。
今度の正月について親から電話が掛かってきて
「今年の正月は帰ってきてよ。買ったものだけどおせちもあるし、皆で顔を合わせたいよ」
なんて言われたから日帰りか一泊で帰ることにした。
コロナの影響もあって、もう3年ぐらい顔を合わせていない姪っ子たちを楽しませるためにどんなネタを企画しようかな。 魔王口調のブラックペッパーで大受けだったか天丼ネタだけど調味料ネタにしようかな。
料理のさしすせそ
さ→砂糖
し→塩
す→酢
せ→せいゆ(醤油)
そ→味噌
なんだかピンとこない。そこで目に入ったのは七味唐辛子。
「七味と一味でネタできるんじゃね?」
なんていうインスピレーションが神様から下りてきた。いつもゴルフでひどい目に遭わせてくれる笑いの神様、今回もはありがとうございます!次のコンペは人数いっぱいいるから他の人をイジってくださいね!たのむから!
オカマ口調で高慢な貴族令嬢風に
「オーッホッホ。わたくしの名は七味唐辛子。七味と言うだけあって一味とは違う存在なのですのよ。
まずはお相手の一味唐辛子というのは唐辛子『だけ』しか入っておりません。つまり、お料理を辛くするだけの存在なのです。
それに引き換え私七味唐辛子は唐辛子だけでも唐辛子の粉末と焼き唐辛子。これで二つ。そこから将軍家光様でもその風味に舌を巻いたものを調合しております。それは山椒、黒ごま、青のり、芥子の実、陳皮というみかんの皮を乾燥させて粉末にしたもの。これまでの材料は単体だけでも香り高いものですの。
これら単体でも香り高いものなのに全部ブレンドされているスパイスをお料理に振りかけてみたらとすればどのようなことになるでしょうか?
味わったものを至福の境地に至らせること間違いなしだと思いませんこと? 是非私をご笑味ください。 提供して頂いた料理を味わった跡の味変で私をお料理に振りかけて頂くとわたくしの風味高さに舌を巻くこと必然ですわ」
さてどうなることやら。
蛇足だけどさしすせそのネタも考えてみようかな。
砂糖
「(昔は貴重品だったので没落貴族風?)私の名は砂糖。現代では庶民に当たり前のように使われたり、スイーツの世界ではビックリするほどに私が消費されておりますわ。
だけど人間共はわたくしがその昔はとんでもない貴重品で王侯貴族しか手に入れられないことをわかっているのかしら? 私の歴史を調べている庶民なんてごく少数で 『スーパーで普通に売っていて当たり前』 ちょっと庶民に親しみすぎましたかしら?」
塩
「(砕けた庶民)俺さあ、塩なんだよ。動物だったらばどんな生き物でも俺を摂取しないと生命を維持できないんだよね。そんな俺が正直なことを言ってみる。
塩田方式。これはいいよ。丁寧に俺のことを抽出してくれる。混合物も入っているから 『うまみがある』といってくれたりする。
岩塩。あまり面白くない。重機で採掘するから雑に扱われているように感じる。
精製塩。オマエはNaClとしての役割を果たしているけど俺の立場からするとイチバンつまらない存在だ。
酢
「砕けた人話し方をする) なんだかさあ、人間がお酒を造る気になっていろいろやって、俺を貯蔵している桶の表面に何かしたら酸っぱくなっちゃった。元々はお酒が腐ったものが俺なんだよ。だけど人間的には 『酸っぱい調味料』 で使い勝手が良かったから定着しちゃった。 あとは、お酒を造る過程から出来上がるから製法が広がりやすかったんだろうね。
せ→せいゆ(旧仮名遣い)→醤油
「(僕、できちゃった。一番若いから少年あるいはショタ)あの、あの、僕の起源って言うのは味噌にへこみを作ったところに溜まったたまり醤油っていう汁なの。だけど人間っていうのは探究心の塊でね 蒸した大豆と炒った小麦を混合して、麹」を造って、。これを食塩水と一緒にタンクに仕込んで「味」を造って、撹拌を重ねながら約6~8ヶ月ねかせると、麹菌や酵母、乳酸菌などが働いて分解・発酵が進み、さらに熟成されてしょう油特有の色・味・香りが生まれる。
ニンゲンってどれだけ変態なの?ボクをどれだけ試行錯誤を繰り返してイジり倒したらこんなものが生まれるのか。ボク、元は白い大豆だったのに……こんなに黒くされちゃった。
そ→味噌
「(大昔からいるから普通の人)まず大豆とモヤシ(麹菌)と塩を用意します。
大豆を蒸したり煮たりしてこやし(麹菌)と塩と一緒に桶に入れて手でこねたり足で踏んづけたりします。
しばらく寝かして熟成したらできあがり。味噌汁にしたり、野菜や卵黄を漬けたり、野菜に私を付けて食べてみたり、おにぎりに私を塗りつけて焼いて召し上がれ。
私とお米さんがいれば、とりあえず生きていけるって昔の人は言っていたよ。
なんだかなぁ。「さしすせそ」に関しては製造工程を紹介するだけになっちゃたなぁ。
ネタを考えてもウマくできなかった。
せっかくここまで読んでくれた皆様に、つまらない文章を読ませてしまって申し訳ない。
だけど、正月にどうにかして高校受験を控えている姪っ子笑わせてあげたかった。
最後まで呼んでくれた全ての人に感謝を。