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アイドルより信長様  作者: aki.miki
1/1

出逢い

長い間、投稿出来ませんでした。

入院してました❗️

すみません。

この作品は、本当に力を入れて書きました。

最後迄、読んで後悔させない作品だと思ってます。ただ長編なので、なかなか投稿が遅くなります。気にして頂ける方は、URLをクリックして

頂けたら、最終回迄、読めます。

URL:https://kakuyomu.jp./works/16817139555929859317


URL

https://kakuyomu.jp./works/16817330652524756458


よろしくお願いします。

そして、フォロー、レビューお願いします。

お待ちしてます。

「きゃ~」


「きゃ~」


かん高い声援。

5人の男達が、姿を現すと、その声援は一段と

盛り上がりを見せる。

そう、この5人は、全世代に人気の国民的アイドルpeaceだった。


「恭介~こっち見て~」


「裕平~」


「蒼一~」


「里志~」


「芳樹~」


5人共が、それぞれに活躍していて、超人気者

だった。

スタッフが用意した車に、乗り込むと恭介が


「俺、ちょっと遊んで来るわ!次の時間迄には、スタジオに入るよ!」


と、言って車から走る様に、街並みに消えて行った。


「又、何時もの恭介の、遊び癖が出たよ」


と、慣れて居るメンバー達。


走る恭介を、追い掛けるファンの人だかり。

そんな時、上谷未来(主人公)は、OL仲間の

光山五月、大森美恵、川田由利とランチに

出ていた。

すると、目の前に凄い集団が


「きゃ~恭介~」


そして未来未来の、前に立った恭介。


「どいて!邪魔!」


「どうして私がどくの?あなたが避ければ?」


「はぁ?」


隣で驚いている五月、美恵、由利。


(peaceの、ボーカリストだ!)


「未来、どいてあげなよ!この人peaceの

ボーカリストだよ!」


「だから?」


「お前、名前は?」


「初対面の人に、お前って失礼ね!人に聞く時は、自分から名乗りなさいよ!」


「俺は桜庭恭介、君は?」


「上谷」


「OLだよな?」


「そうだけど」


「会社はどこ?」


「だから、どうして、あなたに教え無いと

いけないのよ!」


五月達が直ぐに


「直ぐ向こうの、丸山商事です」


「上谷、覚えとくからな!」


恭介は未来を避けて走って行った。


「未来~あんたpeace知らないの?」


「え~知らない」


「嘘だ~あんな人気アイドル知らないの

日本中あんただけだよ!」


「へ~そんなに有名なの?でも私に、どいてって、おかしいんじゃ無い?普通は向こうが

避けるべきでしょう!」


「いや、だから普通の人じゃ無いんだってば!」


「じゃあ、何人?」


「駄目だ!未来には通用しない、日頃が日頃

だからね~」


「え~私、何かした?」


やってる本人は、全然分かって無かった。


「あんたさ、この前課長にコピー10枚って

言われたのに100枚、持って行ったでしょう?」


「あ~あれは押し間違えただけだよ!」


「他にも課長が通路で、すれ違う時に、あんた

資料を沢山持ってたから、そこのけ、そこのけ

上谷が通るって言って、課長を避けさせた

でしょう?」


「だって、資料が多くて前が見えなかったから

だよ!」


「まぁ~未来は自由だよ!」


「本当、本当」


「未来は何時も、テレビ何見てるの?」


「歴史とかクイズ番組かな」


「少し普通のテレビ見たら?」


「えっ!家のテレビ普通だよ!」


「じゃ無くて、普通のテレビ番組、番組

分かる?歌番組とか見たら、今日会った

peaceも、出て来るよ!」


「ふ~ん」!

ランチを済ませて社に戻る4人。

仕事が終わって、帰ろうとする未来達の前に

恭介が現れる。


「ここか!お前俺の事知ってる?」


「知らないし、又、お前って失礼な!」


「わり~嘘だろう?peaceだぞ!peace」


「知らない物は知らない」


「信じられない、ねぇ、君達この子少し変わってる?」


「はぁ~少し」


「やっぱりな!上谷さん今日テレビ見ろよ!

俺達が出るから!」


「だから何で、あなたに命令されないといけないのよ!見る見ないは、私の自由でしょ!」


「君達、頼む!この子をどうにかしてくれ!」


「頑張ってみます!多分、難しいと思います

けど」


恭介はスタジオに、戻って行った。


「おい、みんな聞いてくれよ、peaceを知らない、OLが居るんだけど!」


「マジで?それ逆にうける~」


「どんな子?」


「いや、見た感じ可愛いいんだけど、話をすると、鬼の様だね、peaceを知らないから俺にも

無関心だし!」


「面白いね~その子」


「今日、一応テレビ見る様に言ったんだけど

みんな今日は、ちょっと気合い入れて行こうぜ!」


「そうだな!peaceの名にかけて、頑張りますか?」


「あいよ~」


一方未来は


「未来、あ~言ってるんだから、今日は

ちゃんとテレビ見るんだよ!」


「分かった?」


「電話するよ!」


「あ~分かった!」


そして家に帰る未来。


(何で私が見るテレビを、決められないと

いけないのよ!)


と、言いながらテレビをつけた。


(どれよ、peaceって、みんな同じに見えるけど)


「次はpeaceの、皆さんです」


「こんばんは」


(あ、この人達なんだ、あっ!こいつ会社に

来た奴だ!、どうして、そんなに人気が

有るんだろう?)


未来は自分の事を、お前と言うと怒るが

恭介の事は奴呼ばわりだった。


未来はpeaceの、歌とダンスを見ていた。


(確かに歌も上手いし、ダンスもカッコ良かったよね、でも私は信長様の方が、いいや!)


チャンネルを変える。

翌日


「未来、昨日はちゃんと、テレビ見たでしょうね?」


「うん、見たよ、みんな歌も上手いし、ダンスもカッコ良かったよ」


「でしょう?それから?」


「それから?チャンネルを変えて歴史番組を

見てたよ」


全員がガックリ。

その日、会社に未来へ1本の電話が掛かって来た。


「上谷さん?」


「はい、そうです」


「俺、桜庭恭介」


「どちら様ですか?」


「だから、桜庭恭介」


「だから、どちらの桜庭恭介様ですか?」


「peaceの」


「あ~どう言った、ご用件でしょうか?」


「上谷さん、昨日テレビ見てくれた?」


「はい、言われたので見ました」


「どうだった?俺達?」


「そうですね、確かに歌も上手いし、ダンスも

素敵でした」


「だろう?ファンになった?」


「私がですか?私には信長様の方が、素敵です」


「はぁ?誰?信長って」


「えっ!あなた知らないんですか?あの天下の

大将軍、織田信長様ですよ!」


「あんた、それマジで言ってんの?」


「私は何時も、至って真面目です、では仕事中

なので失礼します」


ガチャッ


(あっ!電話切りやがった!織田信長マジかよ~)


スタジオでのメンバー達。


「なぁ、恭介、あのOLさん見たかな?」


「あ~見たって」


「それで?」


「私には信長様の方が、素敵ですだってさ」


「信長様?」


「あの織田信長!」


「なんだそれ?本当に変わってるよな、その子

見てみたいよな!」


「止めとけ!喋ると地獄に突き落とされた様な

気持ちになるぞ!」


「恭介、へこんでるな?」


「俺達は国民的アイドルだぜ!なんだよ!

あの上谷は!」


「上谷って言うんだ」


「うん」


「peaceの皆さん、収録の時間です、お願い

します」


「了解です」


その頃、ランチをしている未来達。


「未来、昨日見た?」


「言われたから見たよ、でもpeace見て、チャンネルを変えたよ」


「どうして?他にも凄いアーティストが、沢山

居るんだよ!」


「私は信長様を、見てる方が幸せ」


「もはや未来の信長好きは、病気だね!」


「私は健康です!この前の健康診断も異常は

無かったもん!それと信長じゃ有りません!

信長様ですから!」


「ハハハハ」


笑って誤魔化す、五月達。

ランチを済ませて、社に戻る4人。

未来は、頭が良くて、仕事も出来たが感覚が

みんなと、ズレていた。

本人は全く気付いて無かった。

席に戻ると、課長が


「上谷さん、悪いが熱いお茶入れてくれないか?」


「悪いと思うなら、自分でしてください!」


課長を始め、みんながあ然とする。

五月は、慌てて未来の所に行く。


「未来、お茶位は入れないと!」


「どうして?」


(駄目だ、こりゃ!)


五月は思った。


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