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白と黒の子守唄  作者: 雪乃
第1章 これから始まる物語
5/9

白と黒の子守唄(5話)

テストが開けてしばらく5月末。

6月半ばに親睦の旅行が企画されていた。


今日のホームルームはそのグループ分けだった。

男女各3人、計6人のグループわけだった。


小村さん、早乙女さん、須藤さんは

3人で組むようだ。


あれ…あたし、どうしよ…



そもそもこういうイベントは苦手なのに

なおかつ組み合わせの人が居ない…



クラスの中で続々とグループが組まれていく。



すると、早乙女さんが、

「私彼氏とグループ組むからゆき達と組めないのぉ〜!あかねちゃん入ってくれる?」


あ、そうかぁ〜、彼氏か…


良かったなと、心の中ではホッとしてる自分がいた。



さて、問題は男子…

クラスの中で会話した事ある男子と言えば…



白馬と黒川……



いや、この2人には頼めない…



帰り道とかならまだしも、2泊3日

グループ行動ずっと一緒というのは無理がある…


あと1人足りないし…



多分グループ決まってるだろうしなぁ…



3人で頭悩ませているところに、

「あかねちゃ〜ん!グループの男子決まったー?」

と、遠くの方から白馬の声…



いや、決まってないけど…

しかしなぁ〜、、、


「ゆき達のグループ決まってないから

白馬くん達入る?」


ちょ、須藤さん!!


「そっかぁ〜じゃあお邪魔しようかなぁ〜☆」

乗り気の白馬…



悩んでる時間が勿体なかった…



無論黒川も一緒…



すると黒板の方から背の高いチャラそうな

男が1人近づいてきた、いや、ガラ悪そう…

肩まである赤髪、鉄パイプの似合いそうな

森野もりの 剣司けんじとかいう人…



「え?あきらーお前、このメンバーと組むのか?

変わったなぁ〜、1人足りねぇなら俺入ってやるよ」


なんかやな感じ…



「森野、メンバーに文句あるなら無理に入るな、俺は別に組混ざるを得ないから白馬に着いただけだ」


黒川ちょっと怒り気味…


「へぇ〜、森野と組むとか楽しそうじゃん!

パシリよろしくな!」

と言って小村さんは森野くんの背中を軽く叩いた。


「いってぇ〜!誰がテメェのパシリするかよ!

優しく扱えよな!」


へぇ〜、2人って結構仲良いんだ、、

このグループ面白そう!


「小村さん、須藤さん、黒川くん、白馬くん、

森野くん。旅行の間よろしくお願いいたします。」


とあたしは頭を下げた。


何故か5人に大爆笑され、ホームルーム

終了を告げるチャイムが鳴った



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