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序章2

「おう、待ってろ!…ライ、どう見る?」


「兄者、アレは難しいな、ゴクチの騎士団

は敵の前衛すら止められなかったんだろ?

この九龍大陸最強と謳われた騎士団が全滅

だぞ?」


「ああ、しかも奴らはただの前衛じゃ

ない、敵を見つけたらそのまま突進し

て駆逐しに行く今までの戦い方にない、

恐れ知らずの連中だ」


「ただの軽騎兵100人隊の集まり

って訳じゃあねぇな…」


「…兄者、死に時か!」


「ああ!ライ、やるか」


2人は木から飛び降りると兵達の前に

立った。


「おう!死に時だ!この街道で少しで

も時間を稼ぐぞ」


「敵は軽騎兵50に徒歩兵300、それ

に石礫の筒を持っている、しかもあの

ゴクチ騎士団を破った大筒もだ!

我々は軽騎兵と徒歩兵合わせて100!

恐らく我々は勝ち目は無い!…しかし、

ここで少しでも足止めし敵を減らせば、

我々の後ろにいる聖龍騎士団が敵を倒す!

いいか!敵を減らしながら退がって最期

の1人までやるぞ!」


「おおおお!!」


兵達の士気は高く、皆顔は満ち満ちていた。


「"雷"騎士団、最初で最期の晴れ舞台だ!

手筈通り行くぞ!前へ!」


兵達に訓示を述べた後、リキはライを

じっと見つめた。

「ライ、ありがとうな」

「兄者…いや、リキ…」

二人は拳を突き合わせると、それぞれの

馬に跨り前へ進み出した。

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