表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
18禁惑星ちきゅきゅ  作者: yutaka
18/33

第18話 最初のちきゅきゅ留学

小説【18禁惑星ちきゅきゅ】第18話 最初のちきゅきゅ留学


イタオは、ノーテンキ星にある、とある会場を貸し切り、ちきゅきゅへの留学希望者を募る説明会を開いていた。


イタオ「え〜、本日はお越しいただき、誠にありがとうございます。ちきゅきゅ人と我々は、元は同じ民族なので、とても多くの共通点があります。そして、我々とは違う分野が大きく発展している惑星でもあります。古代に袂を分かつことになり、別々の道を歩んできたことが、2つの個性ある文明の誕生へと繋がったのです。互いのプラス面を学び合うことで、相互に益があると考えております。特に芸術や、音楽、映画やゲーム、漫画、小説その他の仮想世界の分野は、我々の遥か先を行っております。


…中略…


そして交流しているうちに、いつか元の1つに統合する日が来ればいいなと、思って活動をしております。」


参加者A「しかし、あそこは野蛮な星だと聞いているが、危険は無いのか?」


イタオ「確かに、ちきゅきゅには危険もありますが、それ以上の魅力がたくさんあります」


参加者B「あそこには、子供は行ってはいけないことになっているではないか!」


イタオ「もう、そんなことを言っている時代ではありません。そろそろ旧弊なルールは破棄をして、より新しく、より前向きで、より開放的な時代へとシフトさせたいと思っております」


…………………


ズラ子「( *´ノд`)ヒソヒソ やっぱり… 大人たちの反応は否定的ね…」


イマイチ「うん…」


だが子供たちは、そうではなかった。


子供たち「ボク… 行ってみようかな…」


「私も行ってみたいわ!」


「俺も興味ある!」


イタオ「(o^-^)o ウンウン♪ ゲームとか漫画とか面白いものが、たくさんあるよ!」


ズラ子「今、ちきゅきゅでは自分だけの世界を自由に作れる箱庭ゲームが人気なのよ〜♪」


子供たち「わぁ〜 それ楽しそう♪」


「自分だけの世界を作ってみたい〜♪」


大人たち「とにかく、ダメなものはダメだ!」


「そうだ、そうだ! あんな不良惑星に行ったら、子供たちが不良になるに決まっている!」


イタオ「どんなことも経験するまでは分かりません。そして子供にとっては全てが勉強です。広い世界を知ることで、狭い世界にいたことに気付くのです。他の世界を知ることで、人間的に大きく成長出来るのです。 …と、死んだ父がよく言っておりました… (๑o̴̶̷̥᷅﹏o̴̶̷̥᷅๑)クスン…」


大人たち「……………」


イタオの父「死んでねーよ!(笑) 勝手に殺すな! バカ!(笑)」


イタオ「あれ? 父ちゃん来てたの? ハハ…^^; 」


ーーーーーーーーーー


ズラ子「キャハハ…(笑) だいたいね〜 アンタのようなストレート過ぎる男に、芝居がかったことなんて無理なのよ ((´∀`*))ヶラヶラ」


イタオ「うぅ…」


ズラ子「ネルマラ渓谷の冒険の時だって、全部子供たちにバレてたでしょ!(笑)」


イタオ「あれは、お前の老婆の演技が下手だったからだ!」


ズラ子「私のせいにしないでよね!」


…………………


責任のなすり合いをしているおバカな2人を乗せた宇宙船は、今日もちきゅきゅへと向かって飛び立っていった。


ーーーーーーーーーー


みんな「ところでイタオ〜。交換留学の件は、どうなったの? まだそちらの星の人たちは、誰も来ていないみたいけど…」


イタオ「それが… ノーテンキ星の大人たちは、みんなちきゅきゅに強い偏見を持っているんだよ… 旧い思い込みに囚われていて、オレたちの話しを信じようともしない…」


みんな「そうなのか…」


ズラ子「中には、ちきゅきゅは怪獣が住む星だと思っている人まで、いたわ…」


みんな「怪獣って…(笑) それはあんまりだと思う」


イタオ「うん… やっぱり自分自身で、体験をして判断しない人は、噂や妄想で決め付けてしまうんだよね」


みんな「それは言えてる(笑)」


イタオ「だから、まず最初の留学生は、オレとズラ子にしようと思う。オレたちにちきゅきゅの文化を教えてほしい」


みんな「いいわよ! それなら時期的に紅葉狩りなんかどうかしら?」


イタオ「うん! みんなに任せるよ!」


ーーーーーーーーーー


紅葉狩り当日…


ワイワイ… キャピキャピ…


集合場所には、すでにみんな集まっていたが、そこにはイタオの姿は無かった。


みんな「ズラ子〜 イタオは来ないの?」


ズラ子「今日は遅れるから先に行っててと電話があったから、私1人で来たのよ」


みんな「何かあったの?」


ズラ子「父ちゃんに捕まってしまって、長ーーーいお説教をされていると言っていたわ(笑)」


みんな「また、何かイタズラでもしたのかしらね。フフフ…(笑)」


ズラ子「うん! きっとそうね(笑) この前も、ナンタラカンタラで…」


みんな「そうなの? アハハ…(笑)」


ズラ子「それでイタオはね、ナンタラカンタラして…」


みんな「キャハハ… ꉂꉂ(ᵔᗜᵔ*)」


ズラ子は、イタオの今までのイタズラを全部みんなに暴露していた。


ズラ子「父ちゃんのパンツにメンソレータムを塗って… ウォシュレットを改造して… 瞬間接着剤で、父ちゃんの…をしたの(笑)」


みんな「_/\○ノ″ギャハハハハ」


…………………


その頃、イタオは父の説教がやっと終わったところだった。


イタオ「(〃´o`)=3 フゥ やっと父ちゃんから解放された… 急いでみんなのところに行かなくちゃ!」


…………………


集合場所


イタオ「お! みんなもう集まっているな! よし… 不可視化してコッソリ近付いて驚かせてやろう。(♡´艸`)ニヒヒ♡*」


イタオは、そろりそろりとみんなのいる場所へと近付いて行った。


…………………


みんな「イタオは、本当イタズラばかりしてるのね〜 アハハ…(笑)」


ズラ子「うん。でもね、ドジだから失敗も多いのよ」


みんな「ふむふむ…」


ズラ子「この前なんて、父ちゃんを落とすために掘っておいた落とし穴のことを、スッカリ忘れていて自分が落ちてしまって、父ちゃんに助けを求めていたわ。 ( ^∀^)ゲラゲラ(笑)」


みんな「キャハハ…(笑) なにそれ〜 カッコ悪い〜 イタオってちょっと抜けたところがあるのね〜((´∀`*))ヶラヶラ


イタオ「(;゜д゜)…」


みんな「イタオって、実は結構おバカだったりして…(笑)」


イタオ「(;゜д゜)…」


みんな「(๑ˊ͈ ꇴ ˋ͈)ウンウン それは言えてる! キャハハ…(笑)」


「いつも、ズボンのチャックが半開きだしね(笑)」


「寝グセも、いつもそのままだしね(笑)」


「ズボンのお尻が、破けていることもあったわ(笑)」


「ꉂꉂ(థꈊథ)੭ु⁾⁾ ギャハハハハ!」


イタオ「…|д´*)ガルルルルル…」


ーーーーーーーーーー


イタオは驚かせるのは諦めて、普通に登場することに決めた。


イタオ「やあ! 遅くなってゴメン!」


みんな「イタオ〜 間に合ってよかったわ!」


イタオ「ずいぶんと盛り上がっていたみたいだけど…」


ズラ子「そうなのよ〜 みんなで国際情勢について語り合っていたの」


イタオ 「嘘つけ!(笑) ボソッ」


………………


2人は、みんなに連れられて赤い葉っぱを見て、ダンゴを食って、夜はお月見をして、最初の留学体験を終えた…


ーーーーーーーーーー


みんな「あれ? 後半は、やたら大急ぎでまとめてね?」


ズラ子「噂では、この作者は紅葉狩りにほとんど行ったことがなくて、シナリオが書けなかったらしいわ」


作者「うむ… サッパリ分からん(笑)」




つづく…


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ