表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
詩集『最後の時』  作者: 風並将吾
6/7

勇敢なる伝達者・責務遂行番人

-勇敢なる伝達者-


突然舞い込んできたニュース

読み手である私は驚きを隠せない

身体中から汗が噴き出る

今すぐここから逃げ出したい


こんなもの読んでいる場合じゃないの

早くここから逃げなくちゃ

きちんとお話してないから

最期にあの人に会いたい


だけどみんなに知らせなきゃ

あの人にも伝えなきゃ

今私に求められるのは

この事実をみんなに伝えること


だから私は逃げ出さない

このニュースを読み終えるまで

何としてでもやり遂げてみせる!


臨時ニュースをお知らせします




-責務遂行番人-


皆が慌てている

もう終わりだと喚きながら

暴動を起こしている


皆が騒いでいる

辺り一面に血を撒き散らしながら

喧嘩をしている


皆が泣き叫んでいる

もうやめてと訴えながら

必死に抵抗している


俺に出来ることは

この騒ぎを収めること

世界が終わるからと言って

抑える者がいなくなってはならない


最期の時まで

俺は責務を果たそう


それが警官である俺の仕事だ


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ