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詩集『最後の時』  作者: 風並将吾
2/7

現実逃避少年

いつもと変わらない日常

朝起きたらご飯を食べて

歯を磨いて服を着替え

学校へ行く支度をする


いつもと変わらない通学路

何気ない会話をして

教室では授業を聞いて

半日を終える


何気ない日々の中で飛び交う

世界終了のお知らせ

こんなの噂に過ぎない

どうせいつもの都市伝説


本気で信じるわけがない

だってただの迷信だ

根拠があるわけでもない

ならば信じる必要がない


みんな何を怯えているの?

そんなの起こる筈がないのに


みんな何を恐れているの?

そんなに怒ることないのに


大体どうやって終わるのだろうか

僕はその方法を知らない

みんなだって知らないのに

どうして怖がっているの


何でもいいや

僕はいつものように

変わらない日常を過ごすだけだから


それが事実だと知ったのは

すべてが終わった時だった

僕は何もすることが出来なかった

出来る筈もなかった



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