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ハイドアウト  作者: つくね。
お気に入りの
2/2

ハイドアウト


「…なことがあって。もう私、何のために生きているのか分からないんです…」



そんなの誰だって分からないに決まってるじゃん。

馬鹿じゃねーの?

そんなこと考えてる暇があるなら働け。



「今まで頑張ってきたね。

ゆっくりでもいいから、話してほしい。

少しでも君の力になりたいから。」




思ってもないようなことを平気で話す自分に吐き気がする。




「先生…!…本当ありがとう…」



目の前に座っている女性が涙を流して感謝している。

俺は上辺の言葉しか吐いてないのに。

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