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獣は野に眠る  作者: 白湯
11/13

炎上 -三浦

二行以上の会話文は、

名前の下に「」を設けて書き込むことにしました。

文頭の空白が省かれる仕様ほんとひで


例:

野○村

「少子化問題高齢エッヘッヘ アッハッハァン…!

高齢者問題は我が県のりn アッハッハァン、

我が県のみならァーー!

我が県のみならずぅ!」

木村が、兵舎に着いたころ、


役座宗統のいる天守を目指す鈴八十兵衛、


それを援護する三浦馳摂は


天守への階段を駆け上がっていた。


「ん?おい! な、なんだ?!」


城内を駆ける けたたましい足音に、

城内見回り役の兵も気づき始めた、


「であえであえぇ!不届き者がおるぞ!」


十兵衛「さすがに気づかれましたね…。」


三浦

「元より忍ぶのは城に入るまでだったゾ。

全員蹴散らせば問題ないゾ。」


十兵衛

「さすが文武両道の三浦さん。

大胆なところもあるんすねぇ…。」


三浦「おっと…!」



十兵衛と三浦は、

階段を上り終えたところで立ち止まった。


そこへは、二人を取り囲むように

見回り兵が待ち受けていたのである。


三浦

「城は4階建て、2階でこんな

足止めを食っている場合じゃないゾ。」


十兵衛「えぇ…、でも、どうしますかね。」


階下からも兵が迫っている。


三浦

「十兵衛、ここは俺に任せて、

先に天守へ向かえ。」


十兵衛

「三浦さん…!

いくら三浦さんでもこれだけの数は…。」


三浦

「案ずるな。きっと木村はこれよりも

多くの兵を相手取っている筈だゾ。

後輩のためにも、

俺が人肌脱がんとなぁ?」


十兵衛「三浦さん…、でも!」


三浦

「十兵衛、お前が

俺らの悲願を果たすんだ。

先に行って、

俺らの想いを紡いでくれ。」


十兵衛

「…わかりました。悲願達成まで

死なないでくださいよ…?」


三浦「当たり前だよなぁ?」


十兵衛「おっす、お願いします!」


十兵衛は弩にでも弾かれたかのように、

見回り兵の集団に向かって走り出す、


兵どもは予想外の行動に怯みつつも、

それを迎え撃とうと体制を組む、


三浦「今だ!十兵衛!」


そのとき、三浦が己の刀を、

十兵衛の行く先に向かって投擲す。


刀は十兵衛を追い越し、見事に

十兵衛の目前の兵に突き刺さり、

兵は転倒す。


その一瞬の隙間を縫うように、

十兵衛は駆け抜ける。


悲願達成のため、

頭と体が一体化したように。

上半身と下半身が

脳からの指令を淡々と受け取り。


兵をかわしながら

十兵衛は振り向くこともせず、

3階への階段に向かい、駆け抜ける。



三浦「…よし、行ったか。」


「お、おのれ…!」


十兵衛の駆け抜ける様を見、

しばし唖然としていた兵どもが

我に返り、三浦に向かい刀を突き出す。


三浦はその兵の腕を掴み、

向かいの兵の腹に突き刺ささせる。


「なぁっ…!?」


両者驚愕す、


三浦の守る寺、白心寺には

代々武芸を嗜んだ住職が就くことが

多かった。


本来刀を持てない住職が護身術として

編み出した徒手空拳(としゅくうけん)


その名も、白心空手(はくしんからて)である。


護身術としながらも、元武芸者が

編み出しただけあり、実践向きの

攻撃力のある拳法である。



空かさず次の兵が三浦に斬りかかる、

三浦は振られた刀の刀身の、

絶妙な位置を平手で叩く、

すると刀はぽっきりと折れ、

切っ先が向かいの兵に突き刺さった。


さらに切り下ろしてきた兵の懐に

素早く潜り、腕を十字にして、

相手の腕を受けとめ、

相手の胸を押しのける。


体勢を崩した相手は、後続の二、三人を

巻き込み、転倒。


その隙に三浦は走り、

先ほど投擲した己の刀を取り戻す。



三浦

「さて、各々方、

ここからが本番だゾ?」



ここから三浦の激闘が始まる。


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