gameスタート
とりあえず、何もせずに殺される事だけは絶対に避けたい。
だから、僕たちは戦う事を選んだ。
まぁ、そんな勢いで指示に(モニターの所に置いてあった紙を持ってきた)従っていくと、いきなり視界が開けた。
明るい。というか、日が出ている。
「………外……?」
「いや、違げぇな、壁がある。」
紀葉に言われて気づいたが、確かに遠くにドーム状に壁がある。
そうなれば、太陽も人工光だ。
まぁ、そうはいっても気分は上がる。
だけど、いつまでもこんな所にいてもどうにもならないので、その町(建物がなぜか沢山ある、なぜだろう?)をさらに指示どうりに進んで行くと家があった。
「なんだァ?ここで暮らせって言うのかよ?」
「………拠点なんじゃ…?」
「そうなのならまず中を調べた方がいいんじゃないか?」
「………確かに」
「それに役に立つものがあるかもしれないしな」
「とりぁえず探すぞ」
そんな感じで探索して、といっても大した時間じゃないが、得られたものは大きかった。
とりあえず、一階にキッチンや風呂などがあった、勿論、食料も大量にあった。
二階には、寝室があった。
「とりぁえずここを拠点にするか」
「ああ」
「………料理……」
「ん?」
「……二人は…料理できるの?」
「「無理」」
「「「………………」」」
「ってかモニターがついてるぜ?」
案外今度のは僕たちにとって重大な情報だった
『全プレイヤー、ベース入りを確認しました。それではこれより、“嘘つきgame”ルール説明をいたします。
まず、他チームのベース内に侵入する、gameを放棄する、他チームと手を組む事を反則とします。
そして、人を一人殺す度、チーム全員に賞金1億、または新たな武器が与えられます。賞金を得るか武器を得るかは各自の意思で選択して下さい。
なお、不定期でミッションが出されます、そして見事クリア出来た方には報酬が与えられます。』
『それでは、“嘘つきgame”開始します』
そういや紀葉っておしとやかなキャラでしたOTZ
まぁ、最初はネコ被ってたってことで><